内容

幕末維新の激動の時代を駆け抜けた浮世絵の鬼才、月岡芳年（つきおかよしとし）（天保10年（1839）～明治25年（1892））。血みどろな場面を生々しく描いた「無惨絵」によってあまりにも有名なこの絵師は、実際には「無惨」だけでは語りつくせない幅広いフィールドで活躍をした明治前期最大の人気浮世絵師でした。

本展では世界屈指の芳年コレクションである西井正氣（にしいまさき）氏の所蔵品から、芳年の多彩な全貌をご紹介します。これまで高知県立美術館では芳年と同時代に活躍した絵師として、土佐の絵金、河田小龍のほか、江戸・東京で活躍した河鍋暁斎をご紹介してきました。これら絵師たちと気脈を通じながら、その鋭い構成力で時代を体現した芳年作品の魅力をお楽しみください。

特別割引情報

高知県立文学館「江戸川乱歩の華麗なる本棚　文豪ストレイドッグス×高知県立文学館」展の半券をお持ちの方は「芳年」展を一般当日880円でご覧いただけます。（半券1枚につき1回限り有効）

関連企画

〇記念ギャラリートーク

50年以上にわたり芳年作品を集め続けてきた本展コレクター西井正氣氏より、出品作品の魅力やコレクションにまつわるエピソードなどをお話しいただきます。

講師：西井正氣氏（本展コレクター／日本画家）

日時：10月28日（日）　11:00～12:00

集合場所：2階第2展示室入口　※要観覧券

〇開館記念日

11月3日（土・祝）、4日（日）の2日間限定、美術館のすべての展示室を無料開放します。この日だけのスペシャルなイベントや出店が盛りだくさん！3日10:30～11:15には、本展展示室にて担当学芸員によるギャラリートークも行います。

〇サタデーレクチャー「芳年不肖の弟子―山崎年信の人と作品」

高知で活躍した芳年の弟子に、坂本龍馬を主人公とする新聞小説「汗血千里の駒」の挿絵で知られる山崎年信がいます。その人と作品について資料をまじえてご紹介します。

講師：中村茂生氏（高知大学非常勤講師）

日時：11月10日（土）14:00～15:00

場所：1階　講義室

定員：先着50名　※聴講無料

〇〈期間限定〉重ねて楽しい！浮世絵スタンプラリー

消しゴム版画のスタンプラリーで多色刷り版画を体験できます。どんな絵柄に仕上がるかは体験してのお楽しみ。スタンプを押したカードはクリスマスカードや年賀状にも使えます。

制作：尾﨑浅子 氏（消しゴム版画家）

日時：12月1日（土）～1月3日（木）9:00～17:00

場所：高知県立美術館内

参加方法：当館1階 総合案内にてご案内します。要観覧券。

〇担当学芸員のギャラリートーク

日時：11月3日（土・祝）10:30～11:15

11月18日（日）、12月2日（日）、9日（日）、16日（日）、23日（日）14:00～

集合場所：2階 第2展示室入り口

※12月2日は手話通訳付き、12月9日は英語通訳付き

※要観覧券

ティーチャーズデー

高知県内の教職員の方を無料で展覧会にご招待します。担当学芸員のギャラリートークにご参加いただいたあと、学校利用についてのカウンセリングを行います。図工や美術以外の先生でもお申込みいただけます。

日時：11月18日（日）14:00～

申込方法：前日までに電話（088-866-8000）にてお申し込みください。

無料託児サービス

ACSA（アクサ）認定ベビーシッター資格もしくは保育士・各種教諭免許を持つベビーシッターによる託児サービスです。ご観覧中、安心してお子様をお預けいただけます。

日時：11月7日（水）～11日（日）（全5日）

　　　各日2回（10:00～12:00／13:30～15:30）

定員：各回10名（入替制）

料金：無料（要観覧券）

場所：1階 講義室

申込方法：電話で仮予約の上、申込書を10月31日（水）までにお送りください。

シッター提供／ＮＰＯ法人ムッターシューレ