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石元泰博・コレクション展 東京―山手線界隈
2017年08月08日[火] - 2017年11月26日[日]
*10月2日(月)は展示替えのため閉室
前期 8月8日(火)~10月1日(日)
後期 10月3日(火)~11月26日(日)
会場:2階 石元泰博展示室
観覧料:一般360円(280円) 大学生250円(200円)、 高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金 *年間観覧券ご持参の方は無料 *身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳及び被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)、高知県及び高知市長寿手帳所持者は無料 *「シャガール・コレクション展」「コレクション・テーマ展」も併せてご覧いただけます。
内容
1953年にシカゴから帰国以来、東京を拠点に活動してきた石元は、常に自らが暮らす街から社会の姿を撮影してきました。1980年代、バブル景気に向かい激しく変貌するメガシティ“東京”を記録するため、石元は山手線の29駅周辺に的を絞り込み、高解像度で再現性の高い8×10インチという大判フィルムを選びました。
建設が進む新東京都庁、真新しい巨大ビルと傍の小さな木造建築との対比、上野公園の西郷隆盛像の前ではやりのヘアースタイルでポーズする女子高生など、80年代の世相や空気感も写し撮りました。これらはシリーズ≪山の手線・29≫として『アサヒカメラ 増刊』「特集“都市を視る”」(1983年)誌上で発表され、その後も、石元は引き続き撮影を続けました。
この約10年に及ぶ一連のシリーズは、戦後復興期から長らく東京を見つめてきた石元の、映像による骨太な都市論となりました。
《東京 山の手線・29》1981-87年
©高知県, 石元泰博フォトセンター
《東京 山の手線・29》1981-87年
©高知県, 石元泰博フォトセンター