PERFORMING ARTS 舞台芸術
終了しました
ジャコ・ヴァン・ドルマル監督&
ミシェル・アンヌ・ドゥ・メイ(ベルギー)
キス&クライ - KISS&CRY
高知パフォーミング・アーツ・フェスティバル2017
2017年09月16日[土] - 2017年09月17日[日]
日時:
2017年9月16日(土)開演19:00 *アフタートーク付
9月17日(日)開演19:00 台風接近のため公演中止
〇9月17日公演中止のお知らせ、チケットの払い戻しについて
台風18号の接近の為、中止させていただきます。公演を楽しみにされていた皆様には、誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解頂けますよう、心よりお願い申し上げます。
なお、ご購入済のチケットの払い戻しについては、ローソンチケットで購入の方はお買い求めいただいた店舗で対応いたします。ミュージアムショップ、高新プレイガイドで購入された方は、美術館・企画事業課(088-866-8000 9時~17時)までご連絡をお願いいたします。
会場:高知県立美術館ホール
料金(税込):
指定席3,000円(当日3,500円)
自由席2,000円(一律)
○未就学児入場不可。
○自由席は一部見切れがあります。
○開演後のご入場の制限または自席に着けない場合がございますので、時間に余裕をもってご来場ください。
主催:高知県立美術館
後援:ベルギー王国大使館、NHK高知放送局、高知新聞社、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、エフエム高知、KSSさんさんテレビ、KCB高知ケーブルテレビ、高知シティFM放送
協力:ガンパウダー有限会社、株式会社アクティブシネクラブ、学校法人龍馬学園 国際デザイン・ビューティカレッジ、坪田義史監督
支援:平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
前売券販売所:
○美術館ミュージアムショップ TEL 088-866-7653(直通)
○高新プレイガイド TEL 088-825-4335(平日9:30~17:30、土曜9:30~12:30)
○ローソンチケット【Lコード62106】TEL 0570-084-006 http://l-tike.com/
※ローソンチケットのみ県外店舗でも販売
※割引料金・指定席のみ《前売2,100円・当日2,450円》身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)は3割引。(ローソンチケットは割引対象外)
【特集】No.99 KENBILETTERにて『KENBI REPORT #22 「キス&クライ」奇跡の一夜 目撃談』を特集しました。当館ウェブサイトの刊行物/PUBLICATIONSにて、デジタル版をご覧いただけます。
作品概要
「舞台」と「映画」がリアルタイムに誕生する魅惑の舞台作品が、ついに日本上陸!
指先のダンスが追憶の恋をたぐる、90分の奇跡。
2016年に日本で公開され瞬く間に大ヒットを飾った『神様メール』や『トト・ザ・ヒーロー』『八日目』『ミスター・ノーバディ』で異彩を放つベルギー映画界の鬼才ジャコ・ヴァン・ドルマル監督。ベルギーのダンス界を牽引するローザスの旗揚げメンバーとして活躍し自身の振付作品でも好評の振付家ミシェル・アンヌ・ドゥ・メイ。ふたりの異才と気鋭のアーティストたちによる斬新なプロジェクトは、2011年の初演から「舞台」と「映画」を同時に生み出す型破りな手法と完成度で、世界中の映画と舞台芸術ファンを魅了しました。
ミシェル・アンヌ「指先でダンスが踊れないかしら?」
ドルマル監督「台所のテーブルの上で長篇映画を撮れないかな?」
ミシェル・アンヌ & ドルマル監督「観客に全てを見せよう!」
『神様メール』の脚本も手掛けた戯曲家トマ・グンズィグの綴る台詞は、心地よい音楽のようなナレーションへと昇華され、「舞台」だから可能な、現実も妄想も、重力も縮尺も自由に横断する夢幻のような物語をドルマル監督と作り上げていきました。
細部までこだわったミニチュアの駅舎や列車。映画の撮影現場さながらのカメラ機材や撮影クルー達で一面を覆ったステージ。舞台を見下ろす巨大スクリーンを背後に、主演をつとめる“記憶”たちがパフォーマーの“手”に姿を変えて、開演の合図を待ち構えている。そして客席に座るあなたは、「舞台」と「映画」がまさに“今、ここ”に生まれる瞬間を目撃するのです。
スクリーンに映るのは、ある女性の、断片となった恋の記憶の面影たち。
列車を待つ間に過ぎった、曖昧で生涯忘れることのない初恋のかたち。
ある夜出かけたサーカス小屋、猛スピードで過ぎ去る車窓。
淡くほろ苦い出会いと別れ。
フィギュアスケートの審査結果に一喜一憂するスペース「キス&クライ」のように
鼓動は高鳴り、指先は人生の機微を物語っていく。
全篇90分にも及ぶ長篇映画を創り出せるのは、計算し尽くされた緻密な動きの構成と、ドルマル監督率いる最高の映画スタッフの布陣の賜物。ミシェル・アンヌが考案した手の踊り“ナノ・ダンス”は、見えない主人公の視線や気配を感じさせ、優しく語りかけるナレーションが相まって、直感的な解釈を際立たせてくれます。メディアに“記録”して再生可能にする「映画」に対し、限られた時間に劇場へ足を運ぶ観客の“記憶”にのみ共有される「舞台」。相反した手法が見事に融合した珠玉のスペクタクルは、観劇する者のみに贈られる至上の時間となるでしょう。
今回の日本公演初演に合わせて収録するナレーションにリリー・フランキー氏を迎え、高知2公演限りの特別な舞台公演をお贈りします。
プロフィール
〇ジャコ・ヴァン・ドルマル監督
Jaco Van Dormael /映画監督・演出家
1957年ベルギー・イクセル生まれ。幼少期をドイツで過ごし、ブリュッセルとパリで映画を学ぶ。卒業後、ピエロや子ども劇場のディレクターとして活動したのち、フィクション及びドキュメンタリーの短編映画を数本製作。劇場映画「トト・ザ・ヒーロー」(1991)が ヨーロッパ映画賞で主演男優賞・新人監督賞・脚本賞・撮影賞を、第44回カンヌ国際映画祭でカメラ・ドールを受賞し一躍脚光を浴びる。その後「八日目」(1996)、「ミスター・ノーバディ」(2009)、「神様メール」(2015)を監督。寡作ながらも独創的な世界観で高い評価を得る。ミシェル・アンヌとの共作『Cold Blood』(2015)も『キス&クライ』に並ぶ大ヒット作。
〇ミシェル・アンヌ・ドゥ・メイ
Michèle Anne De Mey /振付家・ダンサー
1959年ブリュッセル生まれ。モーリス・ベジャール設立のムードラで舞踊を学ぶ。自身の振付作品を発表する傍ら、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルと6年に渡り活動を共にし、『ファーズ』(1982)、『ローザス・ダンス・ローザス』(1983)などの創作に携わる。自身のカンパニー作品『シンフォニア・エロイカ』は、世界中で100回以上の再演を重ね高評価を得る。2005年から10年に渡り、兄で映画監督・音楽家のティエリ・ドゥ・メイ、ピエール・デュルレルス、ヴィンセント・ティリオンと共にベルギー・ワロン地方唯一の振付家センターシャルロア・ダンスの芸術監督に就任。自身の日本公演は、当時ローザス『ファーズ』の踊り納めとなった2002年以来。現在2017年10月に初演を迎えるドルマル監督との新作ダンスを創作中。
〇リリー・フランキー
/日本語吹替ナレーション
1963年生まれ。福岡県出身。武蔵野美術大学卒。イラストやデザインのほか、文筆、写真、作詞・作曲、俳優など、多分野で活動。初の長編小説『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』は2006年本屋大賞を受賞し230万部を超え、絵本『おでんくん』はアニメ化。俳優として、第51回ブルーリボン賞新人賞(『ぐるりのこと。』)、第37回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞(『そして父になる』)、同優秀助演男優賞(『凶悪』)、第40回日本アカデミー賞の優秀助演男優賞(『SCOOP!』)、第59回ブルーリボン賞でも優秀助演男優賞(『SCOOP!』『聖の青春』)など受賞歴多数。
クレジット
〇日本初演
演出:ジャコ・ヴァン・ドルマル
ダンス:ミシェル・アンヌ・ドゥ・メイ、グレゴリー・グロジャン
撮影:ジュリアン・ランベール
撮影補助:オレーリ・ルポルク
照明:ニコラ・オリヴィエー
大道具・小道具:ステファノ・セーラ、イヴァン・フォックス、ガブリエラ・イアコノ
音響:ボリス・セケヴダ
テクニカルコーディネーター:トーマス・ドブリュスケス(アストラガール)
制作:エレーヌ・デュボア(アストラガール)
ツアーマネジメント:メリル・ムーンス(モデュール)
配給:メノ・プラッカー・エージェンシー
ナレーション(日本語吹替):リリー・フランキー
翻訳:柏木しょうこ
アフタートークモデレーター:大久保賢一(映画評論家)
〇スタッフ
舞台監督:尾崎聡
映像:小西小多郎(adanda)
音響:盛田久史(株式会社P.A.F)
照明:安岡誠起
衣装ケア:別役由加
ネイルケア:久川理香(㈻龍馬学園 国際デザイン・ビューティカレッジ)、前野希(Nail Mode)
吹替収録:村上浩(アクティブシネクラブ)
宣伝美術:竹村直也(タケムラデザインアンドプランニング)
宣伝映像:平田健
現場通訳:門田美和
インタビュー通訳:パトリック・ドゥ・ヴォス(東京大学)
舞台部:堅田泰宏、堅田優子、仁田千晶、濱田勝章(株式会社コール)
制作実習:倉本育実(高知県立大学)
制作:松本千鶴、浜口眞吾、山浦日紗子、山脇有美、秦泉寺なほ(高知県立美術館企画事業課)
〇クリエーション <世界初演 2011年3月ベルギー・モンス>
原案:ミシェル・アンヌ・ドゥ・メイ、ジャコ・ヴァン・ドルマル
共同創作:グレゴリー・グロジャン、トマ・グンズィグ、ジュリアン・ランベール、シルヴィー・オリヴィエー、ニコラ・オリヴィエー
振付・ナノダンス:ミシェル・アンヌ・ドゥ・メイ、グレゴリー・グロジャン
総合演出:ジャコ・ヴァン・ドルマル
台詞:トマ・グンズィグ
脚本:トマ・グンズィグ、ジャコ・ヴァン・ドルマル
照明デザイン:ニコラ・オリヴィエー
撮影:ジュリアン・ランベール
撮影助手:オレーリ・ルポルク
装置:ガブリエラ・イアコノ、ステファノ・セーラ、ピエロ・ガルニエ
舞台美術:シルヴィー・オリヴィエー
美術協力:エリザベット・ウタール&ミシェル・ヴァンク(アマルガム)
演出助手:ブノワ・ジョヴノー、カロリン・アック
音響デザイン:ドミニク・ヴァルニエ
音響:ボリス・セケヴダ
大道具・小道具:ワルテール・ゴンザレス、エリザベット・ウタール&ミシェル・ヴァンク(アマルガム)
第二美術製作:アンヌ・マセ、ヴァニナ・ボーガルト、ソフィー・フェロ
装置管理:ニコラ・オリヴィエー
楽曲:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル、アントニオ・ヴィヴァルディ、アルヴォ・ペルト、ミヒャエル・ケーニヒ・ゴットフリート、ジョン・ケージ、カルロス・パレデス、チャイコフスキー、ジャック・プレヴェール、ジェルジュ・リゲティ、ヘンリック・ゴレッキ、ジョージ・ガーシュウィン
ナレーション:ジャコ・ヴァン・ドルマル(フランス語)、ヴァレンテイン・ダーネンス(フラマン語)、イヴァン・フォックス・ヘルナンデス(スペイン語)、トビー・レグボ(英語)、マルクス・ヒンベルト(ドイツ語)、アンジェロ・ビゾン(イタリア語)、ユー・ジンタエ(韓国語)、ディミトリス・マストロス(ギリシャ語)
写真:マールテン・ヴァンデン・アベール
製作:アストラガール、シャルロア・ダンス、マーズ(manege.mons)
共同製作:ルクセンブルク大劇場
支援:ワロニー・ブリュッセル連邦
関連企画
〇無料上映会
「キス&クライ」日本初演を記念して、ドルマル監督の長篇映画2作品『神様メール』『ミスター・ノーバディ』と、ミシェル・アンヌ・ドゥ・メイ振付のダンスフィルム3作品『ファースアファース』『ラブ・ソネット』『21のダンス・エチュード』を無料で同時上映いたします。
2017年8月5日(土)
10:00~11:55『神様メール』
12:10~13:40『ファースアファース』『ラブ・ソネット』『21のダンス・エチュード』
13:55~15:50『神様メール』
16:05~17:35『ファースアファース』『ラブ・ソネット』『21のダンス・エチュード』
17:50~19:45『神様メール』
2017年8月19日(土)
10:00~12:21『ミスター・ノーバディ』
12:35~14:05『ファースアファース』『ラブ・ソネット』『21のダンス・エチュード』
14:20~16:41『ミスター・ノーバディ』
16:55~18:25『ファースアファース』『ラブ・ソネット』『21のダンス・エチュード』
18:40~21:01『ミスター・ノーバディ』
無料託児サービス(事前申込制)
公演を鑑賞される方のご家族で、生後6ヶ月から就学前のお子様(前売券を必ずご購入ください。)
定員:10名(先着順)
申込方法:お電話〔088-866-8000 (9時~17時)〕で仮予約の上、9月1日(金)までに申込書をお送り下さい。
KISS&CRYトレーラー映像(声:リリー・フランキー)
KISS&CRY © Maarten Vanden Abeele
KISS&CRY © Maarten Vanden Abeele
Michèle Anne De Mey & Jaco Van Dormael
リリー・フランキー © HIROSHI NOMURA