collection コレクション展

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シャガール・コレクション展 ポエム

2022年02月08日[火] - 2022年04月03日[日]

*3月22日(火)~25日(金)は閉室

会場:

2階 第1展示室

観覧料:
一般370円(290円) 大学生260円(200円)、 高校生以下無料

*( )内は20名以上の団体料金。
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳及び被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)、高知市及び高知県長寿手帳所持者は無料。
*年間観覧券所持者は無料。

内容

シャガール自身による13編の詩に24枚の木版画が添えられた詩画集。詩は故郷ヴィテブスク時代の思い出、ユダヤ教徒としての誇りと哀歌、画家としての道程など、シャガールの心と身辺の出来事を1909年から1965年にかけて書き溜めたもので、イディッシュ語やロシア語で書かれた原文をフランス語に訳して出版されました。

リトグラフや銅版画を多く制作したシャガールによる版画のなかで非常に珍しい木版画による作品集で、木目の質感が生かされています。コラージュが施されたものもあり、80歳前後に制作された本作においてなお新しい方法を試みようとする姿勢が垣間見えます。24枚の木版画には138枚の版木を要し、2年の歳月をかけて摺られました。天使や柱時計、エッフェル塔や楽器を弾く人など、シャガールがよく描いたモティーフが素朴に表された詩情あふれる世界をご紹介します。

マルク・シャガール プロフィール

1887年、シャガールはロシアの街、ヴィテブスク(現在のベラルーシ共和国)の貧しいユダヤ人の家庭に生まれました。1911年からパリに出て、ラ・リューシュ(ハチの巣)というアトリエで制作に励む一方、アポリネール、サンドラールら詩人たちとも交流しました。キュビスムやフォーヴィスムを中心とする最新の美術に影響を受けるものの、恋人や花束といったモティーフが浮遊する独自の表現を確立していきます。 1915年には、生涯シャガールが愛し、創造の源泉となった同じユダヤ人のベラと結婚します。翌年には娘イダが生まれ、画家としての名声も高まりますが、ナチによるユダヤ民族の迫害政策や、ロシア革命、二度の世界大戦などの苦難に見舞われ、ヨーロッパ各地を転々としたのちアメリカへ亡命、その地でベラを失くします。ベラの死後、しばらく筆を取れなくなっていましたが、イダをはじめとする周囲の支えにより制作を再開し、「色彩の魔術師」と呼ばれるような鮮やかな色彩表現を深めていきます。1950年から南仏のヴァンスに定住し、晩年にいたるまで旺盛な制作意欲を発揮しましたが、1985年に惜しまれつつ逝去しました。享年97歳でした

2021年度シャガール・コレクション展テーマ
「溢れる色彩」

《花嫁の花束》や《オルジュヴァルの夜》のように赤や青を全面に施したもの、ピンク色に塗られた空のある《路上の花束》……シャガールの油彩作品の色は現実とは異なる色を用いながらきらめくような色で、見る人を惹きつけます。それは版画作品にも当てはまり、思い通りの色を出すために試行錯誤が行われました。

今期はシャガールが制作した色彩版画から『ダフニスとクロエ』、『オデュッセイア』、『アラビアン・ナイトからの四つの物語』、『ポエム』の4シリーズを展示します。なかでもカラーリトグラフで刷られた『ダフニスとクロエ』は、20から25枚もの版を用いて制作されました。純度の高い色を駆使して表される本作は、物語の明るく牧歌的な雰囲気を伝えます。シャガールの色彩に対するこだわりが感じられる作品をご覧ください。

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マルク・シャガール《路上の花束》1935年

(C) ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo,2021, Chagall (R) C3508

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