collection I コレクション展
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石元泰博・コレクション展 ハロウィン
2021年09月26日[日] - 2021年11月14日[日]
*10月1-7、25、28日-11月2日は閉室
会場:
2階 石元泰博展示室
観覧料:
一般370(290)円・大学生260(200円)・高校生以下無料
*観覧料はすべて消費税込価格
*( )内は20名以上の団体料金
*年間観覧券ご持参の方は無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳及び被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)、高知県及び高知市長寿手帳所持者は無料
《シカゴ ハロウィン》1948-52年 Chicago, Halloween ©高知県, 石元泰博フォトセンター
内容
20世紀以降のアメリカにおいて、国民的な民間行事として親しまれてきたハロウィン。10月31日の夕暮れにこどもたちが仮装して家々を巡ると、いたずらをしない代わりにお菓子をもらうことができます。石元が暮らした1940~60年代のシカゴにおいても、様々な民族のこどもたちが思い思いの姿に扮して街に繰り出しました。
石元は、インスティテュート・オブ・デザイン在学時と、後の再渡米時にハロウィンの怪しげな仮装をして暗がりに佇むこどもたちの様子を数多く写真におさめています。魔女やおばけなどに変身しようと、手作りの衣装や仮面を身に着け、顔にペイントを施すなどしたこどもたちの姿は、路上に被写体を探す写真家にとっても魅力的な存在だったのです。
1959~61年の撮影では、当時最新の一眼レフカメラや高性能なレンズを用いることで、薄暗い中でもこどもたちの様子を至近距離で克明に捉えることに成功しています。特に、仮装した「顔」にクローズアップした一連の作品は、こどもたちの生き生きとした表情が印象的です。それは、石元の新たな機材によって得られた未知の視覚への驚きと、ハロウィンの祝祭的な高揚感とが一体となって表れたものと言えるでしょう。
本展では、発表される機会の少なかったカットも含めて、シカゴのハロウィンを写したシリーズを一堂に紹介します。
《シカゴ ハロウィン》1959-61年 Chicago, Halloween ©高知県, 石元泰博フォトセンター
《シカゴ ハロウィン》1948-52年 Chicago, Halloween ©高知県, 石元泰博フォトセンター