collection コレクション展

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石元泰博・コレクション展 雲、紙、雪のあしあと

2021年11月16日[火] - 2022年03月21日[月]

前期:11月16日(火)-1月16日(日)
後期:2月5日(土)-3月21日(月・祝)
*12月27日-1月1日は休館、1月17日-2月4日は閉室
*会期が変更となりました

会場:
2階 石元泰博展示室

観覧料:
一般370(290)円・大学生260(200円)・高校生以下無料

*観覧料はすべて消費税込価格
*( )内は20名以上の団体料金
*年間観覧券ご持参の方は無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳及び被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)、高知県及び高知市長寿手帳所持者は無料

《雲》1991年頃 ©高知県, 石元泰博フォトセンター

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内容

バウハウスの流れを汲んだ造形感覚に裏打ちされ、時に即物的とも称される石元の眼差しは、晩年、刻々とうつろいゆく形なきものに向かいました。

水や氷の細かな粒子の集合体である雲は、時々の季節や気候によって自在に変化し、一時として同じ姿に留まりません。同じく水の変態である雪は、静かに降り積もってあわく柔らかな表情を見せるのも束の間、路上を行く人々に踏まれてシャーベット状に溶け、瞬く間に水となって消えてゆきます。

一方、紙を写した連作は、ラースロー・モホイ=ナジらの著書に触発されて取り組んだ、若き日の習作を彷彿とさせ、晩節にあって自らの創作を振り返った、原点回帰的な試みととらえられます。切り抜き丸まった紙片には定まった形があるものの、その存在を印画紙上に表すモノクロの諧調は、光の具合によって劇的に変化します。このことに、常に生成し消滅するつかみがたい現在をみつめた、雲や雪のあしあとの連作との共通点を見出すこともできるでしょう。

本展では、1990年代から最晩年に掛けて取り組んだ、うつろいゆく雲と雪のあしあと、そして紙を写したシリーズを紹介します。



石元泰博 プロフィール

前期出品リスト(PDF)

パンフレット(外部サイト|Kochi ebooks)

《紙》1994年頃 ©高知県, 石元泰博フォトセンター



《雪のあしあと》1998年頃 ©高知県, 石元泰博フォトセンター

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