exhibitions 企画展

終了しました

高﨑元尚新作展
―破壊 COLLAPSE―

2017年06月17日[土] - 2017年07月23日[日]

午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
*展覧会初日は午前10時より挙行の開展式テープカット終了後に開場します。 *展覧会初日の開展式にて、高﨑元宏トリオによる記念ミニ・ジャズ・ライブを行います。 メンバー:高﨑元宏氏(ピアノ、高﨑元尚氏ご子息)、大村太一郎氏(ベース)、吉川英治氏(ドラム)

観覧料
一般前売720円・一般900円(720円)・大学生600円(480円)・高校生以下は無料
※( )内は20名以上の団体割引料金。 ※年間観覧券所持者(2,580円)は無料。 ※身体障害者手帳、療育手帳、 精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳及び被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)、高知県及び高知市の 長寿手帳所持者は無料。

主催
高知県立美術館

後援
高知県教育委員会・高知市教育委員会・高知新聞社・RKC高知放送・KUTVテレビ高知・KSSさんさんテレビ・NHK高知放送局・KCB高知ケーブルテレビ・エフエム高知・高知シティFM放送

助成
公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団

前売り券販売所
高知県立美術館ミュージアムショップ/高新プレイガイド/高知市文化プラザミュージアムショップ/高知大丸プレイガイド/サニーマート(一部店舗を除く)/高知県庁生協売店/こうち生活協同組合/ホームセンターマルニ・イエローハット(高知県南国店のみ)・アシストファーム・COMO・ホームセンターハマート(一部店舗を除く)/ローソンチケット(Lコード61554、※ローソンチケットのみ県外店舗でも販売しています)

高﨑元尚先生におかれましては、本年6月22日0時27分に永眠されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

内容

齢94を超えてもなお創作に挑み続けている美術作家・高﨑元尚の全点新作による展覧会を開催します。
高﨑元尚は、1923(大正12)年1月6日、高知県香美郡香北町(現香美市)の生まれ。第二次大戦を経て1949年、東京美術学校(現東京藝術大学)彫刻科を卒業。帰郷後は母校・土佐高校にて教鞭を執りながら、当初はモダンアート協会展へ出品を続けます。1958年には「抽象絵画の展開」展(東京国立近代美術館)に出品。この頃にアクション・ペインティングから一転、ミニマルな平面シリーズ〈装置〉へと作風が転換します。1962年には前衛土佐派の結成に参加しますが、第3回展を最後に脱退。1966年にアメリカ・ニューヨークで開催された「ジャパン・アート・フェスティバル」展への出品を通じて具体美術協会のリーダー・吉原治良と知り合い、同会会員となります。具体の解散後は京都、大阪を軸に毎年のように個展を開催。1978年に「アート・ナウ’78」展(兵庫県立近代美術館)に破砕コンクリートブロックを敷き詰めたインスタレーションを展開し、埼玉県立近代美術館等数多くの展覧会に作品がセレクトされます。1995年に当館で開催した「クールの時代」展では、ブロック一千個を破砕した作品<COLLAPSE>を発表し大きな話題を集めました。高知県内での「モダンアート研究会」や「現代美術の実験」展シリーズ等活動の功績により、1996年に高知県文化賞を受賞。2013年、アメリカ・グッゲンハイム美術館で開催された「Gutai: Splendid Playground」に作品〈装置〉を出品。2016年には故郷・香美市立美術館にて回顧展「高﨑元尚展 -誰もやらないことをやる-」を開催し注目を集めたばかりです。
本展覧会は、「装置」と並ぶ高﨑元尚の代表シリーズである<破壊>を一堂にまとめてご覧いただける貴重な機会です。

ぜひご来場くださいませ。

*本展会場内の作品はすべて写真撮影OKです。


「装置」と並ぶ高﨑元尚の代表シリーズである「破壊」の新作インスタレーションを5つのセクションでご紹介します。

「密着」鉛を用いた空間作品
「COLLAPSE 現代美術の崩壊」波型スレートを破砕した作品
「LANDSCAPE」鉄管を張り巡らした空間作品
「LANDSCAPE 1/2×1/2」レンガ1500個を破砕した空間作品
「COLLAPSE」コンクリートブロック2100個を破砕した作品 ※高﨑元尚の代表シリーズ、本展のメイン作品
⑥当館製作映画「HEAVEN-6-BOX」(1995年、大木裕之監督)より、高﨑の破壊パフォーマンス映像を抜粋上映

関連企画

〇展覧会記念講演会 「高﨑元尚と具体美術協会」
講師:平井章一氏(京都国立近代美術館主任研究員)
講演日:6月25日(日)、午後2時~4時(午後1時30分開場)
7月8日(土)午後2時~4時(午後1時30分開場)に変更となりました。
聴講無料、定員50名(先着)
会場:当館1階講義室
平井章一氏略歴:1962年京都府生まれ。兵庫県立近代美術館学芸員、国立新美術館主任研究員などを経て、 2012年から京都国立近代美術館主任研究員。著書に『「具体」ってなんだ?』(美術出版社、2004年)など。

有識者による講演会「高﨑元尚の生徒としての私」
講師:都築房子氏(香美市立美術館長、美術作家)
講演日: 7月16日(日) 午後2時~4時(午後1時30分開場)
聴講無料、定員50名(先着)
会場:当館1階講義室
都築房子氏略歴:1949年 高知市生まれ。1972年 高知大学卒業。1970年代より作家活動をはじめる。2012年より香美市立美術館の館長を務める。

ワークショップ① 作品探検ツアー
学芸員のアシストのもと、コンクリートブロックや鉄パイプなどで構成される高﨑元尚の<破壊>を、触れてみたり、踏んでみたり、歩いてみたりと文字通り「探検」します。五感すべてを使って作品を体験する子ども向けのワークショップです。
日時: ①7月9日(日)10時30分~, ②7月15日(土)10時30分~
集合場所:当館1階総合案内前
対象:小学生
定員:各回5名(先着順、電話申し込み制)
参加費:無料(要観覧券)
申込方法:6月19日(月)午前9時より受付開始。お電話でお申込みください(TEL:088-866-8000)。

ワークショップ② <密着>作品を作ろう!
凹凸のある壁や床に鉛板を木ヅチで叩きつける高﨑元尚の<密着>を体験し、自分だけの作品を作り出します。(制作した作品は、展覧会会期中は当館で展示、会期終了後に撤収いたしますのでご了承ください) はじめに学芸員と会場で作品を鑑賞し、その後に当館創作室および屋外で作品制作を行います。汚れてもよい動きやすい服装でお越しください。制作時にはハサミ・木ヅチを使用します。
日時:7月17日(月・祝)14時~(15時半終了予定)
集合場所:当館2階第1会場前
対象:小学生
定員:20名(先着順、電話申し込み制)
参加費:無料(要観覧券)
申込方法: 6月19日(月)午前9時より受付開始。お電話でお申込みください(TEL:088-866-8000)。

ギャラリートーク

担当学芸員によるギャラリートーク

日時:7月2日(日)午後2時~
会場:本展第1会場内にお集まりください(要観覧券)

英語通訳付ミニギャラリートーク
Curator's talk with English translation

主に外国人の方のためのミニトークです
日時:6月18日(日)14:00~14:40
会場:本展第1会場内にお集まりください(要観覧券)
英語通訳:ナオミ・ロング氏(高知県国際交流員)
Date: Sunday, June 18 2:00pm-2:40pm
Venue: Exhibition room 2, 3   
Free with museum admission; reservations are not necessary.

手話通訳付ミニギャラリートーク
聴覚に障害のある方のためのミニトークです
日時:7月9日(日)14:00~
会場:本展第1会場内にお集まりください(要観覧券)
手話通訳協力:一般社団法人高知県聴覚障害者協会

無料託児サービス

日時:6月22日(木)~6月25日(日) 各日10:00~12:00、13:30~15:30
料金:無料(要観覧券)
定員:各回10名、午前午後連続のご利用はご遠慮ください
まずお電話で仮予約の上、申込書を6月12日(月)までにお送りください。
シッター提供:NPO法人ムッターシューレ

高﨑元尚〈COLLAPSE〉 1978年 兵庫県立近代美術館.jpg高﨑元尚〈COLLAPSE〉 1978年 兵庫県立近代美術館

高﨑元尚 COLLAPSE 1995年 撮影 都築憲司.jpg高﨑元尚 〈COLLAPSE〉 1995年 撮影:都築憲司

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