collection I コレクション展

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石元泰博・コレクション展 両界曼荼羅

2020年03月03日[火] - 2020年05月25日[月]

※会期が下記の通り延長となりました。
変更前:~4月29日(水・祝)
変更後:~5月25日(月)

4月2日(木)、3日(金)、5月18日、19日は閉室
9:00~17:00(入場は16:30まで)

会場:
2階 石元泰博展示室

観覧料:
一般370(290)円・大学生260(200円)・高校生以下無料

*観覧料はすべて消費税込価格
*( )内は20名以上の団体料金
*年間観覧券ご持参の方は無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳及び被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)、高知県及び高知市長寿手帳所持者は無料
*企画展「ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展」「収集→保存 あつめてのこす」観覧券所持者は無料(当日限り有効)
*「シャガール・コレクション展」「コレクション・テーマ展」も併せてご覧いただけます

《胎蔵界曼荼羅 中大八葉院 大日如来頭部》 1973年 Head of Mahavairocana, Central Quarter with Eight-petal Lotus, Womb Mandala ©高知県, 石元泰博フォトセンター
東寺所蔵 両界曼荼羅図(西院曼荼羅〈伝真言院曼荼羅〉)

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内容

石元は、雑誌『太陽』の仕事をきっかけに京都・東寺(教王護国寺)の国宝「伝真言院両界曼荼羅(西院曼荼羅)」と出会いました。ファインダーに浮かび上がった仏や菩薩たちの鮮烈な美しさに、石元のみならず寺の関係者も魅了され、特別に撮影が叶ったといいます。

1973年、酷暑のなか行われた撮影で、石元はこの現存する最古の彩色両界曼荼羅にひしめく1800を超える諸尊を、のめりこむように撮り尽くしました。被写体の本質に徹底して迫る写真家の眼によって切り取られた膨大なイメージには、描かれた当時のように鮮やかな色彩やのびやかな筆致とともに、絵具の剥落や絹本のほころびといったディテールの物質性が克明に刻まれ、仏や菩薩たちが湛える、まるで生身の人間のような生命感までもが掴みとられています。これらの写真は、気鋭のデザイナーや最新の印刷技術とのコラボレーションによって、展覧会や豪華写真集のかたちにまとめあげられ、発表されるや多くの人々を感嘆させました。また、曼荼羅の豊穣な世界から立ちのぼる「エロス」や「不二」という真言密教の宇宙観は、その後の石元の写真や人生観にも多大な影響を及ぼしました。

本展では、石元最晩年にあたる2011年に、ポジフィルムからデジタル技術で復元された色彩によるカラープリントを紹介します。

出品リスト(PDF)

石元泰博 プロフィール

担当学芸員によるギャラリートーク|3月7日(土)、21日(土)、4月4日(土)、25日(土)午後2時 *中止となりました。

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