exhibitions 展覧会
終了しました
収集 → 保存
あつめてのこす
2020年04月04日[土] - 2020年05月17日[日]
会期中無休 4月10日~5月10日までは休館
9:00~17:00(入場は16:30まで)
観覧料:一般当日 600 円(480円)、大学生当日 400円(320円)、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体割引料金。
※年間観覧券所持者は無料。身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳及び被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)、高知県及び高知市の長寿手帳所持者は無料。
主催:高知県立美術館
後援:高知県教育委員会、高知市教育委員会、高知新聞社、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、KSSさんさんテレビ、NHK 高知放送局、KCB 高知ケーブルテレビ、エフエム高知、高知シティFM放送
研究協力:東海大学情報技術センター、日本電子株式会社
(2020/4/13追記)
展覧会パンフレットの一部をウェブ公開します。
収集→保存_美術館で「あつめてのこす」ために.pdf
収集→保存_アンゼルム・キーファー《アタノール》の内部を視る.pdf
(2020/5/8追記)
展覧会パンフレットの記事をすべてウェブ公開します。
収集→保存_パンフレット全文.pdf
収集→保存_柳幸典インタビュー.pdf
収集→保存_森村泰昌インタビュー.pdf
収集→保存_出品リスト.pdf
内容
「美術館」と聞いた時、まず思い浮かぶのは、きらびやかな作品が並ぶ展覧会のイメージではないでしょうか。しかし、華やかな展覧会の開催だけが美術館の使命ではありません。美術館はアートを「収集」し、次世代に託すために「保存」する現場でもあるのです。
本展では「収集」と「保存」という、美術館が司るふたつの機能に着目してコレクションを展観します。「収集」のセクションでは、「なぜこれがここにあるのか」という視点から、来歴や収蔵経緯、アート市場における評価など、収集にまつわる様々なエピソードを交えて作品をご紹介します。一方の「保存」では、当館が1998年の高知豪雨水害で被災した歴史を踏まえた上で、作品修復や素材技法を調べるための科学分析、作り手であるアーティストへのインタビューといった多角的なアプローチを通し、姿かたちを持つ作品=モノを、美術館という制度で残し伝える営みが孕む限界と可能性を探ります。
美術館で作品を「あつめてのこす」にあたって生起する出来事や課題を知ることは、通常の鑑賞体験では見過ごされがちな、過去に作品と関わってきた人々の記憶に触れることにもつながります。本展は、当館のこれまでのコレクション形成の歴史を辿るだけでなく、作品の過去と未来の姿に思いを馳せ、地域における美術館の役割を再考する機会となるでしょう。
関連企画
① 展覧会プレトーク「修復家のお仕事」
高知県立美術館 ✕ 高知 蔦屋書店 ✕ 地域文化計画 によるコラボ企画。本展のプレイベントとして、作品修復のプロフェッショナルがお話します!
(2020/3/20)新型コロナウイルスの感染症の影響が拡大している状況を考慮しました結果、本イベントは中止になりました。
講師:大原秀之(絵画修復士)日時:3月28日(土)19:00-20:00 聴講無料・定員40名(立ち見自由)場所:高知 蔦屋書店 2階イベントスペース(高知市南御座6-10)お問い合わせ:特定非営利活動法人 地域文化計画 080-6721-3074(中村)
※事前予約は原則不要ですが、席を確保したい方は3月27日(金)までに「展覧会プレトーク参加希望」のタイトルで、本文にお名前と人数をご記入の上、地域文化計画のアドレスopalh2019@gmail.comまでお申し込みください。
② 関連映画上映会「アートのお値段」
作品の価格を題材にアート市場の裏側に迫るドキュメンタリー。バスキアやリヒターなど、本展出品作家も登場します。
日時:6月28日(日)(2020/6/4追記)new!
①10:30- ②13:30- ③16:30- ④19:30-
場所:高知県立美術館ホール
入場料:1,000円 ※「収集→保存展」、「西洋近代美術にみる神話の世界展」の半券をご提示頂けた方は1,000円→600円に割引
★内容の詳細はこちらから
2018年/アメリカ/98分/英語/BD/カラー/原題:THE PRICE OF EVERYTHING/配給:ユーロスペース
監督:ナサニエル・カーン/出演:ラリー・プーンズ、ジェフ・クーンズ、エイミー・カペラッツォ、ステファン・エドリス、ジェリー・サルツ、シモン・デ・プリ、ジョージ・コンド、ジデカ・アクーニーリ・クロスビー、マリリン・ミンター、ゲルハルト・リヒター他
③ シンポジウム「公立美術館における収集と保存」現在の公立美術館が直面している、作品を「あつめてのこす」難しさや課題について検討し、これからの美術館のあるべき姿を探ります。※情報はウェブサイト上で随時更新します。
(2020/4/08)新型コロナウイルスの感染症の影響が拡大している状況を考慮しました結果、本イベントは中止になりました。
日時:5月2日(土)13:00-16:00 聴講無料・事前申込不要(定員:先着50名)会場:1階 講義室
第1部 発表
塚本麻莉(高知県立美術館学芸員、本展企画者)
田口かおり(保存修復士、東海大学情報技術センター特任講師)
天野太郎(横浜市民ギャラリーあざみ野 主席学芸員、札幌国際芸術祭2020 統括ディレクター)
第2部 発表者によるディスカッション
④ 担当学芸員によるギャラリー・トーク
(2020/5/11追記)4・5月のギャラリートーク及び5月3日の手話通訳付きギャラリートークは、新型コロナウイルスの感染症の影響が拡大している状況を考慮しました結果、中止となりました。
日時:4月5・19日、5月3・6・17日、各日14:00- ※5月6日(水・祝)以外は日曜日
集合場所:第1会場入口
料金:無料(要当日観覧券)
■Guided tour with English translation(英語通訳付き)
Date: Sunday, April 19 2:00 pm –
Free with museum admission; reservations are not necessary.
■手話通訳付き
日時:5月3日、協力:一般社団法人高知県聴覚障害者協会
その他のサービス
無料託児サービス
有資格のベビーシッターによる託児サービスです。ご観覧中、安心してお子様をお預けいただけます。料金無料(要当日観覧券)。
(2020/3/30)無料託児サービスは、新型コロナウイルスの感染症の影響が拡大している状況を考慮しました結果、中止となりました。
日時:4月29日(水・祝)-5月3日(日)全5日、各日2回(10:00-12:00/13:30-15:30)場所:1階 講義室 定員:各回10名(入替制)申込方法:お電話(088-866-8000)でお問合せの上、4月26日(日)までに申込書をお送りください。シッター提供:NPO法人ムッターシューレ
ティーチャーズ・ウィーク
4月12日(日)から19日(日)までの期間中、高知県内の教職員の方を展覧会に無料でご招待します。図工や美術以外の先生でもご参加いただけます。4月11日(土)までにお電話(088-866-8000)にて事前にお申し込みください。
(2020/4/26 追記)展覧会動画をアップしました。学芸員の解説付きで会場風景がご覧いただけます。
森村泰昌《肖像(双子)》1988-90年、カラー写真に透明メディウム
©Yasumasa Morimura
絵金派《源平布引滝 竹生島遊覧》制作年不詳、紙本彩色
アンゼルム・キーファー《アタノール》 1988-91年、カンヴァスに油彩、アクリル、乳剤、シェラック・ニス、金箔、鉛
©Anselm Kiefer
篠原有司男《空海現る》1995年、カンヴァスにアクリル・箔
©Ushio Shinohara
柳幸典《ヒノマル・イルミネーション》1992年、ネオン管、ネオン変圧器、プログラミング回路、着色したスチール
撮影:上野則宏 ©Yukinori Yanagi
※作品は全て高知県立美術館所蔵