collection I コレクション展

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シャガール・コレクション展

2020年02月26日[水] - 2020年04月26日[日]

*4月2日(木)、3日(金)は閉室

会場:
2階 第1展示室

観覧料:
一般370円(290円) 大学生260円(200円)、 高校生以下無料

*( )内は20名以上の団体料金。
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳及び被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)、高知市及び高知県長寿手帳所持者は無料。
*年間観覧券所持者は無料。
*「石元泰博・コレクション展」も併せてご覧いただけます。
*「ぼくとわたしとみんなのtupera tupera絵本の世界展」(2020年1月2日〜3月8日)の開催期間中、「ぼくとわたしとみんなのtuperatupera絵本の世界展」のチケットをお持ちの方は無料でご覧いただけます。
*「収集→保存 あつめてのこす」(2020年4月4日~5月17日)の開催期間中、「収集→保存 あつめてのこす」のチケットをお持ちの方は無料でご覧いただけます。

出品リスト.pdf

内容

天に飛翔するモティーフと対になるように、シャガールは故郷の村やパリの街の様子を描いています。ロバや農民のいる村の風景、エッフェル塔やオペラ座などランドマークがある都市の姿からは、シャガールが地上を見る眼差しを感じることができます。また西洋絵画において風景画は現実の景色を表すだけでなく、神話の世界や聖書の楽園のイメージと結びつき、理想の情景を表現対象とする絵画でもありました。

シャガールも古代ギリシアの詩人がうたった羊飼いや動物の憩う田園詩の場面や、アダムとイヴのいる花咲く風景を描いています。豊かな大地に寝そべる恋人たち、不自由なく生きる人々の姿からは、穏やかな空気までをも見ることができます。

マルク・シャガール プロフィール

1887年、シャガールはロシアの街、ヴィテブスク(現在のベラルーシ共和国)の貧しいユダヤ人の家庭に生まれました。1911年からパリに出て、ラ・リューシュ(ハチの巣)というアトリエで制作に励む一方、アポリネール、サンドラールら詩人たちとも交流しました。キュビスムやフォーヴィスムを中心とする最新の美術に影響を受けるものの、恋人や花束といったモティーフが浮遊する独自の表現を確立していきます。 1915年には、生涯シャガールが愛し、創造の源泉となった同じユダヤ人のベラと結婚します。翌年には娘イダが生まれ、画家としての名声も高まりますが、ナチによるユダヤ民族の迫害政策や、ロシア革命、二度の世界大戦などの苦難に見舞われ、ヨーロッパ各地を転々としたのちアメリカへ亡命、その地でベラを失くします。ベラの死後、しばらく筆を取れなくなっていましたが、イダをはじめとする周囲の支えにより制作を再開し、「色彩の魔術師」と呼ばれるような鮮やかな色彩表現を深めていきます。1950年から南仏のヴァンスに定住し、晩年にいたるまで旺盛な制作意欲を発揮しましたが、1985年に惜しまれつつ逝去しました。享年97歳でした

2019年度シャガール・コレクション展テーマ
「天と地」

シャガールの描く空には太陽や月、天使以外に本来飛ぶはずのない人や動物も飛翔しています。一方地上には、豊かな大地から得られる花や果物だけでなく、動物や人が気付いた街並みをみることができます。リニューアル記念として天と地に見られるモティーフをご紹介します。

ミニ・ギャラリートーク

会期中の毎土・日曜日、15:00~15:30。
2階第1展示室にお集まりください。要観覧券。

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