exhibitions 展覧会
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高知の美術
150年の100人展
2003年08月22日[金] - 2003年09月28日[日]
午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日=8月25日(月)・9月2日(火)・8日(月)・16日(火)・22日(月)
観 覧 料=一般前売券600円/一般700円(600円)/大学生500円(400円)/高校生以下無料/年間観覧券2,500円
※( )内は、20名以上の団体料金。身障者手帳、療育手帳、障害者手帳、戦傷病者手帳及び被爆者健康手帳とその介護者(1名)、高知県及び高知市長寿手帳所持者は無料。
主催=高知県立美術館・高知新聞社
後援=RKC高知放送・KUTVテレビ高知・KSSさんさんテレビ・NHK高知放送局・エフエム高知
助成=よんでん文化振興財団
内容
開館10周年を記念して、絵金以降の主な郷土作家と高知ゆかりの作家などの油絵、日本画、ドローイング、彫刻、陶芸、版画、書などの多様な作品コレクションを紹介します。
幕末から明治維新の怒濤の時代を駆け抜け、高知に偉大な足跡を残した絵金を皮切りに、高知の風土は様々な作家の表現を育み、多くの県外作家を魅了しました。鋭い瞳が魅惑的な美しい女性を描いた森田曠平、坂本龍馬に公開通商策を教えた逸話を持つ河田小龍、南画・狩野派・四条派等の主要画派を習得した島内松南などの日本画家が掛軸・屏風などにその優れた画技を残しました。また、私塾彰技堂を開き、日本洋画の草創期を支えた国沢新九郎や上村昌訓、楠永直枝らは脂派と呼ばれる暗い色調の油絵を描いて高知の洋画家の先鞭となりました。高知の作家たちは、中央画壇の活発な動向を受け、1892年(明治25年)に土佐美術協会を、1907年(明治40年)には在京の郷土作家が集まって土陽美術会を結成し、この二つは1910年(明治43年)に合体して土陽美術会高知支部となり、高知作家の美術発展を支えました。そして、太平洋戦争が終わって1960年代の高度経済成長期になると、前衛土佐派と呼ばれる独創的運動が一世を風靡しました。
こうした熱い表現は、高知の暖かい風土と強烈な陽光の中で現在も変わらず作家たちに受け継がれています。
本展では展示室3室を使い、100人の作家が制作した作品、約150点を紹介いたします。ぜひご鑑賞ください。