exhibitions 展覧会
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石元泰博 1946-2001 写真展
2001年04月01日[日] - 2001年05月27日[日]
休館日:4月3日(火)、9日(月)、16日(月)、23日(月)、5月1日(火)、8日(火)、14日(月)、21日(月)
開催時間:午前9時~午後5時(入場は4時30分まで) ※4月1日は開展式のため午前10時から
観覧料:前売券550円/一般650円(550円)/大学生450円(350円)/高校生以下無料
※ ( )内は20名以上の団体料金。身障者手帳、療育手帳及び障害者手帳所持者とその介護者(1名)、高知市及び高知県長寿者手帳所持者は無料。
主催:高知県立美術館・高知新聞社
後援:RKC高知放送、KUTVテレビ高知、KSSさんさんテレビ、NHK高知放送局、エフエム高知
協力:光村印刷株式会社、日本油脂株式会社、フォト・ギャラリー・インターナショナル
助成:よんでん文化振興財団
内容
高知県立美術館ではこれまで高知県ゆかりの優れた美術作家たちを紹介して参りましたが、今回は世界的に活躍する高知県出身の写真家、石元泰博氏の作品をご紹介いたします。
石元泰博氏は1921年、農業移民の子としてサンフランシスコに生まれ、3歳のとき父親の郷里である高知県に移り青春時代を高知で過ごしました。県立高知農業学校(現高知農業高校)を卒業後、大規模農法を学ぶ目的で単身渡米、さまざまな出会いから写真の道へ進み、シカゴと東京を拠点にその才能を発揮します。西洋と東洋の光の違いを捉え、根底に流れる双方の精神を表した気骨のある力強い作品を数多く発表し、現在も精力的に撮り続けている日本を代表する写真家です。
本展では、石元氏の作品の基礎を成す造型感覚の訓練を積んだシカゴのインスティテュート・オヴ・デザイン時代から、「シカゴ」、「東京」の代表的な連作を中心に、現在まで取り組んでいる「うつろい」の連作までを網羅し、石元氏の50年にわたる写真家としての軌跡を約300点の作品で展覧いたします。
被写体に新しい視点を持ち込みながら、その本質を追求していくしなやかさと頑固さ、時代に対して常に抱き続ける問題意識、そして人々に向けられる温かい視線で撮られた石元氏の写真。戦後から現代までを見続けた彼の写真は、21世紀に我々が向かうべき方向を提示してくれることでしょう。