exhibitions 展覧会

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TOSA-TOSA 2001 YASUMASA MORIMURA & SAWAKO GODA 森村泰昌と合田佐和子

2001年02月11日[日] - 2001年03月25日[日]

▲開催時間:午前9時から午後5時まで(入場は4時30分まで)。展覧会の初日は午前10時より。

▲休館日:2月13日(火)、19日(月)、26日(月)、3月6日(火)、12日(月)、19日(月)。

▲観覧料:一般850(650)円、大学生550(450)円、高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金。*一般のみ前売650円。*身障者手帳及び療育手帳及び障害者手帳所持者とその介護者(1名)、高知県及び高知市長寿手帳所持者は無料でご覧いただけます。

▲主催:高知県立美術館/高知新聞社

▲後援:RKC高知放送/KUTVテレビ高知/NHK高知放送局/KSSさんさんテレビ/エフエム高知

▲協賛:ジーンズ・ファクトリー

内容

高知にゆかりのある美術作家をご紹介している高知県立美術館TOSA-TOSAシリーズ。その4回目の企画として、2001年2月11日(日)より3月25日(日)まで「TOSA-TOSA 2001森村泰昌と合田佐和子」展を開催します。

合田佐和子は高知県の生まれ。第2次世界大戦の末期、大空襲によって焦土と化した高知市。紅蓮の炎によって曲がりくねった鉄の棒や虹色に溶けだしたガラス、崩れ落ちたコンクリートや散らばる石の欠片など、まさに廃墟と化した戦後の高知の街並を原風景としながら、彼女はその多感な時期を過ごしています。それらの記憶がジャンク・オブジェというかたちで彼女の内側から溢れ始めたのが1965年のこと。以来、彼女はオブジェのみならず絵画、16ミリフィルム、ビデオ、写真、舞台美術など様々な手法を駆使して、膨大な数の格調高い作品を生みだし続けています。

そんな合田佐和子を「私の芸術上の妹」と呼ぶ森村泰昌は大阪の出身。作品《肖像(ゴッホ)》の衝撃からはや15年。〈美術史の娘〉、〈サイコボーグ〉、〈女優〉の作品シリーズにおいては、常に「私」という視点で何ものかに「なる」、「装う」ことによって、オリジナル、聖と俗、性差、笑い等々、美術史の土台を揺さぶってきた彼は、やがて「私自身」を考察する〈Mシリーズ〉によって、いよいよ根元的な問題に踏み込もうとしています。その意味で、この15年は彼が彼自身にいたる非常にスタイリッシュな格闘の時間であったように思えます。

表現されたかたちは違えども、森村泰昌と合田佐和子の作品には、芸術の甘い毒がまさに血肉を分け合った兄妹のように通底しています。ふたりの作品が並ぶ本展覧会からは、甘美、思想、怖さ等々を包括した芸術の力(パワー)そのものを感じていただくことができるでしょう。

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