exhibitions 展覧会
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ウィーン美術史美術館所蔵 古代エジプト展
1999年10月30日[土] - 1999年12月15日[水]
休館日:11月2日(火)、8日(月)、15日(月)、22日(月)、29日(月)
観覧料:一般1200円(1000円)/大学生800円(600円)/小中生500円(300円)
( )内は前売り料金。20名以上の団体割引あり。
後援:オーストリア大使館・高知県・高知県教育委員会・高知県市町村教育委員会連合会
高知市・高知市教育委員会・JR四国・朝日新聞高知支局・毎日新聞高知支局
読売新聞高知支局・NHK高知放送局・エフエム高知
特別協賛:サニーマート
協賛:AUSTRIAN AIRLINES
協力:土佐電気鉄道・日本通運
企画制作:TBS
共催:(財)高知県文化財団(高知県立美術館)
主催:KUTVテレビ高知
監修:吉村作治(早稲田大学教授)
監修にあたって(吉村作治)
古代エジプト文明の輝かしい歴史は、地上と来世を支配する神聖な王ファラオがになったものだった。本展は、ファラオの日常と来世観がひとめでわかる遺物を多数展示する画期的な展覧会である。
出品されるファラオの彫像は、「古代エジプトのナポレオン」と称される征服王卜トメス3世の像、ツタンカーメンの将軍でありながら、後に王位につく謎多きファラオ、ホルエムヘブの像など、エジプト考古学ファンなら名前を聞いただけでわくわくする逸品ばかりだ。そのうえ、ファラオの権力を陰に陽にささえた高位の貴族たちの彫像、宗教用の祭器、装飾品などすばらしい作品ばかりがやってくる。
さらにこうした遺物以上に人々の目を引きそうなのは、ルクソール西岸などから見つかつた2体のミイラだ。これらのミイラは、X線操影をはじめ、医学的・解剖学的な調査がなされているが今回はその成果をふまえ、最新のハイテク考古学の一端を皆様におみせすることができると思う。
今回の遺物はヨーロッパ屈指の収蔵物を誇るウィーン美術史美術館のエジプト室改装にともない日本で初公開されることになった。このハプスブルク家の秘蔵コレクションを、是非一人でも多くの人に見ていただきたいと心から願っている。