PERFORMANCE & FILM 舞台芸術 & 映画

今後のイベント
ダンス兼演劇作品 ダンスの審査員のダンス
2025年12月13日[土] - 2025年12月14日[日]
日時|2025(令和7)年12月13日(土)19:00開演(18:30開場)
14日(日)14:00開演(13:30開場)
会場|高知県立美術館ホール(高知県高知市高須353-2)
料金(全席自由・税込)|
一般 前売:4,500円/当日:5,000円
U30 前売:2,500円/当日:3,000円
*U30は公演日に30歳以下対象(要証明書)
*車いすでご来場の方は、チケット購入後、美術館までご連絡ください
*身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)は3割引です。割引料金(税込):一般前売3,150円/当日3,500円)、U30前売1,750円/当日1,750円(こうち生協は割引対象外)
前売券発売所|※こうち生協は9月末発売予定。ローソンチケットは9/19から発売。
高知県立美術館ミュージアムショップ(9/26(金)~10/2(木)休店)
金高堂書店本店
こうち生協(コープよしだ、コープかもべ)※9月末発売予定
ローソンチケット【Lコード:61772】※9/19発売 ※ローソンチケットのみ県外店舗でも販売します。
※購入方法によりチケット代金のほかに手数料が必要になる場合があります。
主催|高知県立美術館(公益財団法人高知県文化財団)
製作|愛知県芸術劇場(公益財団法人愛知県文化振興事業団)
舞台芸術祭「秋の隕石」(東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕)
共同製作|Dance Base Yokohama(一般財団法人セガサミー文化芸術財団)
助成|一般財団法人地域創造
文化庁文化芸術振興費補助金(地域の中核劇場・音楽堂等活性化事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル
後援|高知新聞社、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、KSSさんさんテレビ、KCB高知ケーブルテレビ、エフエム高知、高知シティFM放送
協力|株式会社precog
お問合せ|高知県立美術館 Tel 088-866-8000
概要
ダンス、演劇
領域を超え、舞台芸術の可能性を更新する
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劇場で哲学する。
── ダンスは誰のもの?言葉は誰のもの?
わたしたちの生きるいとなみと切り離せない「所有すること」。この概念について書かれた哲学者 鷲田清一の『所有論』を手がかりに、岡田利規(チェルフィッチュ主宰)が作・演出した最新作です。舞台上で繰り広げられる演劇とダンスの交錯を通じて、哲学的な問いへと潜ってみませんか。
作・演出|岡田利規
出演|中村恩恵 酒井はな 島地保武 入手杏奈 矢澤 誠 / -------小林うてな
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「ダンスの審査員のダンス」という、ダンスの審査会に臨むダンスの審査員たちの様子を描くダンス作品兼演劇作品は、“所有”というテーマを宿している。所有という、この世界を相当に支配的に規定する概念を、わたしたちは主にはじぶんを守るために適用するが、それはこの世界の窮屈化へのささやかなしかし確実な加担ともなっている。わたしたちはそれをわかっている。にもかかわらずどうすることもできないでいる。
振付を所有するのは誰? ダンサーがダンスするとき、それはダンスする身体の所有に基づいた表現なのかむしろその反対なのか? ひとがその身体を用いて手に入れたりつくり出したりしたものはそのひとの所有物である、なぜならその身体はそのひとの所有物だから、というジョン・ロックの理屈。これをダンスに適用しようとすると滑稽になるのじゃないか? いや、ダンスに限った話ではない。その理屈が実際に適用されたこの世界は現にけったいな事態になっている。ダンサーであろうとそうでなかろうとわたしたちは所有という概念に振り付けられてダンスしている、というか、させられている。
---------------------------------────────── 岡田利規
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地域交流プログラム
【ダンスワークショップ (講師:中村恩恵)】
日時|2025年11月3日(月・祝)
(1)11:00~13:00 (ダンス経験者対象)
(2)14:30~15:30 (ダンス経験不問)
★ 15:30~16:00 (WS参加者のミニ交流会を実施します。希望者のみ)
会場|ホール舞台上
対象|・『ダンスの審査員のダンス』公演や、身体を使った活動に関心のある方
・ 年齢・性別は不問です
申込締切|10月19日(日)正午
料金|2,000円(税込。1コマ1名あたり)。当日ご参加前に現金にてお支払いください。
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【演劇ワークショップ (講師:矢澤誠)】
日時|2025年11月22日(月・祝)10:00~12:30
会場|高知県立美術館 講義室
対象|・『ダンスの審査員のダンス』公演に関心のある方
-------・性別・演劇経験は不問です
-------・15歳以上
-------・日本語でのコミュニケーションに支障のない方
申込締切|11月8日(土)正午
料金|2,000円(税込。1コマ1名あたり)。当日ご参加前に現金にてお支払いください。
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プロフィール
岡田利規
演劇作家、小説家、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰。
2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞受賞。同作での2007年クンステン・フェスティバル・デザール(ブリュッセル)参加以降、国内外の90都市以上で新作を旺盛に上演し続けている。2015年日韓キャストによる『God Bless Baseball』、2018年ウティット・へーマムーン原作・タイキャストによる『プラータナー:憑依のポートレート』(第27回読売演劇大賞・選考委員特別賞受賞)、2023年ウィーン芸術週間委嘱作品『リビングルームのメタモルフォーシス』など、国際共同制作作品も多数。2016年以降、ドイツ語圏公立劇場のレパートリー作品の作・演出も継続的に務め、2020年『掃除機』及び2022年『ドーナ(ッ)ツ』でベルリン演劇祭に選出。
2022年、『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』(第72回読売文学賞・戯曲・シナリオ賞及び第25回鶴屋南北賞受賞)および歌劇『夕鶴』の演出に対して、第29回 読売演劇大賞 優秀演出家賞を受賞。 小説家としては、2007年に『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を刊行、第2回大江健三郎賞受賞。2022年に『ブロッコリー・レボリューション』で第35回三島由紀夫賞および第64回熊日文学賞を受賞。
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中村恩恵
舞踊家。ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロフェッショナル賞受賞後渡欧。モンテカルロ・バレエ団を経て、イリ・キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアターに所属し、世界を牽引する振付家達の創作に携わる。退団後は、キリアン作品のコーチも務め、パリ・オペラ座はじめ世界各地のバレエ団や学校の指導にあたる。2007年より、活動拠点を日本に移し振付家としての活動を精力的に展開。Noism、Kバレエカンパニー、新国立劇場バレエ団等に作品提供するなど活躍の場を広げている。2022年よりDaBY(Dance Base Yokohama)のゲストアーティストとして活動。舞踊批評家協会新人賞、芸術選奨文部科学大臣賞、服部智恵子賞、紫綬褒章等多数の受賞歴を持つ。2024年より日本女子体育大学にて准教授を務める。
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酒井はな
舞踊家。5才よりバレエを始め、畑佐俊明、牧阿佐美、三谷恭三に師事。1993年牧阿佐美バレヱ団入団、18才で『くるみ割り人形』主役デビュー。1997年開場とともに新国立劇場バレエ団に移り、プリンシパルとして数々の初演を含む主演を務める。優れた表現力と高い技術に品格の備わった、日本を代表するバレエダンサーのひとり。クラシックバレエを中心にコンテンポラリーダンスやミュージカルにも出演。2013年島地保武と共にダンス・ユニット<アルトノイ>を立ち上げる。2009年芸術選奨文部科学大臣賞、2015年第35回ニムラ舞踊賞、2017年紫綬褒章、2018年第39回橘秋子賞特別賞、2021年東京新聞舞踊芸術賞受賞。 洗足学園音楽大学バレエコース客員教授。DaBY(Dance Base Yokohama)ゲストアーティスト。愛知県芸術劇場ダンスアーティスト。
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島地保武
ダンサー・振付家。2004~06年Noism(新潟市)、2006~15年ザ・フォーサイス・カンパニー(フランクフルト)に所属。2013年に酒井はなとのユニット<アルトノイ>を結成。2016年愛知県芸術劇場製作で環ROYと共作共演の『ありか』を初演以来10年に渡り国内外で再演し続けている。ダンスを軸に多岐に渡り活動している。DaBY(Dance Base Yokohama)ゲストアーティスト。愛知県芸術劇場ダンスアーティスト。
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入手杏奈
ダンサー・振付家。静岡県出身。桜美林大学文学部総合文化学科卒業。コンテンポラリーダンスを木佐貫邦子に師事。近年の主な出演作に【舞台】『アーリントン〔ラブ・ストーリー〕』(白井晃演出)、『夜の女たち』(長塚圭史演出)、『バナナの花は食べられる』(山本卓卓作・演出)、『ジャズ大名』(福原充則演出)、『愛と正義』(山本卓卓作・益山貴司演出)等。また『ガラパコスパコス~進化してんのかしてないのか~』(ノゾエ征爾作・演出)に振付、『僕だけが正常な世界』(水野美紀作・演出)に振付、出演。YUKI、スキマスイッチ等多数の音楽PVに振付、出演。「第1回ソロダンサフェスティバル2014」最優秀賞受賞。桜美林大学非常勤講師。
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矢澤 誠
俳優。大学在学中より演劇活動を始める。1年間の新聞社勤務を経て、NODA・MAP『ローリング・ストーン』(作・演出 野田秀樹)に出演。以降、独自の身体感覚を活かし、様々な演出家・振付家の作品に参加。これまでに、ミクニヤナイハラプロジェクト(作・演出 矢内原美邦)、カムカムミニキーナ(作・演出 松村武)、遊園地再生事業団(作・演出 宮沢章夫)、カンパニーデラシネラ(演出・振付 小野寺修二)などに出演。岡田利規作・演出作品では、チェルフィッチュ『わたしたちは無傷な別人である』『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』『消しゴム山』『リビングルームのメタモルフォーシス』などに出演。
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小林うてな
音楽家。長野県在住。スティールパン、ハープ、マリンバ、シンセサイザーなどを演奏する他、歌唱の際は独自の言語を用いる。民族音楽とロック、ダブなど様々なジャンルを織り交ぜたバンド「鬼の右腕」でも活動している。
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スタッフ
音楽|小林うてな
舞台美術デザイン|佐々木文美
衣裳デザイン|藤谷香子
照明デザイン|櫛田晃代
音響デザイン|中原 楽(KARABINER inc.)
舞台監督|湯山千景、川上大二郎(スケラボ)
演出助手|中村未希
テクニカルディレクター|世古口善徳(愛知県芸術劇場)
統括プロデュ―サー|唐津絵理(愛知県芸術劇場 芸術監督)
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「地域創造連携プログラム」連携館
愛知県芸術劇場、高知県立美術館、サントミューゼ、北九州芸術劇場
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上演スケジュール
愛知 2025.9/19(金)-21(日) 愛知県芸術劇場 小ホール
東京 2025.10/1(水)-5(日) 舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」 東京芸術劇場 シアターイースト
高知 2025.12/13(土)・14(日) 高知県立美術館ホール
長野 2026.1/12(月・祝) サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)小ホール
福岡 2026.1/25(日) J:COM北九州芸術劇場 中劇場