PERFORMANCE & FILM 舞台芸術 & 映画

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舞台公演シリーズVOL.41
JAFRAアワード(総務大臣賞)受賞記念公演
三月の5日間 演劇祭KOCHI2007

2007年07月07日[土] - 2007年07月08日[日]

日時:
2007年7月7日(土)開場17:30/開演18:00
2007年7月8日(日)開場13:30/開演14:00
*7日ポスト・パフォーマンストーク決定!
(出演:岡田利規・小田中章浩)


会場:高知県立美術館1階県民ギャラリー

入場料:(全自由席)
一般前売券 2,000円/一般当日券 2,500円

主催:高知県立美術館

後援:NHK高知放送局・高知新聞社・RKC高知放送・KUTVテレビ高知・エフエム高知・KSSさんさんテレビ

助成:財団法人地域創造 アサヒビール芸術文化財団 (財)高知県教職員互助会 セゾン文化財団

制作協力:プリコグ

物語

アメリカがイラクへの空爆を開始した、2003年3月20日前後の東京が舞台。 六本木のライブハウスで出会った男女が、そのまま渋谷のラブホテルへ行き、そこで5日間を過ごす。 2人は、その5日間の間に戦争が終わっていればいいと夢想しながら、性行為に耽る。デモが通り、ニュースを伝える電光掲示板からは緊迫した国際情勢が伝えられる渋谷は、ふたりにとって、普段と違う、まるで外国の光景であるかのように見える。5日目の朝、ホテルを出て、もう会わないと約束して別れたとき、戦争はまだ終わっていなかった。要約すればそれだけの物語を、複雑な語りの構造と演じる主体の移行など独特の手法で伝える。その表現手法の斬新さと現代の東京に生きる等身大の感覚を捉え鮮明に描いたことで大絶賛を受けたチェルフィッチュ・岡田利規の代表作である。

出演者

山崎ルキノ 山縣太一 下西啓正 松村翔子 瀧川英次 東宮南北 村上聡一

スタッフ

作・演出 : 岡田利規 
舞台監督:尾崎聡
照  明:大平智己
音響プラン:牛川紀政
音響オペレート:木下真紀
カンパニーマネージャー:中村茜(プリコグ)


チェルフィッチュ chelfitsch

岡田利規のソロユニットとして1997年に結成。同年「峡谷」(横浜相鉄本多劇場)で旗揚げ。以後横浜を中心に活動を続ける。 チェルフィッチュ(chelfitsch)とは自分本位という意味の英単語セルフィッシュ(selfish)が明晰に発語されぬまま幼児語化した造語であり、現代の日本、特に東京の社会と文化の特性を現したユニット名。01年3月発表「彼等の希望に瞠れ」を契機に、現在の作品に見られるような現代の若者を象徴するような口語体を使う作風に変化。だらだらとしてノイジーな身体性を持つようになる。現代の日常的所作を誇張しているような/していないような独特の身体的表現は特にダンス的とも評価される。 主な作品として「マリファナの害について」(2003)「三月の5日間」(2004)「ポスト*苦労の終わり」(2005)「クーラー」(2004)などがある。




岡田利規(おかだとしき)


劇作家 演出家 チェルフィッチュ主宰


 1973年横浜生まれ。業。97年に、ソロユニット「チェルフィッチュ」を旗揚げ。横浜STスポットを拠点に活動。「より遠くにいける可能性のある作品」を生み出すため、ある方法論を持ちつつも、その方法論をそれ以上「引き寄せないように、それをいつまでも掴んでいないように、すぐ手放すように」心がけるという、それ自体が不思議な方法論で演劇作業を実践する。05年「三月の5日間」で第49回岸田戯曲賞を受賞。選考委員からは、演劇というシステムに対する強烈な疑義と、それを逆手に取った鮮やかな構想が高く評価され、とらえどころのない日本の現在状況を、巧みにあぶりだす手腕にも注目が集まった。また特徴的な作風である特異な身体性は時にダンス的とも評価され、05年「クーラー」で振付家として「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD2005~次代を担う振付家の発掘~」最終選考会に出場。ここで提示した明確なコンセプトは、これまでの“振付”という概念を裏切り、観客の議論を引き起こす結果となった。
http://chelfitsch.net/

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