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2025:02:15:13:23:42:2025:02:16:00:00:00今後のイベント

没後30年 俳優 川谷拓三特集 冬の定期上映会

2025年02月15日[土] - 2025年02月16日[日]

上映日|2025(令和7)年 2月15日(土)・16日(日)
会 場|高知県立美術館ホール
入場料(税込)
[1作品券]前売500円/当日600円
[5作品券]2,000円(前売のみ) ※2日間にわたってのご使用も可能です
*身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)は3割引。【割引料金】[1作品券]前売350円/当日420円 [5作品券]前売のみ1,400円
*年間観覧券をご提示いただくと前売料金でご覧いただけます。
*16日の仁科貴さんのトークは、チケットまたは半券提示でご入場いただけます。
*企画展「浜田浄展」のチケット又は半券をお持ちの方は当上映会を前売料金で、当上映会のチケット又は半券をお持ちの方は「浜田浄展」を団体料金でご覧いただけます。

前売券販売所|
高知県立美術館ミュージアムショップ
TEL. 088-866-7653 (9:00~17:00)

金高堂書店本店(高知市帯屋町2丁目2-9)
TEL. 088-822-0161 (10:00~20:45)

・こうち生協(コープよしだ、コープかもべ)

ローソンチケット〔Lコード:62031〕

主催|高知県立美術館(公益財団法人高知県文化財団)
助成|芸術文化振興基金助成事業
後援|高知新聞社、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、KSSさんさんテレビ、エフエム高知、KCB高知ケーブルテレビ、高知シティFM放送
お問い合せ|高知県立美術館 TEL 088-866-8000
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企画概要

2025年に没後30年を迎える、高知県ゆかりの俳優・川谷拓三を特集します。川谷は、敗戦により高知県安芸市に移住して幼少期を過ごし、1960年東映京都撮影所に大部屋俳優として入社。斬られ役、殺され役専門から始まる長い下積み時代を経て、76年には一般映画への初出演を果たし、その後はテレビやCMでも活躍しました。
今回、川谷が脇役から主演まで上り詰めた東映時代の代表作をまとめて上映し、ご子息である俳優・仁科貴氏を迎えトークを行います。あわせて出演映画のポスターやチラシなどの資料も展示します。この機会に川谷拓三の魅力をぜひご堪能ください。

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上映作品 *開場は開演の15分前 *各作品入替制

2月15日(土) 2月16日(日)

10:00~11:39
『仁義なき戦い 広島死闘篇』(99分)

12:40~14:22
『仁義なき戦い 代理戦争』(102分)

14:40~16:21
『仁義なき戦い 頂上作戦』
(101分)

16:40~18:20 
『県警対組織暴力(100分)

18:40~19:58 
『狂った野獣(78分)

10:00~11:53
『史上最大のヒモ・濡れた砂丘』(53分)
※成人映画(R18+)

11:10~12:36
『河内のオッサンの唄』

13:30~15:03
『河内のオッサンの唄 よう来たのワレ』
(93分)

15:10~15:50
仁科貴トーク ※チケット又は半券をお持ちの方はご入場いただけます

16:10~17:35
『暴走パニック 大激突』(93分)

17:55~19:18
『ピラニア軍団 ダボシャツの天』(83分)

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上映作品 

2月15日(土)

▪10:00~11:39
『仁義なき戦い 広島死闘篇』
1973年/99分/カラー/DCP
監督:深作欣二 脚本:笠原和夫  
出演:菅原文太、北大路欣也、梶芽衣子、千葉真一、小池朝雄、
成田三樹夫、川谷拓三

“仁義なき戦い”シリーズ第2弾。一時休戦していた博徒の村岡組とテキ屋の大友連合会だったが、ここへきて再び抗争が勃発していた。博奕のトラブルから刑務所に入った山中は、仮出所早々、大友連合会の連中に袋叩きに遭う。それがもとで山中はライバル組織の村岡組の組員となり、村岡の姪である靖子ともいい仲になるが...。
朝鮮動乱の好景気に沸く広島を舞台に、組織に利用される若きやくざを迫真のタッチで描く。川谷拓三の壮絶な姿に目を奪われる。

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▪12:40~14:22
『仁義なき戦い 代理戦争』
1973年/102分/カラー/DCP
監督:深作欣二 脚本:笠原和夫
出演:菅原文太、小林旭、池玲子、渡瀬恒彦、山城新伍、金子信雄、
成田三樹夫、田中邦衛、丹波哲郎、梅宮辰夫、川谷拓三

舞台は昭和35年から38年までの高度成長期。広島最大の暴力団、村岡組の実力者が九州のヤクザに殺されたことを機に、村岡組の跡目をめぐって熾烈な抗争が勃発する。山守組の組長・山守も跡目の座を狙い、一度は縁を切った元組員、広能を無理やり自分の傘下に復縁させる。やがて山守は跡目を継ぐことに成功するが...。
欲望、背信、復讐... 血で血を洗う巨大抗争を描く、シリーズ第3弾。

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▪14:40~16:21
『仁義なき戦い 頂上作戦』
1974年/101分/カラー/DCP
監督:深作欣二 脚本:笠原和夫
出演:菅原文太、小林旭、梅宮辰夫、松方弘樹、黒沢年男、
田中邦衛、山城新伍、金子信雄、加藤武、川谷拓三

前作「代理戦争」の続編ともいうべきシリーズ第4弾。昭和38年春から39年へかけての約1年にわたる広島やくざ戦争を描く。
激化の一途をたどる西日本広域暴力団・明石組とライバル神和会との代理戦争は、やがて一般市民をも巻き込む市街戦へ突入。遂には警察の暴力団壊滅運動・頂上作戦、全マスコミの暴力団撲滅キャンペーンへと発展していく。暴力と暴力、血と血、銃弾と銃弾が激突する壮絶なクライマックスに圧倒される。

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▪16:40~18:20
『県警対組織暴力』
1975年/100分/カラー/DCP
監督:深作欣二 脚本:笠原和夫
出演:菅原文太、松方弘樹、梅宮辰夫、金子信雄、佐野浅夫、
成田三樹夫、田中邦衛、池玲子、川谷拓三

ベテラン刑事・久能は大原組の若衆頭・広谷と固い絆で結ばれていた。広谷と対立する川手組がやくざ出身の市会議員・友安らと手を組んで縄張りを拡張しようとするが、久能と広谷は共謀してこれを阻止。抗争が激化していく中、久能の班に県警本部からエリート警部補の海田が赴任し、暴力団取締が強化されることになり...。
やくざと癒着した警察と政界の腐敗を鮮烈に描いた傑作。取調室でいたぶられる川谷拓三の迫真の名演技は必見!

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▪18:40~19:58
『狂った野獣』
1976年/78分/カラー/35ミリフィルム
監督:中島貞夫
出演:渡瀬恒彦、橘麻紀、中川三穂子、片桐竜次、志賀勝、三上寛、
笑福亭鶴瓶、川谷拓三、室田日出男

目の病気で会社をクビになったテストドライバー・速水は、友達の美代子と宝石泥棒を計画。まんまと宝石を盗んだ二人は、警察の追っ手をくらますため別々に逃亡。作戦は成功したかに見えたが、速水の乗るバスに銀行強盗・谷村と桐野が乗り込んできたことから事態は一変し...。
主演・渡瀬恒彦によるド迫力のカーアクションは迫力満点!中島貞夫監督が、暴走する狂気の沙汰をスリル&スピードたっぷりに描いたサスペンス・アクション!

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2月16日(日)

▪10:00~10:53 
『史上最大のヒモ・濡れた砂丘』※成人映画(R18+)
1974年/53分/カラー/35ミリフィルム
監督:依田智臣
出演:川谷拓三、小島恵子、泉ユリ、藤ひろ子、西田良

冴えない生活を送るタクシーの運転手・秋田章二は、ある日、銀行に勤務している北野明子と出会い意気投合、一夜を共にする。秋田は明子が銀行の預金係をしているのを知ると、彼女に金をせびるようになり...。
昭和41年~48年にかけて行われた滋賀銀行9億円横領事件を題材に、戦後最大のヒモとしてふてぶてしく生きる男と、その男に食い物にされた女の生きざまを描く。川谷拓三の初主演作品。落ち着いた二枚目ぶりを披露している。

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▪11:10~12:36
『河内のオッサンの唄』
1976年/86分/カラー/35ミリフィルム
監督:齋藤武市
出演:川谷拓三、室田日出男、岩城滉一、ミヤコ蝶々、奈美悦子、
ミスター珍

河内松原に住む“河内のオッサン”こと徳田松太郎、通称・徳松は、三十過ぎても独り身のタクシー運転手。喧嘩早くて粗忽者だが、“例え死んでも負けられん”といった、河内男の心意気を身につけた好漢だ。そんな徳松に、一世一代のツキが巡ってきた。
ミス花子が歌う河内弁のヒット曲「河内のオッサンの唄」を映画化し、川谷拓三が一般映画の初の主演に挑んだ、痛快アクション巨編!ピラニア軍団、ミヤコ蝶々、ミスター珍ら魅力的なキャストが脇を固めている。

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▪13:30~15:03
『河内のオッサンの唄 よう来たのワレ』
1976年/93分/カラー/35ミリフィルム
監督:齋藤武市
出演:川谷拓三、夏純子、田中邦衛、室田日出男、岩城滉一、
伊佐山ひろ子

大阪へ出稼ぎに行った徳松は、帰りの道中で博打の大天才“先生”と出会う。だが、河内では徳松たちの大家が、難波組との博打に長屋の権利書を持ち出していた。徳松らは先生の霊感で窮地を切り抜けるが、難波組はあくどい手口で乗っ取りをたくらんでおり...。
ヒット曲「河内のオッサンの唄」をバックに、河内のオッサンの心意気を描いて好評を博した川谷拓三主演の人気シリーズ第2弾。前作をしのぐ盛りだくさんの内容で放つ痛快作!

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15:10~15:50 仁科貴トーク (40) *チケット又は半券提示でご入場いただけます

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▪16:10~17;35
『暴走パニック 大激突』
1976年/85分/カラー/35ミリフィルム
監督:深作欣二
出演:渡瀬恒彦、杉本美樹、渡辺やよい、風戸裕介、小林稔侍、
汐路 章、志賀 勝、川谷拓三、室田日出男

派手な銀行強盗を重ねてきた山中と関。しかし、関が逃走中にトラックの下敷きになって死亡し、それを知った関の兄・勝男が金をむしり取ろうと山中を追いかけるように。さらに山中は警官の畠野にも追いかけられており...。
銀行ギャング、追跡するパトカー、強奪金の横取りを狙う男― 三つ巴のカーチェイスがいつしか暴走族、市民を巻き込んで一大狂走集団となって大暴走。追いつ追われつの巨大な見せ場の連続をダイナミックに描いたノンストップアクション。

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▪17:55~19:18
『ピラニア軍団 ダボシャツの天』
1977年/83分/カラー/35ミリフィルム
監督:山下耕作
出演:川谷拓三、室田日出男、志賀勝、夏八木勲、橘麻紀、小松方正

チンピラの松田天、通称=ダボシャツの天は、上方ぜいろく会幹部の通称・むかでの錦三を兄貴と慕っていた。ひょんな事から上方会と対立する大市組の若衆に喧嘩を売ってしまった天は、逆に脅されたところを錦三に救われるが...。
主演の川谷拓三が、男気があり度胸もあるがちょっぴり間の抜けたチンピラをユーモアたっぷりに演じるほか、ピラニア軍団が勢ぞろいして体当たり演技を披露する痛快娯楽アクション。

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プロフィール

川谷拓三(かわたにたくぞう)1941-1995

1941年満州生まれ。敗戦により4歳のとき一家で引き揚げ、高知県安芸市(当時・安芸郡安芸町)に移り住む。中学卒業後京都に引っ越し、5918歳で第二東映のエキストラ・グループに入り、美空ひばり主演『ひばり捕物帖 振り袖小判』で死体役としてデビュー。60年東映京都撮影所に大部屋俳優として入社。71年懲役太郎・まむしの兄弟』出演。73年仁義なき戦い』のヤクザ役が深作欣二監督に認められ、以降同シリーズに出演。74年には『史上最大のヒモ・濡れた砂丘』で初主演を果たす。『県警対組織暴力』(75年)で京都市民映画祭の助演男優賞を受賞。深作欣二監督作品『新仁義なき戦い3部作(7476年)、『資金源強奪』(75年)、『やくざの墓場 くちなしの花』『暴走パニック 大激突』(76年)、『ドーベルマン刑事』(77年)出演。75年志賀勝らと脇役集団“ピラニア軍団”を結成。テレビドラマ『前略おふくろ様(75)、映画『トラック野郎・望郷一番星(76)出演以後、お茶の間にも広く知られるようになる。『河内のオッサンの唄(76)で一般映画の初主演を果たし、同年『河内のオッサンの唄 よう来たのワレ』や『ピラニア軍団 ダボシャツの天』(77年)にも主演した。活動の拠点を東京に移し、NHK大河ドラマ黄金の日日』(78年)、『ミスターどん兵衛』(80年)出演。78年に『河内のオッサンの唄 よう来たのワレ』『ドカベン』『日本の仁義』『ピラニア軍団 ダボシャツの天』で日本アカデミー賞助演男優賞ノミネート。86年に『薄化粧』ビルマの竪琴』、89年に『女咲かせます』『つる-鶴-』『母』で日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞。その後もドラマ、映画、CM、バラエティなど幅広く活躍。95年に54歳で肺がんのため逝去。

●修正_川谷拓三_プロフィール画像 提供:仁科貴.jpg

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トークゲスト 仁科貴(にしなたかし)

1970年生まれ、京都府出身。明治大学中退。高校時代に勝新太郎監督『座頭市』(89年)で制作進行。大学時にラジオCM、タナカカツキ監督のCGアニメ『カエルマン』(95年)などで声優を経験し、96年本格デビュー。『BROTHER』(00年)、『かあちゃん』(01年)、『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』(01年)、『夜を賭けて』(02年)、『化粧師』(02年)、『バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌』(03年)、『呉清源 極みの棋譜』(06年)、『劔岳 点の記』(09年)、『ジョン・ラーベ 〜南京のシンドラー〜』(14年)、『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』(15年)、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(15年)、『アウトレイジ 最終章』(17年)、『サムライマラソン』(19年)、『Noise』(19年)、『ココロ、オドル』(19年) 、『無頼』(20年)、『裸の天使 赤い部屋』(21年)、『ベイビーわるきゅーれ』(21年)、『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』(22年)、『愚か者のブルース』(22年)、『首』(23年)ほか。テレビドラマ:NHK連続テレビ小説『オードリー』(00年)、『刑事ゆがみ』(17年)、『サウナーマン〜汗か涙かわからない〜』(19年)など多数出演。

仁科貴_プロフィール写真.jpgのサムネイル画像 🄫Ken Kikuchi

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親子画像-01.jpeg 写真提供:仁科貴

親子画像-03.jpeg 写真提供:仁科貴

親子画像-02.jpeg 写真提供:仁科貴

高知県立美術館「川谷拓三」チラシ中面.jpg

仁義なき戦い_広島死闘篇-修正.jpg『仁義なき戦い 広島死闘篇』🄫東映

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C0000010378_6.jpg『仁義なき戦い 代理戦争』🄫東映

S0000010378_68.jpg『仁義なき戦い 代理戦争』🄫東映

仁義なき戦い_代理戦争_ポスター_修正.jpg『仁義なき戦い 代理戦争』🄫東映

●仁義なき戦い 頂上作戦-01.jpg『仁義なき戦い 頂上作戦』🄫東映

仁義なき戦い_頂上作戦-02.jpg『仁義なき戦い 頂上作戦』🄫東映

県警対組織暴力_01.jpg『県警対組織暴力』🄫東映

県警対組織暴力-02.jpg『県警対組織暴力』🄫東映

県警対組織暴力-03.jpg『県警対組織暴力』🄫東映

S0000010746_31.jpg『狂った野獣』🄫東映

狂った野獣-02.jpg『狂った野獣』🄫東映

史上最大のヒモ・濡れた砂丘_01.jpg『史上最大のヒモ・濡れた砂丘』🄫東映

河内のオッサンの唄-ジャケ.jpg『河内のオッサンの唄』🄫東映

河内のオッサンの唄_01.jpg『河内のオッサンの唄』🄫東映

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河内のオッサンの唄 よう来たのワレ-02.jpg『河内のオッサンの唄 よう来たのワレ』🄫東映

暴走パニック 大激突-01.jpg『暴走パニック 大激突』🄫東映

暴走パニック 大激突-02.jpg『暴走パニック 大激突』🄫東映

ピラニア軍団 ダボシャツの天-01.jpg『ピラニア軍団 ダボシャツの天』🄫東映

ピラニア軍団 ダボシャツの天-02.jpg『ピラニア軍団 ダボシャツの天』🄫東映

ピラニア軍団 ダボシャツの天-03.jpg『ピラニア軍団 ダボシャツの天』🄫東映

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