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高知パフォーミング・アーツ・フェスティバル2019
高知県立美術館26周年開館記念日/
2019年度第69回高知県芸術祭共催行事
作曲・馬場法子
「Nopera AOI 葵」
主演・青木涼子
全編版日本初演
2019年11月03日[日]
日時:2019年11月3日(日) 開演14:00(開場13:30)---------※プレトーク、アフタートークあり(登壇予定:青木涼子/馬場法子/佐藤美晴/山縣良和)
会場:高知県立美術館・能楽堂
料金(全席自由・税込):
一般前売 2,000円(当日2,500円)
大学生以下 前売 1,000円(当日1,500円)
○割引料金《一般前売1,400円・当日1,750円/大学生以下前売700円・当日1,050円》身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)は3割引。(ローソンチケットは割引対象外)
※未就学児入場不可(無料託児サービスあり、要予約、先着順)
※車イスでご来場予定のお客様は、事前に高知県立美術館(088-866-8000)までご連絡ください。
前売券販売所:
高新プレイガイド TEL 088-825-4335(平日9:30~17:30)
高知大丸プレイガイド TEL 088-825-2191(直通)
楽器堂オーパス
高知市文化プラザミュージアムショップ TEL 088-883-5052(直通)(10:00~18:00)
ローソンチケット【Lコード63269】TEL 0570-084-006 http://l-tike.com/
締め切り:10月20日(日) (定員10名、先着順)
公演に先駆けて、能や本公演についての、実演を交えたレクチャーを開催します。【入場無料】
《出演》青木涼子 《日時》 10月12日(土)19:00~ 《会場》高知県立美術館ホール
※参加方法:電話088-866-8000(9~17時)か、メールでお申し込みください。メールの場合は、件名に「10/12青木涼子能レクチャー」と明記の上、お名前とお電話番号をmuseum@kochi-bunkazaidan.or.jp までお送りください
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主催・お問合せ:高知県立美術館 TEL 088-866-8000 (9時~17時)
後援:高知県教育委員会、高知市教育委員会、高知県能楽協会、高知新聞社、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、エフエム高知、KSSさんさんテレビ、KCB高知ケーブルテレビ、高知シティFM放送
助成 : 文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会
制作協力:株式会社オカムラ&カンパニー
高知パフォーミング・アーツ・フェスティバル2019
作品概要
能×現代音楽×アート
日本の伝統文化と-現代音楽の融合による-新たな「能」の世界。
能の概念を飛び越え新しいアートを創造し続ける能声楽家・青木涼子が、作曲家・馬場法子、演出家・佐藤美晴、ファッションデザイナー・山縣良和とのコラボレーションでおくる「Nopera AOI 葵」 待望の全編日本初演!
日本の伝統文化と現代音楽の融合による新たな「能」の世界を国内外で発信し、世界中から注目を集める能声楽家・青木涼子。フランス在住の気鋭の作曲家・馬場法子、数々のオペラ作品を手掛ける演出家・佐藤美晴、日本を代表する鬼才のファッションデザイナー・山縣良和(writtenafterwards)とのコラボレーションで、これまでにない“能オペラ”作品を能舞台にて上演します。
『源氏物語』葵の巻をもとにした能「葵上(あおいのうえ)」を題材に製作され、2016年にフランスで上演された本作が、演出を一新し、日本で待望の全編初演を迎えます。
能と現代音楽とアートが融合し織りなす新世界を、ぜひご体感ください。
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クレジット
《 出 演 》
能 青木涼子
指揮 夏田昌和
ヴァイオリン 松岡麻衣子
ヴィオラ 般若佳子
チェロ 多井智紀
フルート 斎藤和志
バスーン 中川日出鷹
クラリネット 山根孝司
打楽器 池上英樹
打楽器 畑中明香
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《 作 曲 》 馬場法子
《 演 出 》 佐藤美晴
《 衣 装 》 山縣良和(writtenafterwards)
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【作品解説】馬場法子
能と現代音楽の交錯「Nopera AOI葵」は、ある若い悲嘆にくれた女性の心情と理性の戦い、敵対、嫉妬、屈辱、報復、絶望のドラマである。生霊となるほどの激情を抱える六条御息所の内面世界を描き出した能「葵上」を元に、演者によって発生する衣擦れの音、摺足の音、扇の音など様々な聴覚に作用する現象を用いて、葵上の死に至るまでの微細な変化を音で表現する。弓で弾かれるフレクサトーンは霊を呼び出す梓弓を彷彿させ、舞台奥に吊るされたいくつもの糸電話は、シテが‘演奏’する携帯電話と時にシンクロナイズし、視覚的メタファーと錯聴を交錯させる。
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あらすじ
朱雀院の御代、左大臣家では息女の葵上が物の怪に憑かれ重態である。物の怪の正体を知ろうと、梓弓の音で霊を呼ぶ「梓の法」の名手照日の巫女が招かれた。その法に掛けられて姿を見せたのは、六条御息所の怨霊である。御息所は皇太子妃の昔を偲ばせる高貴な姿をしているが、恋人光源氏の正妻である葵上への嫉妬に駆られ、後妻打ち(正妻が若い妾を憎んで打つこと)をする。思い乱れる御息所は、葵上の命を奪いかねない激しさを見せ、破れ車に乗って姿を消す。----------------------------------
(檜書店 三宅晶子「対訳でたのしむ 葵上」より https://www.hinoki-shoten.co.jp/)
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プロフィール
〇青木涼子/能声楽家 Ryoko Aoki
世界の主要な作曲家と共に、能の声楽である「謡」を素材にした新しい楽曲を生み出し、国内外で広く発表を行っている。ペーテル・エトヴェシュ、細川俊夫などの作曲家による現代音楽作品の初演、オーケストラとの共演、オペラ出演などにより能の「謡」の可能性を積極的に探求している。テアトロ・レアル王立劇場にてオペラ出演。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、ミュンヘン室内管弦楽団など世界のトップオーケストラと共演。パリの秋芸術祭、バルトーク・フェスティバル、トンヨン国際音楽祭などの各国の音楽祭への参加や、コンセルトヘボウ、フィルハーモニー・ド・パリ、ケルン・フィルハーモニーなど各国の主要なホールに出演するなど、世界的な活躍をしている。東京藝術大学音楽研究科修士課程修了(能楽観世流シテ方専攻)。ロンドン大学博士課程修了。平成27年度文化庁文化交流使。
HP:http://ryokoaoki.net/-
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〇馬場法子/作曲 Noriko Baba
東京藝術大学卒、同大学院修了。パリ国立高等音楽院作曲科を最優秀で卒業。2003年度IRCAM研究員。Akademie schloss solitudeのアーティスト・イン・レジデンスに招聘され1年滞在。フランス教育省芸術家派遣に選出されCasa de Velazquezに会員として2年滞在、フランス外務省のアーティスト・イン・レジデンス「ヴィラ九条山」派遣に日本人として初めて選出され京都に滞在する。日本音楽コンクール2位、フランス学士院Georges Wildenstein賞、武生国際作曲賞受賞。作品は様々な音楽祭で委嘱・演奏されている。2018年2月、「共命之鳥」、「ハゴロモ・スイート」がロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団演奏会にてヨーロッパ初演された。
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〇佐藤美晴/演出 Miharu Sato
主な演出作品に「フィガロの結婚」「ナクソス島のアリアドネ」「リゴレット」「魔笛」「神々の黄昏」「ハムレット」「アラベラ」「トゥーランドット」などがある。近年の演出では、東京芸術劇場・石川県立音楽堂共同主催「こうもり」、バッハ・コレギウム・ジャパン主催公演等。ウィーン大学劇場学科に留学し、慶應義塾大学大学院文学研究科修了(音楽学)。シュトゥットガルトオペラ、アン・デア・ウィーン劇場、イングリッシュ・ナショナル・オペラ等で研鑽を積み、ハンブルク歌劇場などで演出助手をつとめる。
現在、東京藝術大学演奏芸術センター特任准教授、東京大学先端科学技術センター人間支援工学特任研究員。
第23回五島記念文化賞オペラ新人賞(演出)受賞。
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〇山縣良和/衣装 Yoshikazu Yamagata
2005 年 セントラルセントマーチンズ美術学校卒業。ジョン・ガリアーノのデザインアシスタントを務めた後、帰国。インターナショナルコンペティション ITS#three Italy にて3部門受賞。07 年 writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)設立。08 年 9 月より東京コレクション参加。09 年 オランダアーネムモードビエンナーレにてオープニングファッションショーを行う。11年 オーストラリア、オーストリアにてファッションショーを行う。12 年 日本ファッションエディターズクラブ新人賞受賞。14年 ベーシックラインwritten byを発表、毎日ファッション大賞・特別賞を受賞。また、ファッション表現の実験、学びの場として、「ここのがっこう」を主宰。
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10/12(金) 青木涼子による『能』レクチャー開催!
公演に先駆けて、能や本公演についての、実演を交えたレクチャーを開催します。
出演:青木涼子
日時:10月12日(土)19:00~
※台風19号の影響が懸念されていましたが、予定通り開催いたします。風雨が強い状態の地域もあるかと思いますので、道中お気をつけてお越しください。(2019/10/11)
会場:高知県立美術館ホール
《入場無料》
※参加方法:電話088-866-8000(9~17時)か、メールでお申し込みください。メールの場合は、件名に「10/12青木涼子能レクチャー」と明記の上、お名前とお電話番号をmuseum@kochi-bunkazaidan.or.jp までお送りください。
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お問合せ先:
高知県立美術館
〒781-8123 高知県高知市高須353-2
電話 088-866-8000 FAX 088-866-8008
Email museum@kochi-bunkazaidan.or.jp