PERFORMANCE & FILM 舞台芸術 & 映画

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高知パフォーミング・アーツ・フェスティバル2019
アーティスト・イン・レジデンス2019
イン・トランジション(タイ×日本)

2019年11月15日[金] - 2019年12月05日[木]

今年9年目を迎える高知県立美術館のアーティスト・イン・レジデンス事業(AIR)では、国内外のアーティストを同時に約2週間から1カ月間にわたり高知に招聘し、地域住民や地元アーティストらとの交流やワークショップ、トーク等を介して、創作に至る前のリサーチに特化した滞在制作「イン・トランジション」(過渡/移行の意)を実施いたします。

アーティスト

【タイ】ウィラワン・ウィアントン(ビジュアルアーティスト/パフォーマンスアーティスト)
【タイ】ワイラ・アマタタンマチャド(カルチュラルワーカー/制作)
【日本】宮内康乃(作曲家)

主催・企画・制作:高知県立美術館
助成公益財団法人福武財団(ワイラ・アマタタンマチャドの活動に対して)
協力:特定非営利活動法人地域文化計画、高知 蔦屋書店(宮内康乃によるトークに対して)/Low Fat Art FesKARAKOA

■連携企画 トークイベント:
「声でつながり響きあうアジア
 - 宮内康乃が捉えた東南アジアと高知の芸能のつながり」
2019年11月20日(水)19:00-20:30
高知 蔦屋書店2階イベントスペース
登壇:宮内康乃(作曲家)
主催:特定非営利活動法人 地域文化計画、高知 蔦屋書店、高知県立美術館

一般社団法人Karakoa

概要

この度招聘するのは、タイ北部イサーン地方出身バンコク在住の新進気鋭のビジュアルアーティストで、パフォーマンス、彫刻、アニメーション制作の領域で活動しているウィラワン・ウィアントンと、このリサーチから発表に至るまでのアウトサイド・アイとして協働する同郷の制作者のワイラ・アマタタンマチャド。国内から、日本の伝統音楽からアジアの民族音楽まで広く手掛ける作曲家の宮内康乃、の計3名です。ウィラワン・ウィアントンは、タイと日本の仏教文化、特に尼僧に関する比較調査や試演を中心に行い、宮内康乃は、高知特有の土着信仰や遍路文化、神楽、祭り、そして高知市にインドネシアの姉妹都市スラバヤより寄贈されたジャワガムランなど、幅広く調査していく予定です。

プロフィール

〇ウィラワン・ウィアントン[タイ]Wilawan Wiangthong
1990年タイ東北部イサーン地方出身、バンコク在住。タイ社会における女性性や性差に向けられた偏見、社会的に作られたアイデンティティに独自の再解釈を繰り返し加え、誇張された奇妙な空想のキャラクターに昇華し、パフォーマンスアートやドローイング、人形造形、アニメーション、映像を使った表現活動を続けている。これまでにタイ、インドネシア、インド、台湾、中国、韓国、フランス、ウクライナで作品を発表。今回、初来日を果たす。
*Research Keyword:女性性/仏教/尼僧/性差/女性リーダー/パフォーマンスアート/ビジュアルアート

〇ワイラ・アマタタンマチャド[タイ]Wayla Amatathammachad
1983年生まれ、バンコク出身。2010年マーケティングや広告業界から、芸術文化のマネジメント分野に転身。World Film Festival Bangkokにて映像素材のコーディネートや映写技師として携わり始める(2010-17)。その後ピチェ・クランチェン・ダンス・カンパニーのアシスタントマネージャー(2012-16)やトンロー・アート・スペースにて文化資源や事業開発の部門チーフに従事(2016-19)。現在、国際アートフェスティバル「Low Fat Art Fes」Vol.3の芸術監督を担う傍ら、インデペンデントのコンテンポラリーな舞台芸術のマネジメントやリサーチを行っている。その活動のひとつに「Prayoon for Art」(アートの家族)と名付けた企画を独自に立ち上げ、タイの現代アートの促進および支援を目的とした同盟ネットワークの構築、その国際的なシーンへの接続の促進、そしてタイ社会に現代アートの鑑賞のアイデアの提供に努めている。2017年度国際交流基金アジアセンター「Next Generation: Producing Performing Arts」参加。一般社団法人Karakoa理事。この秋福武財団の支援により約2カ月間に渡って「瀬戸内国際芸術祭2019」や近隣地域の芸術文化の現在を視察調査し、当館が最終滞在地となる。

〇宮内康乃[日本]Yasuno Miyauchi
1980年神奈川生まれ。作曲家。楽譜ではなく、人間の呼吸のリズムをきっかけとする単純なルールをもとに音を紡ぎ出していく独自の表現により演奏を行う「つむぎね」を主宰。そのほか映画、ダンス、演劇、美術など多分野と協働し、仏教音楽の聲明や三味線、箏、笙、正倉院復元音楽などの伝統音楽への作曲も手掛ける。2016年ACCグランティとしてNY滞在、2018年は国際交流基金アジアセンターのフェローとしてマレーシア、カンボジア、タイ、インドネシアにおける音楽の伝統とコンテンポラリー、その社会との関わりをリサーチ。
*Research Keyword:民俗芸能/アジア/土着文化/遍路/土着信仰/ガムラン

Wilawan_ThreeLegs_o.jpgWilawan Wiangton "Jupiter"

Engeki Quest @ LFAFV3.jpg Engeki Quest @ LFAFV3 (Low Fat Art Fes vol.3)__official bootleg__of Contact Gonzo @ LFAFV3.jpgContact Gonzo @ LFAFV3 (Low Fat Art Fes vol.3)

聲明_DSC8102_photo_KENJI KAGAWA.jpg宮内康乃 新作聲明「海霧讃歎(うみぎりさんだん)」

Yasuno-BanRomSaiWS_photo_MATHRAX.jpg宮内康乃「声のワークショップ」

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