PERFORMANCE & FILM 舞台芸術 & 映画

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Co.山田うん 西日本地域巡回公演
「W.i.f.e.」「IN SIDE OUT」
平成17年度文化庁芸術創造活動重点支援事業

2005年12月22日[木]

日時:2005年12月22日(木)
会場:高知県立美術館ホール

入場料:前売2,000円、当日2,500円(全席自由)
※身体障害者手帳、療育手帳、障害者手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳所持者とその介護者1名は3割引です。美術館ミュージアムショップ、県民文化ホールで取扱います。

主催:高知県立美術館(高知県文化財団)・Co.山田うん
制作:コンテンポラリー・アート・ネットワーク(CAN)
助成:文化庁、セゾン文化財団

概要

Co.山田うんは、2002年のカンパニー設立以来ユーモアや機知に富んだ独特の舞台作品を発表し高い評価を得てきています。特に2004年末に製作・初演した、チェーホフの「妻への手紙」に着想を得た「W.i.f.e.」は、SPACダンスフェスティバル(静岡芸術劇場)にも出展し、評論家やダンス関係者から注目を集めるなど、Co.山田うんの代表作として認められています。また、今年6月にイギリスで初演した「IN SIDE OUT」は、鋭い洞察力で新しい身体表現のあり方を提示する意欲作となっています。

Co.山田うん作品の独特の世界観は、芸術表現を通じ社会に新しい価値をもたらしています。また、社会的役割を担うアーティストという意味でも期待が高まっています。

 

上演作品

「W.i.f.e.」 初演 2004年12月
(スフィアメックス/天王洲、東京)40分

振付/演出:山田うん
出演:山田うん、尾形直子、岩渕貞太

チェーホフが愛人、後にチェーホフ夫人となった女優オリガ・クニッペルに、旅先から宛てた手紙で構成される書簡集「妻への手紙」に文学発想を得た、叙情的作品。
「W.i.f.e」はWhat is forever ? の略語。チェーホフは手紙の中で彼女への呼称を「私の犬」「大ばか」と「不身持な妻」「賢い女優」「よい友」等と記している。彼の選択する言葉と現実の身に宿る感情との間にどれ位の時差と距離が生じているのだろうか。ダンサー達は三人三様に存在し、愛の確信と不安の温度差に揺られながらも。

「IN SIDE OUT」初演 2005年6月
(サラマンダタンデム/ノッティンガム、イギリス)20分

振付/演出:山田うん
出演:田畑真希、伊藤知奈美

外気にありながら身体の中でしか感じられないことについて。または、身体の中にあるはずなのに外の世界、環境の中でしか認識できない記号について。身体の内側と外側に関連を持ちながら動作と静止を導く新しい回路を探してく、デュエット作品。

 

山田うん(振付家・ダンサー)

スポーツやダンスの経験を重ね、96年振付家として作品製作・発表を始め、ダンスを軸とした独自の創作活動を開始。2000年、横浜ダンスセレクション「ソロ×デュオ・コンペティション」にて<在日フランス大使館賞>受賞後渡仏。何気ない振る舞いを基にユーモラスで機知に富んだソロダンスには定評があり、ダンサー・振付家として国内外で公演、ワークショップ等を展開。また、音楽家とのコラボレーションや演劇の振付けなどジャンルを越えて活躍している。

2003年、カンパニー<Co.山田うん>を設立。代表作に「Lock」「Sky/Lark」「月想曲」「テンテコマイ」他。カンパニー公演、ソロ、コラボレーション、ワークショップを活動の柱とし、年1回の新作公演や国内外のフェスティバル参加など、精力的に活動を展開している。作品製作においては、公演ごとに出演者をオーディションで選出することを特色としている。代表作に「ハイカブリ」「ワン◆ピース」「W.i.f.e」他。

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