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高知県立美術館特別上映会 イタリア映画祭2001「イタリア旅行」 90年代秀作選

2001年05月16日[水] - 2001年05月19日[土]

上映日:2001年5月16日(水)~19日(土)

会場:高知県立美術館ホール

入場料:前売1日800円/当日1日1,000円

※身体障害者等割引料金 前売1日560円/当日1日700円
   (身障者手帳、療育手帳、障害者手帳所持者とその介護者1名)

主催:高知県立美術館、朝日新聞社、イタリア・シネマ(イタリア映画海外普及協会)

後援:イタリア大使館、イタリア文化会館、日本におけるイタリア年財団 、イタリア同好会・高知、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、NHK高知放送局、エフエム高知、KSSさんさんテレビ

協力:(財)国際文化交流推進協会(エース・ジャパン)


かつてイタリアは長い間、「映画大国」と言われていましたが、最近ではイタリア映画の新作が日本で公開される機会は少なくなりました。しかしながら、イタリアでは今でも年間100本前後が制作され、海外でも高い評価を得ています。
今回は1990年代に製作された映画から、日本で未公開の傑作10本を選りすぐり上映します。テーマは「イタリア旅行」。土地に対する強い思いを持つイタリアの監督たちが撮る映画には、イタリア各地の魅力があふれています。最新のイタリア映画の魅力と同時に、映画による「イタリア旅行」をぜひ味わってください。


上映作品解説

■5月16日(水)
①午後6時  
「ぼくらの世代」
(1996年、91分、ヴィルマ・ラバーテ監督)
La mia generazione
ブラッチョは、数年前に起こったテロの犯人のひとりとして、シチリアの刑務所に収容されている。一年前に願い出ていた恋人のいるミラノへの移動が、突如許可された。囚人護送車で、シチリアからボローニャを経てミラノへ向かう元学生運動家の男を描くロードムーヴィー。恋人ジュリアは男の帰りを待ちながら、ミラノの街をひたすら歩く……。
■ロケ地:シチリア、ミラノ

②午後7時40分     
「ラジオフレッチャ」
(1998年、112分、ルチアーノ・リガブエ監督)
Radiofreccia
イタリアの人気ロック歌手リガブエの監督デビュー作。1970年代、エミリア・ロマーニャ地方の小さな街で自分たちのラジオ放送局を立ち上げた若者たちの友情と恋愛、理想と失望を描いた秀作。イタリアの田舎町に、70年代のアメリカのヒット曲が流れる。ベネチア映画祭で絶賛を浴び、その後イタリア国内で大ヒットした。1998年ベネチア映画祭出品、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ新人監督賞受賞。
■ロケ地:エミリア・ロマーニャ州

■5月17日(木)

①午後6時
「死ぬほどターノ」
(1997年、80分、ロベルタ・トッレ監督)
Tano da morire
シチリアのパレルモを舞台に、マフィアを描いた初めてのミュージカルとして話題になった。映画に出演して演技をし、歌を歌うのはパレルモでスカウトされた素人ばかり。血の気は多いが情に厚い魅力的な人物として名をはせていたマフィアの大ボス、ターノの突然の死をめぐり繰り広げられる物語。1997年ベネチア映画祭出品、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ新人監督賞受賞。
■ロケ地:シチリア

②午後7時30分 
「目をつむって」
(1994年、113分、フランチェスカ・アルキブージ監督)
Con gli occhi chiusi
『かぼちゃ大王』が話題になった女性監督アルキブージが、20世紀初めのシエナとトスカーナ州を描いた意欲作。マーチン・スコセッシが製作に参加し、母親役のステファニア・サンドレッリや娼婦の元締めを演じるラウラ・ベッティらの豪華な脇役陣も話題になった。“目をつむって”生きる野生の少女と地主の息子との、悲しい行き違いの恋の物語。
■ロケ地:シエナ、トスカーナ州

■5月18日(金)

①午後6時  
「血の記憶」
(2000年、96分、エドアルド・ウィンスピア監督)
Sangue vivo
プーリア州の小さな街を舞台に、ある家族の運命を、民族音楽をバックに鮮烈な映像で描いた傑作。マフィアに荷担することによって家族を養っているピーノ。地方一のタンバリン奏者だったが、今はなげやりな毎日を過ごしているドナート。彼ら兄弟は、父の死以来、たえず衝突している。音楽グループ・ゾエの中心メンバー、ピーノ・ズィンバがタンバリン弾きの主人公を実名で演じている。2000年サン・セバスチアン映画祭新人賞、ロンドン映画祭出品。2001年サンダンス映画祭出品。
■ロケ地:プーリア州

②午後7時45分  
「戦争のリハーサル」
(1998年、110分、マリオ・マルトーネ監督)
Teatro di guerra
90年代イタリア映画界のホープで、80年代からナポリで演劇活動を続けているマルトーネ監督が、初めて演劇をテーマに取り上げた映画。1994年、内戦の続くサラエボでのギリシャ悲劇の上演をめざす劇団の日々を、ナポリの下町を背景に描く。さまざまな困難を乗り越え、ようやくゲネプロまでたどりつくが……。暗いが生き生きとした生活者のナポリが伝わってくる。98年カンヌ映画祭「ある視点」出品。
■ロケ地:ナポリ

■5月19日(土)

①午前10時    
「アクロバットの女たち」
(1997年、120分、シルヴィオ・ソルディーニ監督)
Le acrobate
最近公開され絶賛されたソルディーニ監督の『ベニスで恋して』と同じく、リーチャ・マリエッタが人生の転機を迎える女性を見事に演じる。エレナは、老婆アニタと知り合ったことから、ヴェネト州のトレヴィーゾからプーリア州のターラントへ旅をする。さらにそこで出会ったマリアとその娘を連れてモン・ブランへ向かう。1997年ロカルノ映画祭出品。
■ロケ地:トレヴィーゾ、ターラント、モン・ブラン

②午後1時    
「笑う男」
(1998年、99分、パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ監督)
Tu ridi
巨匠タヴィアーニ兄弟の最新作で、シチリアの作家ルイジ・ピランデッロの小説を自由に翻案した二部構成の作品。第一部「フェリーチェ」は、夜中に笑いがとまらない元オペラ歌手の悲喜劇を、ローマの歌劇場や街を舞台に描く。第2部は「誘拐者たち」。シチリアで12歳の少年が誘拐され、山の中の風変わりなホテルに監禁される。この山では100年前にもある誘拐事件が起こっていた。1998年ベネチア映画祭出品。
■ロケ地:ローマ、シチリア

③午後2時50分  
「聖アントニオと盗人たち」
(2000年、110分、カルロ・マッツァクラーティ監督)
La lingua del santo
90年代のイタリア映画をリードしたマッツァクラーティ監督の最新作。アントニオとウィリーは、ともに無職の40代。ある日ふたりは、パドヴァの教会から聖アントニオの「舌」を盗み出す。イタリア一の伊達男ファブリツィオ・ベントヴォリオと人気コメディアン、アントニオ・アルバネーゼというイタリア二大スターが共演。2000年のベネチア映画祭で喝采を浴びた。
■ロケ地:パドヴァ、ヴェネト州

④午後4時50分  
「乳母」
(1999年、100分、マルコ・ベロッキオ監督)
La balia
『ポケットの中の握りこぶし』を1965年に発表以来、一作ごとに話題を呼んできた奇才ベロッキオの最新作。20世紀初頭のローマ。精神科医のモーリの家に初めての子供が生まれたが、妻のヴィットリアは赤ん坊を胸に抱こうとしない。モーリは乳母として移民のアネッタを雇う。1999年カンヌ映画祭出品。
■ロケ地:ローマ

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