PERFORMANCE & FILM 舞台芸術 & 映画
終了しました
秋の定期上映会 これが映画だ 映 画 と い う 体 験
2000年11月18日[土] - 2000年11月19日[日]
上映日:2000年11月18日(土)、19日(日)
会場:高知県立美術館ホール
入場料:前売1日800円/当日1日1,000円
※身体障害者等割引料金 前売560円/当日700円(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳所持者とその介護者1名)
主催:高知県立美術館
後援:高知新聞社・RKC高知放送・KUTVテレビ高知・NHK高知放送局 ・ エフエム高知・KSSさんさんテレビ
助成:財団法人地域創造[地域の芸術環境づくり支援事業]
*この事業はジャンボ宝くじの売上金から助成を受けて実施するものです。
作品提供:フランス映画社、ミストラルジャパン、イメージフォーラム、ザジフィルムズ、N.S.W.
*平成12年度第50回高知県芸術祭協賛行事
20世紀を代表する芸術ジャンル、「映画」という体験とは?。ジャン=リュック・ゴダールの10年越しのライフワーク「映画史(全8章)」、「映画」の本質を探求したジガ・ヴェルトフの「カメラを持った男」、アメリカン・アンダーグラウンド映画の金字塔にして、「映画」のどんな約束事からも自由な「DOG・STAR・MAN-完全版-」。モニュメンタルな3本の映画に加え、ゴダール監督作品2本を上映します。
プログラム
11月16日(木)
①18時30分~19時57分
『Made in U.S.A.』
(ジャン=リュック・ゴダール監督/仏=伊/1966年/35ミリ/カラー/87分)
ゴダールが実話と小説を基に描いた、ハリウッド・スリラーへの批評的リメイク。謎の死を遂げた恋人の消息を求めてある街を訪れたポーラ(アンナ・カリーナ)は次第に警察とギャングの陰謀に巻き込まれて行く…。アメリカン・コミックからの映像コラージュ、サウンドコラージュなど60年代ゴダールのアート感覚が満喫できる。街角のバーに響くマリアンヌ・フェイスフルの「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」が印象的
(ジャン=リュック・ゴダール監督/仏=伊/1966年/35ミリ/カラー/87分)
ゴダールが実話と小説を基に描いた、ハリウッド・スリラーへの批評的リメイク。謎の死を遂げた恋人の消息を求めてある街を訪れたポーラ(アンナ・カリーナ)は次第に警察とギャングの陰謀に巻き込まれて行く…。アメリカン・コミックからの映像コラージュ、サウンドコラージュなど60年代ゴダールのアート感覚が満喫できる。街角のバーに響くマリアンヌ・フェイスフルの「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」が印象的
②20時10分~21時47分
『中国女』
(ジャン=リュック・ゴダール監督/仏/1967年/35ミリ/カラー/97分)
ヴェトナム戦争や中国の文化大革命の影響がフランスにも及んでいた1967年の作品。夏休み、パリのアパルトマンの一室に毛沢東思想の研究の為集まった20歳の5人の学生たち。政治色は強いものの、それ以上に鮮烈なのは、壁一面に並ぶ毛沢東語録の赤を始め、赤いカーテン、血の赤などの赤い色。全編が共産主義の色である赤一色にまとめられたポップアートも真っ青の作品。出演は、アンヌ・ヴィアゼムスキー、ジャン・ピエール・レオ他。
(ジャン=リュック・ゴダール監督/仏/1967年/35ミリ/カラー/97分)
ヴェトナム戦争や中国の文化大革命の影響がフランスにも及んでいた1967年の作品。夏休み、パリのアパルトマンの一室に毛沢東思想の研究の為集まった20歳の5人の学生たち。政治色は強いものの、それ以上に鮮烈なのは、壁一面に並ぶ毛沢東語録の赤を始め、赤いカーテン、血の赤などの赤い色。全編が共産主義の色である赤一色にまとめられたポップアートも真っ青の作品。出演は、アンヌ・ヴィアゼムスキー、ジャン・ピエール・レオ他。
11月18日(土)
11月19日(日)
[両日共]
11月19日(日)
[両日共]
①10時~11時9分
『カメラを持った男』
(ジガ・ヴェルトフ監督/ソ連/1929年/16ミリ/白黒/サイレント/69分)
60年代後半、ジャン=リュック・ゴダールが自らのグループをジガ・ヴェルトフ集団と名付けた事でも知られる、ロシアの理論家・映画監督ジガ・ヴェルトフの代表作。文学的、演劇的ではない、映画の言語による映画を目指したこの作品は、様々な映画技法を駆使して、あるカメラマンがロシアの街や人々を撮影する姿を追ったフィルム。連想ゲームのようなモンタージュや凄まじいフラッシュ・バックなど、スリリングなシーンに満ち溢れており実に楽しい。
(ジガ・ヴェルトフ監督/ソ連/1929年/16ミリ/白黒/サイレント/69分)
60年代後半、ジャン=リュック・ゴダールが自らのグループをジガ・ヴェルトフ集団と名付けた事でも知られる、ロシアの理論家・映画監督ジガ・ヴェルトフの代表作。文学的、演劇的ではない、映画の言語による映画を目指したこの作品は、様々な映画技法を駆使して、あるカメラマンがロシアの街や人々を撮影する姿を追ったフィルム。連想ゲームのようなモンタージュや凄まじいフラッシュ・バックなど、スリリングなシーンに満ち溢れており実に楽しい。
②11時20分~12時38分
『DOG・STAR・MAN-完全版-』
(スタン・ブラッケージ監督/米/1961-64年/16ミリ/カラー/サイレント/78分)
伝説のアメリカン・アンダーグラウンド映画。〈犬とともに雪山を登る男〉という象徴的なイメージを中心に、多重露光、コマ撮り、フェードイン・アウト、スクラッチ、フィルムの腐蝕などのあらゆるフィルムテクニックを駆使し、宇宙の中での人間の生や自らの存在を視覚的に問い掛ける神話詩的映像作品。コロラド山中の自然、太陽のコロナ、夫婦間のセックス、出産、赤ん坊の成長する姿などの映像がちりばめられ、人間の営みと撮影が一体となった映画が生まれてくる。
(スタン・ブラッケージ監督/米/1961-64年/16ミリ/カラー/サイレント/78分)
伝説のアメリカン・アンダーグラウンド映画。〈犬とともに雪山を登る男〉という象徴的なイメージを中心に、多重露光、コマ撮り、フェードイン・アウト、スクラッチ、フィルムの腐蝕などのあらゆるフィルムテクニックを駆使し、宇宙の中での人間の生や自らの存在を視覚的に問い掛ける神話詩的映像作品。コロラド山中の自然、太陽のコロナ、夫婦間のセックス、出産、赤ん坊の成長する姿などの映像がちりばめられ、人間の営みと撮影が一体となった映画が生まれてくる。
③14時~18時50分
『ジャン=リュック・ゴダール 映画史(全8章)』
※途中20分間休憩有り
(ジャン=リュック・ゴダール監督/仏/1988-1998/べーカムSP/カラー/268分)
映画誕生から未来へ…。ゴダールのモニュメンタルなライフワーク!。それぞれが独立した8章のパートから成り立つこの作品は、ジャン=リュック・ゴダール監督が10年の歳月をかけて「映画芸術とは何か」に取り組んだ壮大な構想の作品である。夥しい数のフィルム、劇映画、ドキュメンタリー映画、ニュース映画、小説、詩、歴史書、歴史的証言、哲学、映画論集、美術論、絵画、彫刻、写真、音楽が全編にわたって奔流のように引用される。ビデオの素材をビデオプロジェクターによる投射でスクリーンに上映するエレクトロ方式で上映。
※途中20分間休憩有り
(ジャン=リュック・ゴダール監督/仏/1988-1998/べーカムSP/カラー/268分)
映画誕生から未来へ…。ゴダールのモニュメンタルなライフワーク!。それぞれが独立した8章のパートから成り立つこの作品は、ジャン=リュック・ゴダール監督が10年の歳月をかけて「映画芸術とは何か」に取り組んだ壮大な構想の作品である。夥しい数のフィルム、劇映画、ドキュメンタリー映画、ニュース映画、小説、詩、歴史書、歴史的証言、哲学、映画論集、美術論、絵画、彫刻、写真、音楽が全編にわたって奔流のように引用される。ビデオの素材をビデオプロジェクターによる投射でスクリーンに上映するエレクトロ方式で上映。