PERFORMANCE & FILM 舞台芸術 & 映画

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2000年 サマー・ナイト・ライブ

2000年07月07日[金] - 2000年09月01日[金]

①平成12年7月7日(金)
大谷紀美子 インド古典舞踊
開場 午後6時 / 開演 午後6時30分

②平成12年7月21日(金)
武中淳彦 バッハとその時代
~ドイツ・バロック・無伴奏ヴァイオリン音楽の変遷を辿って~
250回目の命日によせる記念公演
開場 午後6時 / 開演 午後6時30分
共催 DMK、Divertimenti Kochi&SCK、スコラカントルム高知
協力 日独協会

③平成12年7月28日(金)
吉増剛造×若林奮
対談「石枕を巡って」
司会:鍵岡正謹(高知県立美術館館長)
開場 午後6時 / 開演 午後6時30分

④平成12年9月1日(金)
森岡啓純(アタサ)
内なる音楽ーシタール演奏の夕べ

開場:午後6時 / 開演 午後6時30分
会場:高知県立美術館中庭(天候により場所変更)
主催:高知県立美術館(高知県文化財団)
後援:NHK高知放送局・高知新聞社・RKC高知放送・KUTVテレビ高知・エフエム高知・KSSさんさんテレビ
大谷紀美子 インド古典舞踊
7月7日(金) 開演 午後6時30分

バラタ・ナーティヤム(インド古典舞踊)
バラタ・ナーティヤムは、南インドの古典舞踊の一つで、20世紀の初めまでは、南インドのヒンドゥー教寺院や、マハラージャ(王)の宮廷で、女性の踊り手によって伝承されてきたものである。インドの他の芸術舞踊と同様に、ヌリッタとアビナヤというふたつの要素から構成されている。ヌリッタは純粋舞踊とか抽象舞踊と訳され、動作が辞書的な意味での意味を持たず、逆にアビナヤ(具象舞踊)はパントマイムのように、「花が咲いた」という内容を伝えようとすると、「花」と「咲く」という動作が行われる。バラタ・ナーティヤムのレパートリーは、ヌリッタばかりで構成される曲、アビナヤばかりの曲、両者が交互にあらわれるもの、どちらか一方に重点がおかれるが少しだけ他方の部分がついているものの四種がある。

大谷紀美子
京都市生まれ。桐朋学園大学で民族音楽学を、ハワイ大学にて民族舞踊学。ベルファースト、クインズ大学にて、社会人類学を学び、現在は高知大学教育学部教授(音楽学)。
インド古典舞踊は、マドラス市のカラークシェトラ芸術学校で学び、世界各地で舞踊公演を行ってきた。

武中淳彦 バッハとその時代
~ドイツ・バロック・無伴奏ヴァイオリン音楽の変遷を辿って~
250回目の命日によせる記念公演
7月21日(金) 開演 午後6時30分(演奏前に演奏者の解説があります)

4本の弦、たった一艇の小さなヴァイオリン。その限られた空間から、対位法と技巧をめぐらせ、様々な工夫と試行を重ね、荘厳な音の大伽藍を打ち立て、遙か(宇宙)を望みみたドイツ・バロックの伝統。頑固な職人気質と飽くなき表現への追求から花開いた、その道の最高峰に位置するバッハの作品。
先駆となり、範となり、可能性の啓示となった先人の傑作。ここに聴く、無伴奏ヴァイオリン音楽の発展の歴史には、求心的な人々の(美学)と(祈り)が最もシンプルな形で集約されている。
公演プログラム
1: G.Ph.テーレマン / ファンタジア
2: H.I.ビーバー / 「ロザリオのソナタ」よりソナタ第16番ト短調 パッサカリア(守護天使)
3: J.S.バッハ /無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番BWV1004より シャコンヌ ニ短調
*協力 日独協会
*企画・制作 DMK、Divertimenti Kochi&SCK、スコラカントルム高知
武中淳彦
高知市出身。ウィーン国立音大ヴァイオリン科在学中、古楽をE.メルクス教授に、音楽史をDr.コンスタンティーニ教授に学び、様々なコンソートの一員として演奏活動を通じ"実践"を積む。91年プラハに赴き、J.S.バッハ解釈の大家でもあるB.ノヴォトニー氏の許で研さんを積む。91年末までウィーンを中心に、92年以降は日本を中心に作曲活動を行い、歌劇宗教作品をはじめ、管弦楽、室内楽、器楽曲、声楽曲等幅広いジャンルに作品を発表し、近年は、高知から創作活動を展開、発信している。

吉増剛造×若林奮

対談「石枕を巡って」
司会:鍵岡正謹(高知県立美術館館長)
7月28日(金)  開演 午後6時30分
平成8年に、当美術館ホールにて、詩+写真+歌+演奏のコラボレーション「花火の家の入口で」を行った詩人の吉増剛造。平成10年に土佐桜と呼ばれる高知の石灰岩を使って、美術館内に流れる水の石坂に石の彫刻「石枕」を作り上げた彫刻家の若林奮。近年、若林は東京日の出町のゴミ処分場予定地に、自然石を配置した庭を制作。この庭を吉増剛造が「緑の森の一角獣座」と命名している。
今回、当美術館の「石枕」を巡って対談が行われる。
吉増剛造
東京生まれ。現代日本を代表する詩人。慶応大学在学中から創作活動に入る。70年「黄金詩篇」で高見順賞。79年「熱風 A Thousand Steps」歴程賞受賞。主な詩集に「オリシス、石の神」「死の舟」など多数。朗読CD「石狩シーツ」など言葉の宇宙を創造し続けている。
若林奮
東京生まれ。現代日本を代表する彫刻家。1960年頃より作品の創作を始めて以来、自己のまなざしを絶対的な尺度とし、詩情性豊かで、重厚な思想に裏打ちされた彫刻作品群を生み出す。近年は当美術館に設置されている「石枕」など、その活動は、多彩な広がりをみせている。

森岡啓純(アタサ)
内なる音楽ーシタール演奏の夕べ
9月1日(金)  開演 午後6時30分

シタールはインドの代表的な撥弦楽器である。森岡啓純は、大学時代にインドを旅し、伝統的な古典楽器シタールに魅せられ、世界各地で音楽修行を続けるなかで、西洋、インド、日本の音楽を溶け合わせた新しい祝祭の音楽を創造してきた。シタール、竹笛など、ゆったりとしたインド楽器の音色に耳を傾けたい。

森岡啓純(アタサ)
中村市生まれ。東洋大学印度哲学科在学中、インドを旅し、インド古典楽器に出会いシタールを学ぶ。以後、世界各地をまわり音楽修行、活動を続け、96年以降活動の拠点を中村市に移し演奏活動を行っている。

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