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ラ・ラ・ラ・ヒューマンステップス ソルト 美術館舞台公演シリーズVol.15

1999年11月23日[火]

公演日:1999年11月23日(火・祝)
午後6時開場
午後6時半開演
場所:高知県立美術館ホール
主催:高知県立美術館(高知県文化財団)
共催:高知県
後援:カナダ大使館・ケベック州政府在日事務所・高知新聞社・RKC高知放送・KUTVテレビ高知・NHK高知放送局・エフエム高知・KSSさんさんテレビ
助成:芸術文化振興基金・(財)地域創造(ジャンボ宝くじ助成事業)
企画制作:彩の国さいたま芸術劇場/CONVERSATION
前売¥5,000 当日 ¥5,500
■身体障害者割引(手帖1・2級所持者)前売¥3,500当日¥3,850
※身体障害者割引前売券は、県民文化ホール、美術館ミュージアムショップで取り扱います。※未就学児の入場位はご遠慮下さい。
◎ チケット取り扱い/美術館ミュージアムショップ088-866-8118/県民文化ホール088-824-5321/高新プレイガイド088-825-4335/チケットぴあ088-825-2191/チケットセゾン088-885-7369/サムグッディ088-824-2230
※ やむを得ない事情により出演者が変更になる場合があります。
ビデオ上映のお知らせ「ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップスinベラスケスの小さな美術館」(50分)
日時=10月10日(日)/17日(日)/24(日)1:00p.m.~ 会堵=講義室【入場無料】

ソルト 海が消えたあとに残るもの

エドゥアール・ロック
 私は以前から、身体やモノのもつ形、そのなかでも特に動きに興味をもってきました。身体やモノは、普通、明確な形を有している、と考えられていますが、実際には思考に似て、不明確で捉えにくいものだと思います。手を早く動かせば、もはや手の形には見えませんし、木は、静止しているときと風に揺れているときでは形を変えます。ダンスというのは、身体やモノに対する一般的な理解を変える、またはそうしたことを具体的に示すことができるのです。
 この作品を構成している暗い舞台空間、複雑さを伴いつつ、私の陶酔状態を高めつづけるコントロールされた身振りによる言語。地上からダンサーの身体を引き離しつつ、あたかも霊的存在であるかのように希薄なものとして彼らをこの世界に引き留めるポワント。私は身体が動く際のその動きの過程を、身体を形作る皮膚や骨格、また身体に動くことを命ずる思考と同じくらいリアルで大切なものとして、今でも考えているのかもしれません。動きとは「沈黙の声」であり、個人的かつ社会的な無意識の、重要な指標です。しかし、プロセスはあくまで抽象的なものであり、私の作品は、見ることの欲望をかき立て、視覚的な関係性を観察すること以外には、いかなる絶対的なものも明らかにすることはありません。モノとモノとのつながりこそが、わたしが理解したい唯一の事柄なのです。
 完全なコントロールというものは、この世には存在しません。観客席に居合わせた人々によってこそ命が吹き込まれるのです。ですから、ステージの上のすべての活動は失敗への扉が開かれている必要があり、また物事は不完全でわずかに未完成であると感じることは、とても重要なことだと思います。

ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップス

 振付家、映像作家であるエドゥアール・ロック率いる、モントリオールを拠点とするダンス・カンパニー。1980年のデビュー以来、これまでになく自由で、もっとも爆発的なエネルギーを有するダンス・カンパニーとして活動を続けている。
 「ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップス」の作品は、超人的なダンス・テクニックや特徴的な音楽、美しいセット、そしてエドゥアール自身による映像のコンビネーションによって構成されているものが多い。ダンスは光速のスピードで展開し、彼らの身体は水平に、垂直に回転する。危険に満ちたそのパフォーマンスは、"重力の不可能性を超越している"、"凶暴な白鳥たち"などと形容されている。
 「ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップス」は、バレエ・ダンス・ファンのみならず、音楽や美術ファンからも注目されている。デビュー直後からカナダ、アメリカで人気を博したのに続き、1987年からはヨーロッパやラテン・アメリカ、アジアでも公演を重ね、これまでに延ベ40万人以上の観客を集めている。人気、実力ともまさに世界のトップ・カンパニーのひとつである。
 また、カンパニーの単独公演に加えてデヴィッド・ボウイ、フランク・ザッパ「イエロー・シャーク」、ソニック・ユース、ナム・ジュン・パイク、キャロル・ロールなど、他分野のアーティストとのコラボレーションも多い。


スタッフ

作・振付: エドゥアール・ロック
出演: エミイ・ブロガン/イヴォンヌ・クタラン/ミルコ・エクター/ローレンス・ラブソン/ジェイソン・シンプリー・ホームズ/ステファニー・スレイター/ナオミ・スタイクマン/リック・ギャビン・ティジャ/ゾフィア・ツジャカ
演奏: アンヌ・マリー・キャシディ(チェロ)/コン・キー・ンジョ(ピアノ)/ジャン・クロード・パトリー(エレクトリック・ギター)
音楽: デヴィッド・ラング/ケヴィン・シールズ
美術: ステファン・ロワ
照明: ジョン・モンロー
衣装: ヴァンダル/ジェラルド・マユ

世界のバレエ・ダンス・シーンをリードする、革命的カンパニー
昨年10月の彩の国さいたま芸術劇場での初演から1年。
世界各地で絶賛を浴びたラ・ラ・ラ・ヒューマンステップスの新作『ソルト』、待望の凱旋公演。1999年、21世紀への橋渡しにふさわしい、過激で究極なバレエ!


エドゥアール・ロック(振付家・芸術監督)

1954年モロッコのカサブランカ生まれ、カナダのモントリオールに育つ。大学で中世英文学を学ぶかたわら、19歳でダンスを始める。1975年から79年まで、グループ・ド・ラ・プラス・ロワイヤル、グループ・ヌーヴェル・エール、グラン・バレエ・カナディアンなどのモントリオールの様々なダンス、バレエ・カンパニーで活躍。1980年に、ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップスの前身となる、ロック・ダンサーズを結成。以降、次々と作品を発表し、常にダンス・シーンの注目を集めてきた。
ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップスの活動の他にも、オランダ国立バレエ、グラン・バレエ・カナディアン、ネザーランド・ダンス・シアターⅠへの振付や、デヴィッド・ボウイ、フランク・ザッパのコンサートの演出など、幅広い活動をしている。

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