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春のテ-マ「こんな国の映画も観てみたい!」 アジアの鼓動

1996年05月19日[日]

日 時:1996年5月19日(日)
    午後1時   「ナイフ」
    午後2時40分「ムアンとリット」
    午後5時   「絆」
会 場:高知県立美術館ホ-ル
入場料:前売り500円/当日600円
主 催:(財)高知県文化財団・高知県立美術館
高知市高須353-2 TEL0888(66)8006・8000
                     

アジアの鼓動

近年東南アジアの映画が国際映画祭で脚光を浴びています。とりわけ中国、台湾、香港の作品が各国で高い評価を得ていますが、今回紹介するタイ、モンゴル、ベトナムも優れた作品を多く生み出しており、今後世界の表舞台に踊り出るに違いありません。いずれもまだなじみの薄い国々の作品ですが、異文化を理解する手立てとして、又固有の優れた映像表現に接する機会として、今回の上映会をお薦めします。

『ムアンとリット』MUEN AND RID
(タイ映画、チャ-ト・ソンスイ-監督、1994年、129分、カラ-)
1800年代前半、タイでは借金の返済のために夫や父親が自由に妻子を売ることができるという、法的な権利が保証されていた。「ムアンとリット」は、こうした状況下で、初めて女性の権利を訴えた一人の若きタイ女性ムアンの半生を描く、史実に基づいた物語である。嵐の日僧侶リットと出会ったムアンは、リットが忘れられず寺で読み書きを習い始めるが、父親の博打のかたに金持ちに売られてしまう。ムアンは脱走しリットに会いに行くがリットは還俗する気はないと告げる。ムアンは川に身を投げるが…。自分の愛を貫くためにどんな困難をも乗り越えて行こうとする女性の健気さを、豊かな郷土色を配しながらみずみずしく描く。主演の二人はタイ映画界のトップスタ-。

『絆』Mother
(モンゴル映画、J・ビンデル監督、1992年、80分、白黒)
目の不自由な女性トボ-は、妻のいる遊牧民トボ-の子を生む。トボ-の妻ヤンジンは怒ってボルマ-を責めるが、その赤ん坊には数年前に亡くしたわが子と同じ場所にほくろがあった。生まれ変わりを信じるヤンジンは、その子をわが子のようにかわいがる。ボルマ-がわが子と別れ暮らし始めた頃、子供が危篤状態に陥る…。生まれ変わりや母子の絆といったモンゴル独特の宗教観、美意識に彩られた珠玉の一編。

『ナイフ』Knife
(ベトナム映画、レ・ホアン監督、1994年、87分、カラ-)
ベトナム戦争を扱った映画は数多いが、「ナイフ」は最も新しい1本である。ホアン監督は、ホ-チミン撮影所のヒットメ-カ-で、ハノイのダン・ニャット・ミン監督らに続く世代の旗手。主演女優を演じたミ・ズエンはベトナムNO.1アイドル。ベトナム戦争中、解放戦線軍とサイゴン傀儡軍との間で激しい戦いが続く。傀儡軍に参加して倒れた祖母の仇をとるべく、孫娘が解放軍に近づくが、彼女は純朴な青年兵に恋をしてしまう…。

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