PERFORMANCE & FILM 舞台芸術 & 映画

終了しました

アーティスト・イン・レジデンス事業

2012年01月23日[月] - 2012年02月12日[日]

期間:2012年1月23日から2月12日まで
その後、2月13日から16日に横浜で開催する国際舞台芸術ミーティングin横浜2012と、2月20日から22日に京都で開催するアーティスト・イン・レジデンス・ミーティングで発表を行います。
16日22時より横浜の黄金スタジオ視聴室にてJacob Wren×工藤冬里パフォーマンスを開催します。
TPAMパス持参者無料、一般1,000+ワンドリンク500円

アーティスト・イン・レジデンス事業
本年度から、海外のアーティストが1ヶ月高知に滞在し、滞在制作を行う事業が始まりました。
初年度は、カナダ・モントリオールからJacob Wren(ジェイコブ・ウレン)の滞在が決定しました。


プロフィール

Jacob Wren(ジェイコブ・ウレン)
 ジェイコブは作家であり、エキセントリックなパフォーマンスを創作するアーティストである。また、著書として、'Unrehearsed Beauty' 'Families Are Formed Through Copulation and Revenge Fantasies of the Politically Dispossessed'などがある。
 2002年より、モントリオールに拠点を置く学際的なグループPME-ARTの共同アートディレクターとして、'En français comme en anglais, it's easy to criticize'(1998)、'Unrehearsed Beauty/Le génie des autres'(2002)、'La famille se crée en copulant'(2005)、'HOSPITALITÉ / HOSPITALITY シリーズ'などを共同製作している。
 2003年、東京六本木のスーパー・デラックスにて「アンリハースド・ビューティ/他者の天才」、2006年、東京キネマ倶楽部にて「生殖行為によって家族は作られる/ La famille se crée en copulant」の公演を開催している。
 また、2007年、ベルリンにある現代芸術のための劇場、ゾフィエンゼーレに招聘され、ヴォルフガング・ケッペンの小説(1954)'Der Tod in Rom'を演出。
 また、2008年、ベルギーのヘントにある劇場カンポに委託され、劇作家のピーター・デ・バイザーとともに'An Anthology of Optimism'という作品を創作した。彼は、世界中を巡り、現代芸術について執筆している。作品は、ノルウェー、チェコ、ドイツ、ポルトガル、フランス、イギリス、ウェールズ、スコットランド、クロアチア、スウェーデン、オーストリア、オーストラリア、ベルギー、香港、日本、アイルランド、オランダ、アメリカ(ニューヨーク、ロサンゼルス)、カナダ(トロント、カルガリー、ケベックシティ、ハリファックス、モントリオール)などで上演されている。また、劇作台本は、フランス語、オランダ語、ドイツ語、ノルウェー語、日本語に翻訳されている。

平成23年度文化芸術の海外発信拠点形成事業
協力:国際舞台芸術交流センター(PARC)

滞在レポート

1月25日
 Jacobが高知に到着しました。「東京で過去2回ほど公演を行ったことはあるが、東京以外の土地に足を踏み入れるのは初めて。また、日本で長期滞在制作ができるのは本当に嬉しく、周りからも羨ましがられた」と話していました。
 Jacobが10年来好きだという愛媛在住の工藤冬里さんと共同制作することから始まった本企画。前日に工藤さんが都内でライブを行っていたので鑑賞し、その後、打ち合わせをしました。実は、実際に2人が会うのはこの日がはじめて。これから、どんな作品が創られるのか、本人も周りも誰もわからない状態のまま、スタートしました。
 また、高知の魅力を知ってもらうためにも、滞在中は色々な場所を見てもらいたいと思っています。まずは、当館内をご案内し、会期中の「琳派・若冲 雅の世界展」をご鑑賞いただきました。図録を見せながら当館コレクションのお話もしましたが、絵金の表現の斬新さに驚かれていました。また、「世界中色々な美術館を訪れているが、こちらの美術館の建築や内装は美しいですね。」とお話されていました。
 明日は、アール・ブリュットにも興味があるということで、ちょうど先月オープンした藁工ミュージアムもご案内しようと予定しています。また、明日からは松山(愛媛)に移動し、工藤さんとの創作を開始します。
《プチ情報》:2007年に当館県民ギャラリーで開催したチェルフィッチュの「三月の5日間」公演は、演出家の岡田利規さんが2003年にJacobの作品「アンリハースド・ビューティ/他者の天才」を観て感銘を受け創った作品とのこと。冒頭は、Jacobの作品が引用されているそうです。

1月27日
 共同制作を行う愛媛在住の工藤冬里さん(音楽家・陶芸家)の元を訪れました。作品創作は、主に砥部焼の町、砥部にある工藤さんのスタジオで行います。愛媛入り初日のこの日は、工藤さんが色々な場所へ案内してくださいました。古民家を活用しようと若者が集まってきている三津という地域を訪れ、ゆったりとした時間を過ごしました。
 また、この日の夜に松山市内で工藤夫妻のライブがあるということで、飛び入り参加の依頼を受けました。Jacobは演劇よりの演出家であるため、音楽ライブにどのように参加しようかと、ライブの直前まで緊張の面持ちでしたが、工藤さんが彼のために持ってきた琴を使った即興を行い、東京、京都、香川など多方面からいらしていたお客さんに温かく迎えていただきました。
 さて、ここから2週間ほど、松山に滞在しての作品創り。多才な2人から何が生まれるのか、楽しみでなりません。

1月30日
 本日Jacobは工藤冬里さんの陶芸工房で濃厚な時間を過ごしたようです。工藤さんのお父様は砥部焼の職人さんとのこと。工藤さんも2月下旬に陶芸の個展を控えており、作品創りにお忙しいようです。
 写真からも、現場の濃厚かつ張り詰めた空気が伝わってきます。Jacobにとって、すべてが初めての体験。ここで観たこと、感じたことが作品のヒントになるのでしょうか。

2月6日
 2月13日から16日に横浜で開催する国際舞台芸術ミーティングin横浜2012会期中のパフォーマンス詳細が決まりました。
16日22時より横浜の黄金スタジオ視聴室にてJacob Wren×工藤冬里パフォーマンスを開催します。
(TPAMパス持参者無料、一般1,000 +ワンドリンク500円)
 作品は日々更新され、残り一週間の四国滞在の中でどのように進化していくのか楽しみです。工藤さんの陶芸と音楽をキーワードに、2人の間で交わされた会話やアクションが作品にインスピレーションを与えているようです。当日、横浜近辺にいらっしゃる方はぜひ、覗きにいらしてください。

2月16日
 横浜の黄金スタジオ視聴室にて、Jacob Wren×工藤冬里パフォーマンスが開催されました。当日は立ち見もでるほど多くのお客様にお越しいただきました。
 また、工藤さんのバンド、マヘル・シャラル・ハシュ・バズのメンバーも参加し、「出演者が自身を語る、その話し手からイメージされた器を創る、音楽のループ」といった作品構成となりました。

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