PERFORMANCE & FILM 舞台芸術 & 映画
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春の定期上映会 社会の中で生きる子どもたち ~映画の中の子ども、子どもと社会のつながり~
2015年05月16日[土] - 2015年05月17日[日]
日時:2015年5月16日(土)17日(日)
会場:高知県立美術館ホール
入場料:1プログラム前売券1,000円、当日券1,200円(税込) 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)は3割引です。(ローソンチケットは割引対象外)
※ローソンチケットのみ県外店舗でも販売しています)
*年間観覧券をご提示いただくと前売料金でご覧いただけます。
*「ゴー・ビトゥイーンズ:こどもを通して見る世界」展のチケットをご提示いただいた方は前売料金でご覧いただけます。
*本上映会のチケットをお持ちの方は、「ゴー・ビトゥイーンズ:こどもを通して見る世界」展(4月5日(日)~6月7日(日)を団体割引料金でご覧いただけます。 一般870円→660円、大学生570円→460円
主催:高知県立美術館
後援:高知県教育委員会、高知市教育委員会、NHK高知放送局、高知新聞社、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、エフエム高知、KSSさんさんテレビ、KCB高知ケーブルテレビ、高知シティFM放送
上映スケジュール
16日(土) |
17日(日) |
Aプログラム 11:30~13:38 |
Bプログラム 11:25~13:21 |
Bプログラム 16:00~17:56 |
Aプログラム |
Aプログラム
「イーダ」
(2013年/80分/ブルーレイ/モノクロ/ポーランド・デンマーク)
第87回アカデミー外国語映画賞受賞、2013年BFIロンドン映画祭最優秀作品賞、2013年トロント国際映画祭国際批評家連盟賞、2013年ワルシャワ国際映画祭グランプリ、エキュメニカル審査員賞受賞
監督:パヴェウ・パヴリコフスキ 脚本:パヴェウ・パヴリコフスキ、レベッカ・レンキェヴィッチ 撮影:ウカシュ・ジャル、リシャルト・レンチェフスキ 出演:アガタ・クレシャ、アガタ・チュシェブホフス、ダヴィッド・オグロドニック
1962年ポーランド。孤児として修道院で育てられた少女アンナは、ある日院長からおばの存在を知らされる。一度も面会に来ないおばに興味を持ったアンナは彼女を訪ねるが、そこでおばの口から衝撃の事実を知らされる。 ホロコーストの悲劇、共産主義の抑圧といった歴史の波に翻弄されてきたポーランドの戦後を少女の旅によって解き明かしていく。監督は14歳の時に共産主義体制のポーランドを出て、ヨーロッパ各国で映画を撮り続け、本作は初めて母国ポーランドで作り上げた。
16日(土)11:30~13:38 17日(日)16:00~18:08
「パリ20区、僕たちのクラス」
(2010年/128分/35 ミリ/カラー/フランス)
第61回カンヌ国際映画祭パルム・ドール(最高賞)受賞
監督:ローラン・カンテ 原作:フランソワ・ベゴドー 撮影:ピエール・ミロン 出演:フランソワ・ベゴドー
多くの移民が暮らすパリ20区のとある中学校を舞台に、出身国も生い立ちもバラバラな24人の生徒が学ぶ教室の1年を見つめていく作品。次々と問題が吹き上がる教室で、彼らと真正面から向き合い、真剣勝負で対話と議論を重ねていく。 教師役を演じているのは、自らの実体験を基に本作の原作となった『教室へ』の著者自身。また24人の生徒役も実際に中学校で希望者を募り、約7か月にわたって行われたワークショップを通じて選ばれた演技未経験の中学生。
Bプログラム
「秋立ちぬ」
(1960年/79分/35ミリ/モノクロ)
監督:成瀬巳喜男 脚本:笠原良三 撮影:安本淳 出演:大沢健三郎、乙羽信子、一木双葉
父親が亡くなって、母親が働くために親戚の銀座の裏通りの八百屋に預けられた少年と、その母親が住み込んだ宿屋の女将の娘で妾の子である少女との淡い子ども同士の友情を中心として、軽いスケッチのような調子で、都会の片隅の人情風俗を描いた作品。 名匠成瀬監督が製作も兼ね、自分の少年時代から親しんだ銀座界隈を舞台とした作品で、少年少女たちだけの力ではどうすることも出来ない、社会の息苦しさを、成瀬らしいしみじみとしたタッチで描いた隠れた名作。
16日(土)16:00~17:56 17日(日)11:25~13:21
「キクとイサム」
(1959年/116分/35ミリ/モノクロ)
監督:今井正 脚本:水木洋子 撮影:中尾駿一郎 出演:高橋恵美子、奥の山ジョージ、北林谷栄
あるグラフ雑誌に載った一枚の混血児の写真がヒントで作られた水木洋子のオリジナル脚本を社会派の今井正監督が映画化。会津磐梯山の農村を舞台に、黒人と日本人のハーフで、祖母に育てられている小学六年生のキクと四年生のイサムを描く。混血児姉弟を主人公にし、社会から白い目で見られている彼らを通し、戦後日本の人種差別を真正面から描いた作品で、社会の犠牲となっていくのは子どもや弱者だという事を考えさせられる。