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春の定期上映会  「ウェイ・ダーション監督特集」   台湾映画の新旋風

2014年05月17日[土] - 2014年05月18日[日]

上映日:2014年5月17日(土)18日(日)

会場:高知県立美術館ホール

入場料:1日券 前売1,000円/当日1,200円 (税込)

身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保険福祉手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)は3割引です。
割引料金前売700円/当日840円  
*身体障害者割引前売券については、高知県立美術館ミュージアムショップ、高新プレイガイド、高知大丸プレイガイド、高知市文化プラザミュージアムショップで取り扱います。
*年間観覧券をご提示いただくと前売料金でご覧いただけます。

主催:高知県立美術館

後援:NHK高知放送局、高知新聞社、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、 エフエム高知、KSSさんさんテレビ、KCB高知ケーブルテレビ、高知シティFM放送

配給:マクザム、太秦 

10:00~12:10  上映終了後 中孝介氏 舞台挨拶12:10~12:40(予定)
『海角七号/君想う、国境の南』
(2008年/台湾/130分/35㎜)
出演/ファン・イーチェン、田中千絵、中孝介、レイチェル・リャン
ナレーション/蔭山征彦
第45回 台湾金馬奨 6部門受賞(最優秀台湾映画賞/作曲賞/主題歌賞/助演男優賞 ほか)
ハワイ国際映画祭 作品賞
台北映画祭 グランプリ/撮影賞/観客賞
アジア海洋映画祭イン幕張 グランプリ
アカデミー 外国語映画賞 2008年 台湾代表作品
台北でミュージシャンとして成功するという夢に破れ、故郷・恒春に戻った青年・阿嘉(アガ)。無為に日々を過ごすうち、郵便配達の仕事があてがわれた彼は、宛先不明で未配達の郵便物の中に、今では存在しない住所“海角7号”宛ての小包を見つける。その中には、60年前、敗戦によって台湾から引き揚げる日本人教師が、愛しながらも別れなければならなかった台湾人女性を想って船上で綴った7通のラブレターが。しかし日本統治時代の住所を知る者は、今や誰もいなかった。そんななか、阿嘉は日本人歌手・中孝介を招いて催される町興しライブの前座バンドに無理矢理駆り出される。成り行きで舞台監督役を任された売れない日本人モデルの友子とは衝突ばかり。小学生の女の子や80歳の老人という寄せ集めのメンバーでは練習もままならず、余計にやる気を失っていく阿嘉をよそに、刻々とライブの日は近付いていた…。その時、友子の友達の祖母が、手紙の宛名の台湾女性であるとの情報が入る。

13:15~15:39
『セデック・バレ』第一部 太陽旗 
(2011年/台湾/144分/ブルーレイ)
*R15(15歳未満の方は入場できません)
出演/リン・チンタイ、ダーチン、安藤政信、マー・ジーシアン、ビビアン・スー、木村祐一
第48回台湾金馬奨グランプリ(オリジナル音楽賞・観客賞・最優秀台湾映画人賞ほか)
第68回ヴェネチア国際映画祭 正式出品
第7回大阪アジアン映画祭 観客賞
アカデミー 外国語映画賞 2011年 台湾代表作品
台湾中部の山岳地帯に住む誇り高き狩猟民族・セデック族。その一集落を統轄する頭目の子モーナ・ルダオは村の内外に勇名をとどろかせていた。1895年、日清戦争で清が敗れると、彼らの暮らす山奥にも日本の統治が広がり、平穏な生活は奪われていく。それから35年、頭目となったモーナは依然として日々を耐え抜いていた。そんな中、日本人警察官とセデック族の一人が衝突したことをきっかけに、長らく押さえ込まれてきた住民たちが立ち上がり…。

15:50~18:02
『セデック・バレ』第二部 虹の橋
(2011年/台湾/132分/ブルーレイ)
*R15(15歳未満の方は入場できません)
連合運動会が開催されていた霧社公学校を襲撃したセデックの決起部隊の手によって、戦う術を持たない多くの日本人は女子供の区別なく命を奪われた。日本軍は直ちに鎮圧を開始。山岳地帯の地の利を活かして戦うセデックの前に苦戦を強いられるが、圧倒的な武力を誇る日本軍と警察を前に、セデックの戦士たちは一人また一人と命を落としていく。男たちが絶望的な戦いに挑むなか、セデックの女たちもまた選択を迫られ、それぞれが信じる道を選ぶことに。決着のときは近づいていた…。

■霧社事件とは?
1895年(明治28年)から1945年(昭和20年)までの50年間に及んだ台湾の日本統治時代。統治下の台湾では植民地政策による近代化が推し進められ、新しい文明や教育がもたらされる一方、原住民族独自の文化や習慣がないがしろにされ、一部では過酷な労働と服従を強いられるようになっていた。そんな中、日本人警察官との間に起こった小さないざこざがきっかけで1930年10月27日に発生した先住民による武装蜂起、日本統治時代後期の最大規模の抗日暴動が「霧社事件」である。
霧社セデック族マヘボ社の頭目モーナ・ルダオを中心とした6つの社(集落)の男たち300人ほどが霧社各地の駐在所を襲った後、霧社公学校で行われていた小学校・公学校・蕃童教育所の連合運動会を襲撃。日本人のみが狙われ、134人が殺害された。この反乱に驚愕した日本軍の反攻により、戦死、自殺者が続出。蜂起した6社の住民約1000人が死亡し、生存者約550人が投降した。その後、投降者の収容所を同族が襲う「第二霧社事件」の悲劇を経て、生き残った人々は霧社の西方、川中島への移住を余儀なくされた。
このセデック族は、戦った相手の首を狩ることが真実の男だという観念と習慣を伝統としている民族だった。

1930年、日本統治下の台湾で起きた壮絶な事件を渾身の映画化
第一部『太陽旗』では日本の統治下で苦しい生活を強いられてきたセデックの人々が、ある事件をきっかけに部族の誇りをかけ、武装蜂起するまでが描かれる。そして、セデック族のあいだで「死後に渡る」と信じられてきた虹の橋を象徴とする第二部『虹の橋』では、蜂起したセデック族に対する日本の警察および日本軍の報復、セデック族の人々を襲う悲劇と多大な犠牲が、憎しみや恨み、家族愛、苦悩、葛藤などさまざまな感情の交錯をまじえながら、生々しく描かれる。
構想10余年、台湾の新鋭ウェイ・ダーション監督のもとに
安藤政信、ビビアン・スーら国境を超えたキャストが集結
「霧社事件」を扱った漫画を読み、血がたぎるような想いにかられ映画化を決意したウェイ監督は、1999年には脚本を書き上げ、5分ほどのトレーラーを作り徐々に資金を集め、『海角七号~』をヒットさせることで自らの実力を証明し出資を募った。そして、国際的映画監督ジョン・ウーがプロデューサーに加わり、日本映画美術界を代表する種田陽平がプロダクションデザインを担当。徹底した歴史考証に基づき、壮大なスケールで霧社の村を見事に再現した。セデック族のキャストには原住民を起用。頭目のモーナ・ルダオの晩年を演じたリン・チンタイの本職は(現在も)牧師であり、若きモーナ・ルダオを演じたダーチンは本作への出演で俳優としてのスタートを切った。原住民キャストの脇を固めるのは、多くの海外映画に出演する安藤政信、俳優・監督として映画界でも活躍する人気芸人・木村祐一、母親が原住民族出身の台湾人女優ビビアン・スー。アジアの映画人が結集し、エンタテインメントを凌駕する一大巨編が誕生した。

かつて誰も味わったことのない獰猛な映画体験
価値観が乱される4時間半!!第一部&第二部、一挙公開!!
日本でも2012年に開催された第7回大阪アジアン映画祭にて、完全版での上映が大きな話題となり、圧倒的な支持を得て観客賞に輝いた。
本作のタイトル『セデック・バレ』とは“真の人”を意味するセデック語。これは死を覚悟しながら、それぞれが信じるもののため戦った者たちの命の尊厳を問う物語である。そのすさまじい生き様は現代に生きる我々に何を問いかけるのか。


中孝介(あたりこうすけ)プロフィール

鹿児島県奄美大島出身、在住。
高校生の頃、独学でシマ唄を始める。
2006年3月EPIC RECORDS JAPANよりシングル「それぞれに」でデビュー。
2007年4月「花」をリリースし世代を超えたヒット曲となる。
2007年7月ファーストアルバム『ユライ花』をリリース。
2007年10月には台湾での単独公演も成功させる。
 また、台湾で公開された映画『海角七号』に中孝介本人役として出演。
この映画が歴代台湾映画の興行収入を塗り替える大ヒットとなる。
2008年10月に中華圏でリリースした中孝介のアルバム『心絆情歌』も、台湾ヒットチャートで1位を獲得するヒットを記録。
2013年初のカバーアルバム「もっと日本。」をリリースし日本全国18箇所にてコンサートツアーを敢行。
2014年春に台湾で公開される映画「KANO」の主題歌『勇者的浪漫~風になって~』にも参加。
その声は、「地上で、もっとも優しい歌声」と称され、今後の活動が注目される男性シンガーである。

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