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冬の定期上映会  ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督特集 大阪ドイツ文化センター50周年記念
戦後ドイツを駆け抜けた天才監督

2014年02月01日[土] - 2014年02月09日[日]

上映日:2014年2月1日(土)8日(土)9日(日)

会場:高知県立美術館ホール


入場料:1日券: 前売1,000円 当日1,200円

     
身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳所持

者とその介護者(1名)は3割引です。割引料金一般前売700円 /当日一般840円

*身体障害者等割引前売券については、高知県立美術館ミュージアムショップ、高知県立

県民文化ホール、各プレイガイドで取り扱います。
*年間観覧券をご提示いただくと前売料金でご覧いただけます。

主催:高知県立美術館 大阪ドイツ文化センター

協力:紀伊國屋書店 配給:マーメイドフィルム 配給協力:(社)コミュニティシネマセンター

後援:NHK高知放送局、高知新聞社、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、エフエム高知、KSSさんさんテレビ、KCB高知ケーブルテレビ、高知シティFM放送

上映スケジュール

2月1日(土) 開場9:30 
「出稼ぎ野郎」Katzelmacher  10:00~11:28
(1969年/88分/DVD/モノクロ)
撮影/ディートリッヒ・ローマン
出演/ハンナ・シグラ リリト・ウンゲラー ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
ファスビンダー長篇第二作。ミュンヘンの街で路上にたむろし、酒を飲み、相手を変えてはベッドを共にし、無気力に生きる若者たち。そんな若者たちの前に、ギリシャ人の出稼ぎ労働者がやって来る。女たちはエキゾチックなよそ者に好奇心を抱き、男たちは意味もなく嫉妬する。
監督自身がギリシャからの出稼ぎ労働者を演じ、都会の若者たちの抱く不安と焦燥を描いた作品。

「悪の神々」Götter der Pest  11:40~13:11
(1969年/91分/16mm/モノクロ)
撮影/ディートリッヒ・ローマン 
出演/ハリー・ベア、ハンナ・シグラ 、マルガレーテ・フォン・トロッタ
刑務所を出所したばかりの男フランツは、恋人ヨハンナの元へ戻るが、再会した2人の間に愛は失われていた。やがて彼は、新しい恋人マルガリーテと彼の親友と3人で暮らしはじめ、知人の店の襲撃計画を企てる。ところが嫉妬に狂ったヨハンナは、彼らの計画を警察に密告してしまう。
男の友情と女の裏切りを描いた作品。

「四季を売る男」Händler der vier Jahreszeiten  14:00~15:28
(1971年/88分/DVD/カラー)
撮影/ディートリッヒ・ローマン
出演/ハンス・ヒルシュミュラー イルム・ヘルマン
不器用な男ハンスは、母親の支配から逃れるため軍隊に入るが、長く続かず除隊。その後、結婚して警官になるが、不祥事を起こして免職させられ、屋台の果物売りに転じる。彼は愛の無い結婚生活と何事もうまくいかない日々に嫌気がさし、孤独をまぎらわすため酒に溺れていく・・・。ファスビンダーが設立した映画制作会社「タンゴ・フィルム」の第一作。

「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」Die bitteren Tränen der Petra von Kant  15:40~17:44
(1972年/124分/DVD/カラー)
撮影/ミヒャエル・バルハウス
出演/マーギット・カーステンゼン、 ハンナ・シグラ、イルム・ヘルマン
2度の離婚歴のあるペトラは、女の自立を謳う著名なファッションデザイナー。アトリエ兼アパートに1人で生活している。ある日、アパートにカーリンという若き美貌の女性が訪れた事から、ぺトラの心は乱されていく。ファスビンダー自作の舞台劇を映画化した人間ドラマの傑作。舞台を主人公のアパートの一室にほぼ限定し、女性ばかりの登場人物によって映画化した実験的作品。

2月8日(土)開場 9:30
「マルタ」Martha  10:00~11:52
(1973-74年/112分/35mm/カラー)
撮影/ミヒャエル・バルハウス
出演:マーギット・カーステンゼン カールハインツ・ベーム
世間知らずのブルジョワ娘マルタは、父親とイタリア旅行中に、心臓発作で父親を亡くす。帰国後、イタリアで見かけたヘルムートとドイツで偶然再会し、結婚する。良き妻として夫に仕えるマルタだが、サディスティックな夫の要求はどんどんエスカレートしていき・・・・。70年代ドイツ市民社会の抑圧された結婚生活を辛辣に炙り出した傑作。

「不安と魂」Angst essen Seele auf  13:00~14:33
(1973-74年/93分/DVD/カラー)
撮影/ユルゲン・ユルゲス
出演/ブリギッテ・ミラ  エル・ヘディ・ベン・サレム
掃除婦として働きながら1人暮らしをしている未亡人エミは、外国人労働者の集う酒場で、若いモロッコ人の出稼ぎ労働者アリと出会う。2人はやがて愛を育むようになるが、外国人に対する偏見が強いその町での生活には、様々な試練が待ち受けていた。ドイツ社会における民族差別や偏見と、愛の葛藤を描く。1974年カンヌ映画祭国際映画批評家連盟賞受賞作。

「エフィー・ブリースト」Fontane Effi Briest  14:45~17:00
(1974年/135分/DVD/モノクロ)
撮影/ディートリッヒ・ローマン ユルゲン・ユルゲス
出演/ハンナ・シグラ ウォルフガング・シェンク
17歳の若さで20歳年上の男爵と結婚した地主の娘エフィー。夫の任地である北ドイツの小さな町で結婚生活を始めたが、堅物の夫との単調な暮らしに息苦しさを感じ、夫の友人で若く魅力的な少佐と関係を持つ。数年後、妻と友人の裏切りを知った男爵は、少佐に決闘を申し込む。テアドル・フォンターネの同名小説の映画化。

「自由の代償」Faustrecht der Freiheit  17:10~19:18
(1974-75年/123分/DVD/カラー)
撮影/ミヒャエル・バルハウス
出演/ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー ペーター・シャテル
見世物小屋の主人が警察に逮捕されたため、曲芸師フランツは失業する。しかし、ロトで大金が当たり、友人に紹介されたブルジョアたちのゲイ・サークルに出入りするようになる。そこで知り合った実業家の御曹司に恋をし、彼と同棲生活を始めるのだが・・・・。転落の人生を辿っていく悲劇の男を、ファスビンダー自身が演じた力作。
 
                    
2月9日(日)開場 9:30
「悪魔のやから」Satansbraten  10:00~11:52
(1975-76年/112分/DVD/カラー)
撮影/ユルゲン・ユルゲス ミヒャエル・バルハウス
出演/クルト・ラープ マーギット・カーステンセン
スランプに陥っていた詩人のヴァルター・クランツは、出版社からは愛想を尽かされ、愛人たちに金をせびってはその日暮らしを続けていた。ある日、彼は自分が19世紀末の詩人シュテファン・ゲオルゲの生まれ変わりだと信じ込み、やがて騒動を巻き起こす。芸術および芸術家の徹底的な戯画化をもくろんだシニカルなコメディ。『ベルリン・アレクサンダー広場』と並び、彼の特徴が表れている喜劇。

「シナのルーレット」Chinesisches Roulette  13:00~14:26
(1976年/86分/16mm/カラー)
撮影/ミヒャエル・バルハウス
出演/マーギット・カーステンセン アンナ・カリーナ
表向きは理想的と思われている夫妻が、週末を別々に過ごすことになった。しかし、各々不倫相手と出掛けていたところ、郊外の城で鉢合わせしてしまう。そこへ家庭教師を伴った娘が到着し、“シナのルーレット”と呼ばれる、心理ゲームをしようと提案する。人の心の奥にひそむ、どろどろした伏魔殿があらわにされるサスペンス仕立ての心理劇。

「マリア・ブラウンの結婚」Die Ehe der Maria Braun 14:40~16:40
(1978年/120分/35mm/ニュープリント/カラー)
撮影/ミヒャエル・バルハウス
出演/ハンナ・シグラ クラウス・レーヴィチュ
第2次世界大戦中、マリアはヘルマンと結婚するが、早々に夫は戦地へと赴く。戦後、帰りを待つマリアだが、夫の戦死の知らせが入ってくる。その後、米軍の黒人兵の愛を受け入れ、平穏に暮らしているところに夫が戻ってきて・・・。運命に翻弄されるマリアの姿をドイツが誇る名女優ハンナ・シグラが熱演。1979年ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し、ファスビンダーの名を一躍世界に轟かせた最高傑作。

「ローラ」Lola 16:50~18:45
(1981年/115分/35mm/カラー)
撮影/クサヴァー・シュヴァルツェンベルガー
出演/バーバラ・ズコヴァ アルミン・ミューラー=シュタール
終戦から10年、活気づく西ドイツのある都市に、建設局長としてフォン・ボームが赴任してくる。やがて彼は娼婦のローラに心奪われるが、彼女は建設会社の経営者シュッケルトの愛人であった。
ジョゼフ・フォン・スタンバーグ監督の名作『嘆きの天使』(1930年)を1950年代のドイツに置き換え、公私の利害が複雑に交錯したローラと二人の男の三角関係を描いた作品。

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー

Rainer Werner Fassbinder(1945年5月31日~1982年6月10日)
ドイツ、バイエルン州生まれ。高校中退後、俳優学校へ通いながら新聞社での助手や小劇場のエキストラをして過ごす。1967年に劇団「アクションテアター(行動劇場)」に入団。翌年に同劇団が解散するが、まもなく女優のハンナ・シグラらと劇団「アンチテアター(反劇場)」を結成。演劇、映画など幅広く活躍する。1974年には、「不安と魂」でカンヌ映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞。ファスビンダーの名前を一躍国際的にした。その後も、「自由の代償」「マリア・ブラウンの結婚」など話題作を次々と発表。不倫、同性愛、人種差別などスキャンダラスなテーマの作品が多く、発表の度に激しい論争を巻き起こした。1982年、37歳の若さで急死。10数年という短い映画監督人生のうち、40本以上の映画を遺した稀有な監督。

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