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春の定期上映会 グラウベル・ローシャ監督特集 ブラジルの奇才、グラウベル・ローシャ。その代表作5作を上映 !
2013年05月18日[土] - 2013年05月19日[日]
上映日:2013年5月18日(土)19日(日)
会場:高知県立美術館ホール
入場料:前売1日券1,000円/当日1日券1,200円
身体障害者手帳・療育手帳・障害者手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)は3割引です。割引料金一般前売700円 /当日一般840円
*身体障害者等割引前売券については、高知県立美術館ミュージアムショップ、高知県立県民文化ホール、各プレイガイドで取り扱います。
*年間観覧券をご提示いただくと前売料金でご覧いただけます。
主催:高知県立美術館
後援:NHK高知放送局、高知新聞社、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、エフエム高知、KSSさんさんテレビ、KCB高知ケーブルテレビ、高知シティFM放送
配給:日本スカイウェイ/アダンソニア
配給協力:コミュニティシネマセンター
上映作品
「バラベント」Barravento
(1962年/モノクロ/79分)
第13回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭最優秀作品メダル受賞
アフリカからの黒人奴隷文化が根づいたブラジル北東部の漁村。ある日この村に、白いスーツの青年がやって来た。やがて彼は、村の貧困の原因である因習、特に民間信仰カンドンブレから人々を解放しようとする。だが、これをきっかけに村には様々な波風がたち始め・・・・。
バラベント(大地と海が一変し、愛、生活、社会が変貌する激しい瞬間の意)の予感に満ちたローシャ監督の長編第一作。
第13回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭最優秀作品メダル受賞
アフリカからの黒人奴隷文化が根づいたブラジル北東部の漁村。ある日この村に、白いスーツの青年がやって来た。やがて彼は、村の貧困の原因である因習、特に民間信仰カンドンブレから人々を解放しようとする。だが、これをきっかけに村には様々な波風がたち始め・・・・。
バラベント(大地と海が一変し、愛、生活、社会が変貌する激しい瞬間の意)の予感に満ちたローシャ監督の長編第一作。
「黒い神と白い悪魔」Deus e o diabo na terra do sol
(1964年/モノクロ/ 118分(完全版))
1964年ポレッタ・テルメ自由映画祭最優秀作品賞 1966年サンフランシスコ映画祭大賞受賞
1964年カンヌ映画祭出品
ふとしたはずみで領主を殺してしまった貧しい牛飼いのマヌエロは、妻と共に山に逃れる。逃亡中、放浪の預言者として信者を集める黒人の神父に出会ったマヌエロは、彼と共に渡り歩き、やがて信徒の先頭に立って政府軍と戦うまでになる。一方、彼らに所領を荒らされた教会や大地主は、義賊の殺し屋として名高いアントニオ・ダス・モルテスを雇い、マヌエロたちの討伐に差し向ける。
<シネマ・ノーヴォ>の誕生を世界に告げたローシャの代表作品。
<シネマ・ノーヴォ>の誕生を世界に告げたローシャの代表作品。
「狂乱の大地」Terra em transe
(1967年モノクロ/107分)
1967年カンヌ映画祭ルイス・ブニュエル賞・国際映画批評家連盟賞 ロカルノ映画祭グランプリ・批評家賞 ハバナ映画祭批評家賞・優秀映画賞受賞
架空の共和国エル・ドラド。理想に燃えるジャーナリスト兼詩人のパウロは、活動家のサラと出会い、民衆に人気の進歩派議員ヴィエイラを貧困と不正義を変革する新しいリーダーとして知事に押し上げる。が、知事になったヴィエイラは、重圧としがらみに囚われて何一つ改革が出来なかった。失望したパウロは・・・。
公開当時、すべてを否定していくこの映画のアナーキーな方向性が、映画界を超えて多大な論争を巻き起こし、物議を呼んだ問題作。
公開当時、すべてを否定していくこの映画のアナーキーな方向性が、映画界を超えて多大な論争を巻き起こし、物議を呼んだ問題作。
「アントニオ・ダス・モルテス」O Dragão da maldade contra o Santo Guerreiro (Antonio das Mortes)
(1969年/カラー/100分)
1969年カンヌ国際映画祭監督賞、ルイス・ブニュエル賞受賞
(1969年/カラー/100分)
1969年カンヌ国際映画祭監督賞、ルイス・ブニュエル賞受賞
アラゴアス州の小さな町。若い聖女のもとに集った信者達が、神を讃えながら激しく踊り狂っている。その中には義賊の首領、コイラーナも居た。信者たちの気勢を憂慮した警察署長は、カンガセイロ(義賊的性格を帯びた山賊)の殺し屋として知られるアントニオに仕事を依頼。アントニオは、コイラーナと決闘し致命傷を与えるが、聖女と言葉を交わすうち、真の悪がどこにあるのかに気づく。
『黒い神と白い悪魔』とともに一匹狼の死神アントニオが活躍する。
「大地の時代」A idade da terra
(1980年/カラー/ 151分)
1980年ヴェネツィア国際映画祭出品
リオのカーニバル、夜明けの山並み、バイーアの祭、政治状況の総括、海岸で行われる歴史劇・・・・・。バイーア、ブラジリア、リオ・デ・ジャネイロを舞台に、現在と過去を鮮やかな映像と音で綴った作品。筋書きも展開も否定してありとあらゆるシーンが交錯するカオスの世界。ヴェネチア国際映画祭で上映された際、ミケランジェロ・アントニオーニらが絶賛したことでも話題になった。過激なまでの前衛的手法と実験精神が感じられるグラウベル・ローシャの遺作。
グラウベル・ローシャ監督 フィルモグラフィ
『ある日の坂道』 1957年/短編
『中庭』 1959年/短編
『広場の十字架』 1959年/短編
『バラベント』 1962年
『黒い神と白い悪魔』 1964年/ブラジル・コパカバーナ・フィルム製作
『アマゾン』 1965 年/短編ドキュメンタリー
『マラニョン』 1966年/短編ドキュメンタリー
『狂乱の大地』 1967年/ブラジル・マパ・フィルム=ディフィルム製作
『1968年』 1968年/短編
『アントニオ・ダス・モルテス』 1969年/ブラジル・マパ・フィルム=フランス・クロード・アントワーヌフィルム製作
『切られた首』 1970年/スペイン・プロフィルム=フィルムスコンタクト=ブラジル・マパ・フィルム
『七つの頭のライオン』1970年/フランス・クロード・アントワーヌフィルム=イタリア・ポリフィルム製作
『癌』 1972年/ブラジル・マパ・フィルム製作/16mm
『ブラジルの歴史』 1974年/キューバ=イタリア合作/長編ドキュメンタリー
『As Armas e o Povo』 1975年/長編
『クラロ』 1975年/イタリア・DPT=SPA製作
『ディ』 1977年/短編ドキュメンタリー ※第30回カンヌ国際映画祭短編審査員賞受賞
『ジョルジェ・マードの映画』 1977年/長編ドキュメンタリー
『大地の時代』 1980年/ブラジル・エンブラフィルム製作