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夏の定期上映会 「アニメーションの世界」

2011年08月13日[土] - 2011年08月14日[日]

上映日:2011年8月13日(土)14日(日)

会場:高知県立美術館ホール

各プログラム入替制

入場料:一般1プログラム券 前売1,000円/当日1,200円
小学生以下1プログラム券 前売500円/当日600円


身体障害者手帳・療育手帳・障害者手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)は3割引です。割引料金一般1プログラム券前売700円 小学生以下1プログラム券前売350円/一般1プログラム券当日840円 小学生以下1プログラム券当日420円


*身体障害者割引前売券については、高知県立美術館ミュージアムショップで取り扱います。
*年間観覧券をご提示いただくと前売料金でご覧いただけます。

主催:高知県立美術館

後援:高知県教育委員会、高知市教育委員会、NHK高知放送局、高知新聞社、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、エフエム高知、KSSさんさんテレビ、KCB高知ケーブルテレビ、高知シティFM放送

企画:CaRTe bLaNChe

協力:Eesti Joonisfilm, Tallinnfilm, Acuba Film, Raphael Gianelli-Meriano, 神戸アートビレッジセンター

デジタル技術の進化により、アニメーションの表現は飛躍的に発達しました。中でもストップモーション・アニメーションの進化は驚くべきものがあります。
Aプログラムでは、チェコアニメーション界の伝統を引き継ぎながらも、約20年もの間作品を発表する事が出来なかったイジー・バルタ監督の新作人形アニメーション『屋根裏のポムネンカ』と、若手ながら世界中から注目を集めるオーストラリアのアダム・エリオット監督が、制作に約5年、撮影に1年以上をかけて作られた『メアリー&マックス』を上映します。
Bプログラムでは、世界のアニメーション史に重要な位置を占めながら、日本でほとんど知られることのなかったプリート・パルン監督の傑作選を上映します。大胆で不思議な色合いと独特ともいえる描線で作り出される愛すべきキャラクターと不条理な世界は、アニメーションでしか表現できないものです。
多様なアニメーションの表現世界をお楽しみください。

上映スケジュール  

8月13日(土)14日(日)            
両日とも各プログラム入替制 開場9:30

Aプログラム
10:00~11:15
「屋根裏のポムネンカ」吹替え版(吹替え版に、佐野史郎さん、貫地谷しほりさん出演!)
(09年/約75分/35ミリ)監督:イジー・バルタ 
2010年日本文化庁メディア芸術祭優秀賞
     
子どもが大きくなり、使われなくなったおもちゃたちは、屋根裏にある古いトランクの中で仲良く暮らしていました。そんなある日、仲間のかわいいお人形のポムネンカがさらわれたので、仲間たちは屋根裏のまだ見ぬ世界へと旅立ちます。
 
11:25~12:59
「メアリー&マックス」字幕版
(08年/94分/BD)監督:アダム・エリオット
『ハーヴィー・クランペット』(03年)米国アカデミー賞短編アニメーション受賞

オーストラリアに住む8歳の少女メアリーは、いじめられっ子でひとりぼっち。ある日、アメリカに住む“誰かさん”と文通をしようと電話帳から風変わりな名前のマックス・ホロウィッツさんを選ぶ。一方、ニューヨークに住むマックスは、44歳の中年男。人付き合いが苦手な彼も、孤独な日々を送っていた。そんな彼に、一通の手紙が届く…。
 
入替
Bプログラム (小さなお子さま向けではありません)
プリート・パルン傑作選 DVカム上映
(1)3作品 約77分
14:00~15:17
「おとぎ話」
(84年/9分)
せっかちな、しましましっぽのネコは、時間と日々のルーティーンの堂々巡りに大パニック。ところがアラームクロックのネジが切れた途端、奇想天外で摩訶不思議な世界へトリップ!

「カール・アンド・マリリン」
(03年/約24分)
普通の人になりたい筋肉もりもりのカール。有名になりたい家出少女マリリン。恋人の心を取り戻したいナイーブなカメラマン。一瞬絡まりかけたそれぞれの思惑の顛末は・・・。

「ガブリエラ・フェッリなしの人生」
(08年/44分) オルガ・パルンとの共作
 愛、鍵の閉まったドア、顔のない泥棒、傷ついたコウノトリ、仮想娼婦オーキーシスターズ。ドラマティックな世界。でもガブリエラ・フェッリはない。
休憩
(2)3作品 約72分
15:25~16:37
「世界は本当にまるいの?」 
(77年/約10分)
広い世界を見る旅と、子供から大人への旅。当時社会にそぐわないとして、エストニア以外のソ連では公開禁止になった処女作。この経験のおかげで、メッセージをストレートに出すのではなく、けむに巻かないとダメだと悟ったという、記念すべき作品!?

「森のなかのマジシャン」
(78年/10分)
突如森に現れた緑の子ぐまは、いたずらを仕掛けるのが大好き。でもついつい調子に乗りすぎ、森の仲間たちはカンカン。さあ、マジシャン緑の子グマの腕の見せ所!

「パルノグラフィ」
(05年/52分) 監督:Hardi Volmer
 二度の国際特別功労賞を受け、今や国民的作家となったパルン。ソ連時代の灰色の幼少期から、アニメーション作家になるまでの経緯等、現在に至るまでのパルンの人生がぎゅっと凝縮されている、ポートレート的ドキュメンタリー。

休憩
(3)4作品 約75分
16:45~18:00
「トライアングル」
(82年/15分)
お互いの名前を呼びかけあうことでのみ、辛うじて認識されている夫婦関係。そこに第3者が突如珍入し、奇妙な三角関係が始まる。メンデルスゾーンのウエディングマーチがオープニングを飾る、「至福の結婚」に対する風刺劇!

「ホテルE」
(92年/30分)
隔てられた壁には、両側に通じたドアが必ずある。ヴィクトールは、両側の部屋間の行き来を試みる、危険なゲームを始めてしまった・・・。

「法王のいない一夜」
(06年/約7分) 監督:Raphaël Gianelli-Meriano
2006年8月の60歳の誕生日に、タリン(エストニア)の自宅で撮られた作品。パルン夫妻のラフな日常生活を垣間見る、ホームビデオのような短編ドキュメンタリー。

「雨のなかのダイバー」
(10年/約24分) オルガ・パルンとの共作
ダイバーと歯科女医が毎夜交わす、お別れのキス。ゆっくり沈む大きな船。煙草を絶え間なくふかす男。夢の中で静寂を追い求める女。控えめな色調の中降り続ける雨が、しっとりと心を湿らす、プリート&オルガ・パルン共作第2作。

イジー・バルタ

1948年プラハ(チェコ)生まれ。プラハ工芸芸術大学・映画テレビグラフィック科を卒業後、アニメーション映画に従事。78年イジー・トルンカ・スタジオのアニメーション兼監督となり、93年、プラハ工芸芸術大学・映画テレビグラフィック科学科長就任。あらゆる技術や実写を駆使した三次元アニメーションを手掛け、『手袋の失われた世界』(82年)ではチャップリンやドイツ表現主義『アンダルシアの犬』『未知との遭遇』などの名作映画の歴史を手袋たちが主人公となって繰り広げるパロディ映画史を作り上げ、メルボルン、パリなど世界各国の映画祭で受賞し注目された。またドイツ民謡『ハーメルンの笛吹き男』を5年の歳月をかけて新解釈した長編『笛吹き男』(85年)ではシカゴ、マドリッドなどで10以上の賞を受賞した。その後チェコスロバキア崩壊により89年以降は長編アニメーションを発表する事が出来なくなったが、約20年ぶりに「屋根裏のポムネンカ」を発表。

アダム・エリオット

1972年バーウィック(オーストラリア)生まれ。生まれながら母親の遺伝で病理震顫(しんせん)(筋肉の収縮により身体の一部が震える病理)を患っており、震えを芸術スタイルに活かし、今では彼の絵の特徴となっている。
96年ヴィクトリア芸術大学映画テレビ学科アニメーション専攻科入学、大学院修士課程修得。96年に監督第1作のストップモーション・アニメーション『アンクル』(96年)を発表。その後『カズン』(98年)『ブラザー』(99年)の3部作を完成させる。99年「ヤング・ヴィクトリアン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。『ハーヴィー・クランペット』(03年)で米国アカデミー賞短編アニメーションをはじめとする数々の賞を受賞。『メアリー&マックス』でもアヌシー国際アニメーション、オタワ国際アニメーションフェスティバル2009グランプリ、アジア太平洋映画賞2009長編アニメーション賞など多数の賞を受賞している。

プリート・パルン

1946年、タリン(現在のエストニアの首都)生まれ。ソ連時代に、植物生態学者、イラストレーター、風刺画家を経てアニメーションを志す。処女作『世界は本当にまるいの?』(77年)と2作目『森のなかのマジシャン』(78年)で、すでに遊び心のあるシュールでユニークなスタイルを確立。ゴダールとモンティパイソンを足して2で割ったようだという賞賛を受ける。80年代に入ると、より観察眼・批判精神・芸術性に優れた代表作『草の上の朝食』(87年)『ホテルE』(92年)『1895』(95年)を次々と発表。近年は、新しいパートナーであるオルガ・パルンとの共作で『ガブリエラ・フェッリなしの人生』(08年)『雨のなかのダイバー』(10年)を発表、新境地を見せる。作品を精力的に制作する一方、後進の育成にも力を注ぎ、多くの若手作家を送り出している。

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