PERFORMANCE & FILM 舞台芸術 & 映画

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舞台芸術シリーズVOL.59
クリエイション'10
カンパニーデラシネラ
新作「異邦人」

2010年09月11日[土] - 2010年09月12日[日]

日時:2010年9月11日(土)開場18:30/開演19:00
       9月12日(日)開場13:30/開演14:00
   *終演後、出演者によるアフタートークあり
会場:高知県立美術館ホール(全席自由:399席)

入場料:前売 一般2,000円/学生1,500円/小学生1,000円
    当日 一般2,500円/学生2,000円/小学生1,500円
*身体障害者手帳・療育手帳・障害者手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)は3割引です。

前売券発売所
高知県立美術館ミュージアムショップ 088-866-8118
高新プレイガイド 088-825-4335
高知市文化プラザミュージアムショップ 088-883-5052
高知大丸プレイガイド 088-825-2191
ローソンチケット (Lコード69650)
※ローソンチケットのみ県外店舗でも販売しています。

主催:高知県立美術館
後援:高知新聞社・RKC高知放送・NHK高知放送局・KUTVテレビ高知・エフエム高知・KSSさんさんテレビ・KCB高知ケーブルテレビ・高知シティFM放送・高知県教育委員会・高知市教育委員会

演出家ノート

幸福とは何か。

人は、彼を不条理と呼ぶ。

彼には、「人はこうあるべきだ」という定式がない。
物差しとは何か。
物差しを持つとは何なのか。

たかだか頭で考えた物語を演じているということ。実際の人生で。

整合性、文脈、を大切に思ってしまうのは、
その場に、生きていない証拠かもしれない。
上手く言えなくて良くて、
具体的なものの羅列が、良いと思う。
ムルソーは、確かにそこに、生きている。

あなたにとっての幸福とは」-

ムルソーの答え
すでにやわらいだ大気のなかの、新聞売りの叫び。辻公園のなかの最後の鳥たち。サンドイッチ売りの叫び声。街の高みの曲がり角での、電車のきしみ。港の上に夜がおりる前の、あの空のざわめき。

(原作 アルベール・カミュ/著 窪田啓作/訳『異邦人』新潮文庫刊より)

ワークショップ

小野寺修二&藤田桃子によるワークショップを行います。
参加者の皆さんに実際に体験していただき、マイムに親しんでもらいます。

日時:9月6日(月)19時~21時
参加無料
定員20名(定員になり次第締め切ります)
対象:マイムおよび身体表現に興味のある方。初心者大歓迎!
会場:高知県立美術館ホール 

申込:美術館に電話申込

 

クレジット

原作:アルベール・カミュ/著
窪田啓作/訳『異邦人』(新潮文庫刊)
演出:小野寺修二〔カンパニーデラシネラ〕
出演:片桐はいり
   田村一行[大駱駝艦]、藤田桃子、森川弘和、菅彩夏、手代木花野、小野寺修二 他

テキスト協力:小里清[フラジャイル]
照明:磯野眞也[アイズ]
音響:田中裕一[サウンドウェッジ]
美術:杉山至+鴉屋
小道具:高庄優子
衣裳:堂本教子

舞台監督:矢島健

 

プロフィール     

■カンパニーデラシネラ
演出・振付家の小野寺修二が、作品ごとに出演者を集めるセルフユニットとして、2008年に始動。演劇とダンス、マイムを融合したフィジカルシアター的要素を持つカンパニーとして、注目を集めている。これまでにバレエダンサーの首藤康之、俳優の浅野和之、宮下今日子らを起用。近作『点と線』では、身体による情景描写と台詞を織り交ぜ、台詞で繋がっていく芝居とは一線を画す舞台作品を発表した。
オフィシャルサイト:http://onoderan.jp

■小野寺修二(おのでら・しゅうじ)
日本マイム研究所にてマイムを始める。1995年カンパニー「水と油」を結成。全ての作品の構成演出に関わる。06年3月活動を休止。同9月より文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてパリに1年間滞在。08年、帰国後初の新作として『空白に落ちた男』を発表。08年3月、「カンパニーデラシネラ」として初作品『Xのフーガ』を発表(神戸アートビレッジセンター)。フランス・ポーランドを巡演。同年12月、カンパニー作品『ある女の家』を発表(シアタートラム)。09年3月、『あらかじめ』を発表(青山円形劇場)。近作の『点と線』(09年川崎アートセンター/松本清張原作)では台本を用い、大胆な飛躍で小野寺版『点と線』を示した。2010年秋、北九州芸術劇場での再演が決定している。振付家として、りゅーとぴあ10周年記念ミュージカル『大いなる遺産』(08年12月)、アトリエ・ダンカンプロデュースの音楽劇『トリツカレ男』(09年9月天王洲銀河劇場 他)に参加するほか、PARCO劇場プロデュース『中国の不思議な役人』(09年10月PARCO劇場/寺山修司原作)に振付・出演。09年度よりセゾン文化財団現代演劇・舞踊助成セゾンフェロー:シニアの助成を受ける。

■藤田桃子(ふじた・ももこ)
岡山県生まれ。日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。1995年パフォーマンスシアター「水と油」を結成、全ての作品に出演する。06年「水と油」活動休止後は、俳優として青年団若手自主企画『立つ女』、ダンサーとしてDance Theatre LUDENSの『Moments ‘07』、小野寺修二作・演出『空白に落ちた男』『Xのフーガ』『ある女の家』『あらかじめ』『点と線』、近藤良平作・演出『あの山羊たちが道をふさいだパートII』などに出演。また市川準監督映画『あしたの私のつくり方』(06年公開)で教師役を演じるなど、多方面にて活動している。

■片桐はいり(かたぎり・はいり)
1963年1月18日生まれ、東京都出身。大学在学中に劇団に入団。その後、CM出演をきっかけに独 特の存在感で注目を集め、数々の映画や舞台、ドラマに出演。主な出演作に、舞台『片桐はいり一人芝居「ベンチャーズの夜」』、『マシーン日記』『メカロックオペラR2C2』、映画『かもめ食堂』『相棒シリーズ 鑑識米沢守の事件簿』『なくもんか』、ドラマ『ライアーゲーム シーズン2』『時々迷々』など。著書に『わたしのマトカ』『グアテマラの弟』(共に幻冬舎)『もぎりよ今夜も有難う』(キネマ旬報社)がある。

 

過去作品映像

『点と線』 作・演出:小野寺修二

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