「オーストリア　ダンス、パフォーマンス」２本立公演 　　　

Ａ：ライブパフォ-マンス＆ビデオインスタレーション

「ワン アワー スタンディング フォー／ONE HOUR STANDING FOR」
by松根みちかず／デーヴィットすばる

Ｂ：コンテンポラリーダンス
「ランニング・スシ／回転寿司」　byリキッドロフト

２００９年の「日本オーストリア交流年２００９」事業として、オーストリアのライブパフォーマンス＆ビデオインスタレーションとコンテンポラリーダンスの２本立て公演を開催します。
この冬、様々なパフォーマンスに取り組んでいるオーストリアのアーティストたちによる、高知県立美術館県民ギャラリーと美術館ホールでの２本立て公演をぜひお楽しみ下さい。

Ａ「ワン アワー スタンディング フォー/ONE HOUR STANDING FOR 」

松根みちかずとデーヴィットすばるによるライブパフォーマンス＆ビデオインスタレｰション作品。
ふたりは、２００４年から共同で様々なプロジェクトを行ない、作品を発表。今回の作品は、全世界２４の首都に旅し、各地の観光名所で１時間立ち続け、撮影した映像を、同一スペースに展示し、同スペースで、松根とすばるが一時間立つ。

松根みちかず／デーヴィットすばる
ライブパフォーマンスとビジュアルアートの分野で作品を発表。パフォーマンスを売るお店プロジェクト「store」はこれまでに１１か国で行なわれた。くじ引きで観客にいろんなものがあたるプロジェクト　「WIN FOR U!」では、バンジージャンプや観覧車に松根とすばると一緒に乗る賞などがあり、超一等賞は松根とすばると共に行く、リゾートアイランドのイビサ島への週末旅行で、当った人と共に行ったその旅行記がビデオ作品となっている。その他に、ウィーンの元皇室専用の乗馬訓練所（今は美術館と劇場）の中庭で、二頭の馬がいるインスタレーション作品を発表した。ベトナムのホーチミン市でのプロジェクトでは、ギャラリー内でベトナム料理を作り、観客はそれを食べる事が出来た。ニューヨークのジャトソン教会では、教会の周りの路上に住むホームレスとのプロジェクトをおこなった。

Ｂ「ランニング・スシ/回転寿司」

２００６年にウィーンで初演された“リキッドロフト”カンパニーの作品。タイトルどおり日本のカルチャーから発想を得たこの作品は、事前に決められた時間軸に沿って物語が語られるものではなく、回転寿司で自由にネタを選ぶように、観客達が物語の順番を選び出し、新しいストーリーの舞台を作り出す。

リキッドロフト
リキッドロフトは２００４年に、オーストリアの振付師クリス･ヘイリングを中心に音楽家のアンドレアス・ベルガー、ドラマツルゥグ・照明のトーマス・イェリネック、ダンサーのステファニー・カミングたちによって結成された。　
リキッドロフトは、様々な現代アートを背景にしているコンテンポラリーダンスに誘発され、即興的な形式で彼ら自身による物を創り出した。
リキッドロフトの公演は、パリ、ロンドン、フランクフルト、テル・アビブ、ウィーン、ブダペスト、ヴェニス、ソウル、上海など世界各国で行なわれている。