PERFORMANCE & FILM 舞台芸術 & 映画

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秋の定期上映会
日仏交流150周年記念
フランス映画の秘宝 平成20年度第58回高知県芸術祭共催事業

2008年11月08日[土] - 2008年11月09日[日]

上映日:2008年11月8日(土)9日(日)

会 場:高知県立美術館ホール
入場料:前売一般1日券1,000円  当日一般1日券1,200円  
身体障害者手帳・療育手帳・障害者手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)は3割引です。割引料金前売一般700円/当日一般840円
*身体障害者割引等前売券については、高知県立県民文化ホール、高知県立美術館ミュージアムショップで取り扱います。
主 催:高知県立美術館/コミュニティシネマ支援センター
共 催:アテネ・フランセ文化センター、せんだいメディアテーク、川崎市アートセンター、神戸アートビレッジセンター、広島市映像文化ライブラリー、山口情報芸術センター
後 援:フランス大使館・NHK高知放送局・高知新聞社・RKC高知放送・KUTVテレビ高知・KSSさんさんテレビ・KCB高知ケーブルテレビ・エフエム高知・高知シティFM放送
助 成:国際交流基金、財団法人地域創造、アサヒビール芸術文化財団、
協 力:朝日新聞社、東京国立近代美術館フィルムセンター、東京日仏学院、 ユニフランス、特定非営利活動法人映画美学校、高知日仏協会
日仏交流150周年を記念して、映画祭「フランス映画の秘宝」を開催します。
数々の名作・傑作を映画史に残してきたフランス映画の中から今回上映されるのは、脱獄映画の傑作『穴』で知られるジャック・ベッケル、『スリ』のロベール・ブレッソンの長編デビュー作から、サッシャ・ギトリ唯一のドイツ占領時代の作品に、『シェルブールの雨傘』のジャック・ドゥミ監督作品、ヌーヴェル・バーグの重要人物エリック・ロメールの近作など、日本ではほとんど見る機会がなかった貴重な作品を中心にご紹介します。今回は更に前述の未公開作品に加え、再上映の声が高い『冒険者たち』他2作品を特別上映いたします。
是非この機会に、奥深いフランス映画の世界をスクリーンでご堪能ください。


上映作品

『望郷』Pepe-le-moko 
(監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ/1937年/94分/35mm/白黒)
舞台はアルジェリアのカスバ。警察も踏み込むことのできないこの無法地帯に潜伏していた凶悪犯ペペ・ル・モコ(ジャン・ギャバン)は、観光客のギャビーと知り合い恋に落ちる。ペペはギャビーの美貌に惹かれるだけでなく、彼女と住み慣れたパリの街が重なり、望郷の念に駆られる。ジャン・ギャバンの名声を決定づけたデュヴィヴィエの傑作。

『最後の切り札』
Dernier atout
(監督:ジャック・ベッケル/1942年/105分/DVカム/白黒)
南アフリカのある都市のホテルで、1人の男が撃ち殺される事件が起こる。捜査を担当するのは、警察学校の生徒で甲乙付けがたく優秀なクラレンスとモンテスの2人。良き仲間でありライバルでもある2人は、先に事件を解決することでどちらが優秀か決めることにする。アメリカ映画の影響が見受けられる刑事もので、ベッケルの長編デビュー作。

『罪の天使たち』
Les anges du péché 
(監督:ロベール・ブレッソン/1943年/96分/35mm/白黒)
ブルジョワの娘アンヌ=マリーは、自らドミニコ会の修道院に入り、修道女になる。その修道院は、刑務所で服役を終えた女性たちをも受け入れていた。アンヌ=マリーは、刑務所で出会ったテレーズという反抗的な若い受刑者に関心を抱き、出所後は修道院に来るよう誘う。罪と魂の救済というブレッソンならではの題材が扱われている長編第1作。

『あなたの目になりたい』Donne-moi tes yeux 
(監督:サッシャ・ギトリ/1943年/90分/35mm/白黒)
彫刻家のフランソワは、美術展の会場で出会った若い女性カトリーヌ にほれ込み、モデルを頼む。相思相愛になり、順調に見えた2人だった が、突然フランソワはカトリーヌに冷たい態度を取るようになる。理解できないカトリーヌだが、彼のそのような態度には理由があった。監督と当時の妻が、実際にカップルを演じたエレガントなドラマ。

『天使の入り江』LA Baie des anges 
(監督:ジャック・ドゥミ/1962年/80分/35mm/白黒)
パリの銀行に勤める青年が同僚の手ほどきで賭け事に熱中し、ニース の賭博場に出かける。そこで賭け事に生きるブロンド女性(ジャンヌ・モロー)と出会い恋に落ちるというコメディー・ドラマ。『シェルブールの雨傘』(1964)など独特のミュージカル映画で知られるジャック・ドゥミ監督が、長編 デビュー作『ローラ』(1960)に続いて撮ったヒット作。

『昼顔』Belle de jour 
(監督:ルイス・ブニュエル/1966年/100分/35mm/カラー)
美しい若妻のセヴリーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、医師である夫のピエールと幸せな生活を送る一方で、屈折した欲望を抱いていた。ある日上流階級の夫人たちが、昼間だけ秘密の家で売春をしていると聞いた彼女は、迷った後に「昼顔」という名前で娼婦として働くようになる。シュルレアリスムの映画を代表するブニュエルが、肉体と心の矛盾、欲情と清純な愛との相克を、赤裸々に追及した異色作。

『冒険者たち』Les Aventuriers 
(監督:ロベール・アンリコ/1967年/112分/35mm/カラー)
エンジニアのローラン(リノ・ヴァンチュラ)、飛行士のマヌ-(アラン・ドロン)、そして前衛彫刻家のリティシア(ジョアンナ・シムカス)の夢は様々な理由でみごとに崩れ去る。そんな折、アフリカのコンゴ沖の海に宝が沈んでいる情報が入り、彼等は宝を探しに航海に出ることに。そして、ついに彼等は宝を手に入れることができたのだが・・・。アンリコ監督の名を永遠のものにした青春レクイエムの名作。

『三重スパイ』Triple agent 
(監督:エリック・ロメール/2003年/115分/35mm/カラー)
スペインでは内戦が起こった1936年、ロシア帝政軍の将校が、ギリシャ人妻と共にパリに亡命する。妻が隣人の共産党員と親交を深めている間、内密の任務を帯びた夫は頻繁に家を留守にする。夫はスパイであ ることは明かすが、誰のために働いているかは教えない。実話から創意を得たロメールのスパイ、裏切り、騙し、隠蔽に満ちあふれた痛快サスペンス劇。

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