PERFORMANCE & FILM 舞台芸術 & 映画

2020:10:27:00:00:00:2021:03:12:00:00:00終了しました

高知ライブエール・プロジェクト
出前音楽教室・アジアの楽器
ガムランの練習曲をつくる

2020年10月27日[火] - 2021年03月12日[金]

会期:2020(令和2)年10月〜2021(令和3)年3月
:春野東小学校

※スクールプログラムの一環のため、一般公開はございません。ご了承ください。

文化庁令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業「JAPAN LIVE YELL project」
主催:文化庁、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会、高知県立美術館
企画協力:高知市立春野東小学校、NPO法人JIBECA、オフィスKUMI
楽器提供:高知市・スラバヤ市(インドネシア)

■実施年度以降も、ガムランプロジェクトが紹介されています! 

2024年5月11日 朝日新聞書評サイト《好書好日》にて『そして私も音楽になった』の書評が掲載されました。

2024年2月発刊 小西公大さん編著『そして私も音楽になった』[うつつ堂]にて本プロジェクトが紹介されました。共著者として作曲家の宮内康乃さんが執筆しています。

2023年6月15日 初等教育資料(No.1034):連載 066 豊かな教育の広がり みんなの美術館●高知県立美術館

 

■「カメカメ Kura-kura」再演!
2023年2月2日発刊 高知新聞
高知市・スラバヤ市の姉妹都市提携25周年を記念した交流会が春野東小学校にて開催され、春野東小の現6年生が現地のラボラトリウム小の児童とオンラインで交流しました。そのなかで高知では「カメカメ Kura-kura」を演奏し、オンラインで繋がったスラバヤの児童たちがその音楽に合わせてオリジナルの舞踊を披露するコラボレーションが実現しました。(2023年1月31日、春野東小学校にて)

■開催年度に以下のメディアで本事業の活動が紹介されました。
2021年3月26日発刊 高知新聞
2021年3月24日放送 NHK WORLD ラジオインドネシア語放送
2021年3月12日放送 NHK「こうちいちばん」
2020年11月19日発刊 高知新聞

概要

高知市の姉妹都市インドネシアのスラバヤ市から寄贈された「ガムラン楽器」をご存知ですか?

現在、春野東小学校の4年生が音楽のクラスで学んでいるこの楽器を活用して、子供たちと作曲家・宮内康乃さんが一緒に新しいガムランの音楽をつくっていくプロジェクトを実施しました。まずは、子供たちとアジアや世界の楽器を知り、ガムランの楽器を学ぶ特別講座を10月に同校の4年生たちと行いました。新しいガムランの音楽は、2021年1~3月に音楽のクラスで練習し、完成を目指していきました。

今回の企画では「カメカメ Kura-Kura」というタイトルの新しいガムラン曲を作曲家の宮内康乃さん(2019年度レジデンスアーティスト)が書き下ろしてくださいました。春野東小学校のこどもたちは、ウミガメの保護活動に取り組んでおり、大切に育てている赤ちゃんカメたちが玄関の水槽で元気に泳ぐ姿をみて、新曲のインスピレーションを得ました。授業では、演奏の練習に加えて、クラスごとにオリジナルの作詞にも挑戦し、土佐弁やインドネシア語も入れるなど楽しい楽曲が完成しました。またジャワガムランの演奏指導には、増田久未さんに全面的にご協力いただきました。

新曲の練習が始まる年明け、全国的な新型コロナ感染症の増加を考慮して、1-2月の新曲の練習は、初日から関東と高知をZoomで繋げてのオンライン形式による出前音楽教室となりましが、3月は成果発表に向けて新曲完成に向けた初の対面授業を行い、直接こどもたちへ演奏指導を行いました。発表会でもZoomを活用して、インドネシアのスラバヤ市と学校を繋げて、スラバヤ市と在スラバヤ日本総領事館の職員の皆様にリアルタイムにご高覧いただきました。

■世界の音楽に触れる特別授業
2020年10月
講師:飯田茂樹(バリガムラン研究・奏者)、増田久未(ジャワガムラン研究・奏者)、宮内康乃(作曲家)

■ガムラン新曲授業 
2021年1月~3月

宮内康乃 作曲・作詞「カメカメ Kura-Kura」(2021)
指導:増田久未(ジャワガムラン研究・演奏)
音楽教諭:鍋島史(春野東小学校)
演奏・作詞:春野東小学校4年生

動画教材(オンライン授業用)
演奏:ガムランユニバース(飯島あづき、今泉佳奈、浦畠晶子、奥山詔子、加藤駿吾、黒木泰志、後藤弓寿、田口琴巳、増田久未、宮内康乃、山岡秀和)
録音・撮影:篠崎耕平
会場協力:オフィスKUMI

記録映像・編集:甫木元空
記録写真:釣井泰輔

プロフィール

〇作曲家プロフィール

宮内康乃 Yasuno Miyauci[作曲家]
1980 年、神奈川生まれ。音楽パフォーマンス集団「つむぎね」主宰。楽譜をつかわず、人間の声や呼吸といった身体にもとづく有機的なリズムをもとに音を紡ぎ出していく独自の音楽メソッドを展開。映画、ダンス、演劇、美術の分野とも多数協働。日本の音楽の源流といわれる仏教音楽の聲明、三味線、箏、笙、正倉院復元楽器などの新作作曲も手掛ける。2016年、ACC グランティとしてNY 滞在。2018 年、国際交流基金アジアセンターのフェローとして、マレーシア、カンボジア、タイ、インドネシアにおける音楽の伝統とコンテンポラリー、その社会との関わりをリサーチ。令和元年度には、高知県立美術館主催のアーティスト・イン・レジデンス事業にて初来高。10日間の滞在中には、高知特有の土着信仰や遍路文化、神楽、祭りにある音楽性を中心に調査した。東京学芸大学G類音楽科 作曲専攻卒業。中学、高等学校教員免許(音楽)取得。


〇講師プロフィール

飯田茂樹 Iida Shigeki [バリガムラン研究・奏者]
1958年静岡県沼津市生まれ。国立音楽大学ピアノ科を卒業後、インドネシア政府留学生として1983年から86年までの3年間、バリ島のインドネシア国立芸術大学に留学しガムラン音楽を学ぶ。東京学芸大学大学院音楽教育学修士。日本インドネシア・バリ教育文化協会JIBECA代表。https://www.facebook.com/jibeca2016

増田久未 Masuda Kumi [ジャワガムラン研究・奏者]
東京都出身。東京芸術大学楽理科在学中より、ジャワ島のガムランを学ぶ。2014年度インドネシア政府奨学生としてインドネシア国立芸術大学スラカルタ校へ留学。練馬区でガムラン練習会《サマサマ》を開催。若手ガムラン演奏チーム〈ガムランユニバース〉主宰。東京音楽大学大学院音楽研究科修士(音楽教育)。

スクールプログラム(出前教室)について

子どもたちが、美術をはじめ、映画、音楽など、さまざまな芸術に関心をもち、親しみ、理解を深め、感性豊かな心を育むきっかけの場となることを願い、学校と美術館、子どもたちとアートをつなぐスクールプログラムを各種行っています。

<<『スクールプログラム報告書』はこちらからご覧いただけます。

ガムラン新曲「カメカメ Kura-Kura」成果発表の様子(2021年3月 春野東小学校)記録映像:甫木元空

特別授業の様子(2020年10月 春野東小学校)記録映像:甫木元空

<高知ライブエール・プロジェクト全体広報物>
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